ハラハラ

ハライチ×ハライチ@表参道GROUND
ネタはまあもちろんのこと、芸人本人に興味が湧くというのはたいへんタチが悪いことですね。でもしょうがない。属性というものはテレビ画面を通じてもにじみ出てしまうもので、アメトークとかトーク番組でもある程度はひもとけるものではあるけれど、やっぱりそのそこはかとない黒さ(言っちゃった)を掘り下げてみたくなるわけですよ。そうするとトークライブに行くしかない。だって、だってだって岩井は絶対ドエスなんですもの。あとわたしは黒髪ストレートで目が細い男に弱いのはなんでなんだろう。今まででいちばん盲目フィルターの度が強いことは自覚しています。
トークライブは地獄への門。わたし背景を知らずに気になりだして、あとから友達に「あそこも幼なじみだよ。しかも幼稚園から」と教えられて戦慄しました。同級生コンビに弱いったらない。
客層が不思議な感じでした。もちろん若い女の子もいるけど、カップルとか中高年の人とか男子2人連れとか実に幅広い感じ。うちのおかんもおもしろいって言ってたし、もしかしたらおばちゃん世代にも受けてるのかも。
年末トークM-1、7位だったけど岩井「900万もらったからね」澤部「そんなもらったの?1位と100万しか変わらないじゃない」岩井「2位以下は一律で900万もらえる」澤部が結膜炎にかかってずっと目が赤かった話。岩井「おまえの左目真っ赤で別の生き物みたいだったな。左目に本体操られてるみたいな。キルバーンみたい」澤部「ダイの大冒険のな」ツーカーですね^^
お正月休みトーク。澤部は沖縄一人旅でパワースポットに行ったらギャル&ギャル男カップル3組に囲まれて「〜のヤーツ」の振りをされて困った話。岩井は3日間の休み中ずっと実家の自分の部屋を模様替えしていた話。床が白黒の市松模様の取り外しできるフローリングタイルみたいなんだけど、それを並べ替えて白黒のボーダーにしてたんだと……。どんどん部屋の調度品がモノトーンになってってるらしいよ!
企画コーナー。音楽好きな岩井が考えてきたのは「音楽イチ番」という、シチュエーションごとにそれぞれが1曲選曲して発表するというコーナー。「恋をした時に聴きたい曲」岩井は小学校のときから好きなスピッツの「おっぱい」。ああほんとにスピッツが好きなんだなあ!「スピッツさんこんな曲書くの?」という驚く澤部に「小さいとか大きいとか関係なく、自分の彼女のおっぱいが世界一という歌です」と解説する岩井。「いちばん初めに付き合った彼女がおっぱいがぺったんこだったんだけど、金色のキャミソール着てて『なんで胸ないのに金のキャミソールなんか着てるんだよ』って言っちゃったことがあって」とドエスエピソードを披露する岩井…。ちなみに澤部は松浦亜弥の「絶対解ける問題X=ハート」であややのファーストアルバムだいすきっこのわたしはひとりでにんまり。なぜこの曲が好きなのか熱く語る澤部に苦虫を噛み潰したような岩井の表情が忘れられません。「イントロが好きな曲」は岩井がYUIの(曲名忘れちゃったけど)「私にとって音楽とは〜」みたいな語りが入ってる曲。「なんだよ!そういうのでいいのかよ!俺すごいマジなやつにしちゃったよ」とレッチリの「can't stop」だったっけかな。マジでかっこいいやつで照れる澤部。レッチリ好きで何度もライブに行ったことある澤部が、ボーカルがこの曲のイントロの途中で飛び跳ねながら出てくるという再現をやって、エアベースやってた岩井が驚いてよけるというミニコントがおもしろかった。「聴いてて不快になる曲」は岩井がビートルズの「Come together」で、イントロの「シュッ」っていう音に腹が立って仕方ないと。澤部「でもあれだってジョンかポールがやってるんでしょうから」岩井「シュッっていう人雇ってるんじゃないの?」澤部「シュッおじさんとかいませんから」澤部は「恋のマイヤヒ」(笑)なんでこの曲が流行ったのかわからない、昔飲み屋で飲み過ぎて吐いてたときにこの曲がかかりまくってたから聴くと気持ち悪くなるんだって。
澤部の企画は、お互いにいいところを3つ、悪いところを1つ言い合おうという「飴とムチ」。澤部→岩井「家族思い」いまだに上尾の実家暮らしの岩井、お母さんとランチ行ったり誕生日にはちゃんとプレゼントあげてるんだって。「自分の誕生日はお母さんが生んでくれた日だと思ってますからね」真顔で言える岩井いいねえ!「サイン書く時の『へ』」検証してみましょうと書かせる澤部。「○○さんへ」の「へ」が昔のアイドルとかがよく書いてたようなちょんちょんつける「へ」で「今どきこんな『へ』書いてる人います?」と澤部。「この『へ』が可愛らしいからいつもここ岩井に書かせるんですよ」確かに80年代のアイドルみたいだよな…昭和が過ぎる…。「雑誌のエロDVD」大量に漫画雑誌を買う岩井、たまにグラビアアイドルのDVDがついてたりすると澤部にあげるんだって。岩井「俺全然そういうの興味ねえし、袋とじも開けないからな」なるほどね…ふふふ…。ダメ出しは「最近ゆるい」ピカルの岩井フィーチャーでアップになるときに、よりによって前歯の真ん中に青のりがついてたりしたらしい。澤部「どうしてそれまで1時間ぐらい鏡見てんのに気付かないんだよ」岩井「髪の毛に神経傾けすぎてるからな」営業でジャンケン大会とかのときも、自分がパー出してるのにグーの人残ってくださいとか言うらしく岩井「ジャンケンって難しくね?」澤部「いちばんシンプルなゲームですけども」
岩井→澤部「何でも美味そうに食べる」「いつも楽しそう」「歯がきれい」澤部「……なんかいいところ弱くね?」ちなみに澤部は30分ぐらい歯磨きに費やすそうです。ダメ出しは(言葉が正確じゃないけど)「全然モテないゲス童貞野郎」で澤部そりゃ怒るわな。岩井「童貞のくせにとか思っちゃうんだよな。童貞のくせに個室ビデオとか行くし」澤部「別に関係ねえだろそれは」岩井「俺はエロスに興味ないから」澤部「エロスに興味ないなら人間やめちまえ!!」もう1個用意してきてて「息くっせー」というシンプルなダメ出しで、それに対して澤部が「おまえだってワキくせえじゃん」岩井「言うな言うな言うな」
最後にちょっと今日のトーク内容を織り込みつつ漫才を1本。独特のノリボケ漫才って、ほんとにこのふたりの普段の会話の延長線上にあるものなんだなと実感。岩井のむちゃぶりに澤部はいつもちゃんと1回乗るんだよね。こういうスタイルの漫才になるのもさもありなんと腑に落ちました。エンディングではピカルのイベント来てねーという話。1000人くらい来場予想してるらしいんだけど、そのうち半分は平野綾ファンのotkなのではと危惧しているらしいですよ…そうか…行くつもりだったけど怖いな…。岩井「そういえばこの前まじかるタルるートくんの話するっていってできなかったな」なんだそれ!そうか岩井も漫画読みならそういうトークたくさん聞きたいな。世代がだいぶ違うけどな!
開演前にしきりにアンケートにご協力お願いしますと言っててめずらしいなと思ったんだけど、アンケート出すと記念品もらえるって仕組みだったのね。その記念品がツーショットの生写真!いいね…。単純な俺…。でもこうすれば回収率が絶対的に上がるよね。今生写真まじまじと見たら岩井がスピッツの2010年ツアーTシャツ着てました。で、帰り際にお見送り握手してくれるというシステムで血中濃度が一気に上がったんだけど、ここまで自分がどもったのは初めてだったね!オデきもい!岩井に「楽しかったです!ピ、ピカルのイベント行きます!」って言ったら「ありがとうございます」って手を離したあとに軽く左手を挙げて言ってくれて、その角度が自分的にドンピシャすぎて帰りの階段でムフムフしていたのは内緒です。フィルターの度が強すぎて頭クラクラしそうだよ!!
腹抱えて笑うってことはなかったけど、ふたりの仲の良さがにじみ出ててほんわかした気分に。にこにこしながら見守るって感じでよかったです。でもふたりとも24なんだよなー。でもそんな若いような感じがしないのは、やっぱりわたしの昭和的なものを引き寄せる誘蛾灯的パワーが働いてしまったからなのでしょうか。なんでこんなに必死こいてレポしてしまったのかわかりません。全然わかりません。でも楽しかったです。