海底2万マイル超

はてなブログ移行記念、ひさびさの穴掘って叫ぶ回です。しかも無駄に長い。

 わたしははてなダイアリーをこよなく愛していましたので、ブログに移行してね!期限をすぎると更新できなくなるよ!という無情なお知らせに心底がっかりして、嫌々移行作業を完了してもやっぱり仕様が気に入らなくて、別にそれが原因ってわけではないんですけど、ひさびさに王ロバ案件が溜まったので更新することにしました。

なんでしょうね、ツイッターって好きなことをつぶやいていいはずなのに、度を超したネガティブはどうも投稿しづらい。しかもどんどん発言が流れてしまうから、あのとき井戸の底にいたな、めちゃくちゃしんどかったな、ということを読み返して噛みしめることができません。不幸を自給自足しがちなわたしにとっては大問題なので、困ったときの駆け込み寺ことこばしりに受け止めてもらおうと思います。

漠然としたかなしみがすごい。
ストレスフルな毎日というわけではないのに、むしろのんべんだらりと生活しているだけなのに、やたらと内省的になってしまっていかんですよ。そんなこと他人と比べてもしょうがないのに、ということばかりで落ち込む毎日です。くわえて、去年8月にそうとは知らずブラック企業に転職してしまった夫の帰宅は毎日深夜1時前後、それから夜ご飯を食べるありさまで、しかも先月から毎週2泊以上の出張を命じられ、出張してると普通の仕事ができないからと土日も家で仕事をしています。もともと丈夫な人なので風邪ひとつひかないし弱音も吐かないんですけど、さすがに参ってきているのか愚痴が多くなってきました。早く転職させてあげたいのだけど今のプロジェクトがひと段落つかないと無理らしく、わたしは自分の無力さに涙を流しながら背中をさすることしかできずにいます。
あまりに心配で以前夫のことについて占ってもらう機会があったんですけど、わたしが滔々と夫のかわいそう状態について説明していたら占い師が不思議そうな顔して「めずらしいですね、普通旦那さんいないと楽でいいとか言う人多いのに」とか無礼なことを言うので、わたしタロットカードをその人めがけて投げつけてやりたくなりました。そんなに変ですかね、夫を心配することが。わたしもむきになって口をとがらせて「だって死なれたら困るじゃないですか生活とかいろいろ」とか言いましたけど、別にそんなことが言いたいわけじゃないんです。あなたの家庭がどうか知りませんけど、わたしは夫が大事だし、毎日夜は一緒にご飯食べて溜まった録画見てゲームして愉快に過ごしたいんです。なんでそんなことあんたに言われなきゃいけないんだハアハア。
思い出しただけで涙が出てきました。占いの結果はまあまあ期待できるものだったのでそれについては安心しましたけど、その前段があまりにもあまりにもだったので、心の底に溜まった澱はちっとも消えてくれません。

もっとひどいブラック企業に勤めてる人ももちろんいるでしょうけど、わたしも夫もなんだかもういっぱいいっぱいで、3月いっぱいでこの生活は終わるっぽいんですけど、そんなのちっとも当てになりません。言っちゃなんですけど夫はできる人だし新入社員なので、使えない人ばかりの会社でいいように使われているようです。一刻も早く手を切ってほしい。そんな会社で飼い殺されるべき人間ではないよ。社長も、自分の結婚式を兼ねて社員旅行先をハワイにして社員からご祝儀とって向こうで結婚式やって、クリスマスイブの日にわざわざ結婚式のアルバムを社員の家に送りつけてくるようなろくでなしなんです。なにがハッピークリスマスだばかやろう。引き出物が装丁凝りまくったハードカバーの超分厚いアルバムとかまじで火つけてやりたい、まだ変な皿とかのほうが使いみちがあるっつうの!

わたしはわたしで夜ひとりの時間が長すぎて、観劇の予定をバンバン入れたりひたすらドラクエをやったりして、でも夫が帰ってくる前に眠くなってしまって、夫は冷凍食品でいいよと言うのだけど毎日そういうわけにもいかないし、でも作り置きできるメニューにも限界があってわたしもひとりだと何も作る気力が出ないし、なんかもう、負のスパイラルがすごいです。時間があるくせに部屋も荒れ放題。

こんなことツイッターに書けないじゃないですか。ありがとうこばしり。

きっとこれが諸悪の根源なんだと思うんですけど、翻って自分についても落ち込むことが多すぎて気が滅入ります。
最近、人が何かを好きな気持ちというものに触れる機会が多くて、そのどれもがやっぱりとても深くてひたむきなのです。これこそ人それぞれだし、たかが娯楽なんだから深刻に考えることじゃないんですけど、ほら、わたし感受性モンスターじゃないですか(じゃないですか話法)。わたしは好きな人のことを調べてもすぐ忘れてしまうし、そもそも好きになりすぎるとなぜか急に手放したくなってしまう。わたしが行けなかった、観られなかったイベントのレポとか悔しさ千万なので読もうともしません。そこまで好きじゃなかったりほとぼりが冷めるといくらでも読めるんですけど、きっとわたし以上にすごく詳しい人に嫉妬してるんでしょうね。ほんとうに意味がわからない。自分の感情が千々に乱れることを恐れるあまり、その人が出てるものを観ることにストレスが伴うというほんとうにめんどくさい性格なのです。いや、観るんですけど。話についていけなくなったりそれでまた疎外感を覚えるのがつらいので。だけど憂鬱な気分がつきまとってしまう。なんなんだ自分!まじで生まれ直したい!!!
それは人だけではなく、好きな小説も映画も大切なはずの思い出も、どんどん記憶からこばれ落ちていく。好きなものが多いくせにどれもまったく蓄積せず、血となり肉とならないのです。ものによるけど手に入れたらわりとすぐに興味を失って、でも欲望だけは激しくて、人を羨む気持ちだけはいっちょまえに強くて、だからこそいろんなものに手を出しては自分のくぼみを埋めようとしているのかもしれません。
これはリアルでも変わらなくて、人の話とか聞いてもすぐ忘れてしまう。興味がないわけじゃないんだけど「あれ? 前に聞いたことあったはずなのに全然覚えてない……」って愕然としてしまう。わたしは何に対してもほんとうの意味で執着がないのかもしれないなあ。さみしいこってす。

自分の薄情さに寒気がします。よく母親にも「あなた冷たいわよね」と言われるので、もう親しい人にはとっくに見抜かれてるんでしょうけど。見抜いちゃっても友達でいてくれる人たちにはほんと感謝しかないです。わりと外面はいいほうです。

空はこんなにも青く季節はだいぶ春めいてきたのに、毎日こんなどうしようもないことで鬱々としています。やあ、こばしりっぽいですね!!!
明確な不幸ではないのがまた厄介です。なんとか打開策を見つけたいですね。自分のことなのにどこかすべてが他人事のようです。でも文字にしてぶつけたら少しだけすっきりしました。誰かとしゃべってると気が紛れるのでこんなわたしでよければどんどん誘ってくださいね☆(どの口が言う