きっと明日もいいトモロー

10月22日火曜日、笑っていいとも終了発表の時間、わたしはうどん屋にいました。そんなこととはつゆ知らず、150円のエリンギかき揚げを載せた550円のわかめうどんをすすっていたのです。お昼から帰ってきたわたしを、同僚がこう迎えました。
「いいとも、終わるんだってね」
「いつものあれでしょ」と笑いながら答えたら、「だってヤフーに載ってたよ」とページを見せてくれました。来年3月終了と、具体的なことが書いてありました。
衝撃的でなかったと言えば嘘になるけど、わたしは心のどこかでこんな日が来ることを覚悟していました。最近のいいともはオープニングとテレフォンショッキングとエンディングにしか、タモさんが出てこなかったからです。そしてそんないいともを、わたしはもうちっとも見なくなっていたからです。
わたしはその瞬間を見逃したけれど、きっと淡々と、なんの執着も見せずにタモさんは終了を語ったのでしょう。終了をスタッフから告げられたときも(おそらく話し合いがあったと思いますが)きっとタモさんは動揺も見せず、「あ、そうですか」とつぶやいたのではないかと、勝手に想像してしまいます。
タモさんにとってギネスはおまけでしかなく、番組自体があまりにもひとり歩きしすぎて、冠番組であるという自覚すら、もうなくなっていたのかもしれません。
電車や坂道や古地図やお酒などとても多趣味なのに、ちっとも「オタク」という言葉が似合わないタモさん。執着しすぎて何度も痛い目に遭ってきたわたしには、タモさんのような「ただ詳しい人」というポジションがまったく理解できませんでした。
タモさんは幼稚園のころ、まわりの園児があまりに子どもじみすぎていて、バカバカしくなって園をやめたといいます。
あの冷徹なまでの客観性はいったいどのように培われてきたのか気になるとともに、あの客観性があるからこそ、人はタモさんに魅了されるのだと思います。だからブラタモリタモリ倶楽部でタモさんが好きなものに対してはしゃいだり、真剣になりすぎるあまり無口になったりすると、とても心が躍るのです。
いいともが終わるということは、日本のテレビ史が大きく変わるということです。たとえばわたしが今子どもを生んだとして、その子はいいともという番組があったことを知らないのです。なんというか、大げさに言ってしまえば、ある種の恐怖を感じます。
いいともは、日本のお昼の象徴でした。たとえテレビをつけていなくても、今日もアルタにタモさんがいる、そういう安心感がありました。
そういえば、ちょっと前に流行ったインタビューズで、いいとものことについて書きました。
http://theinterviews.jp/piyomaruko/2119860
読み返すとちょっと泣けてきます。
3回応募が当たり、2回観覧しました。1回は震災で中止になってしまったのです。アルタの外で整列していたわたしたちの前に現れたタモさんは、何人もSPを引き連れてやってきて、色めき立つわたしたちに照れくさそうに少し笑って小さく頭を下げました。「仕立てのいい」という形容詞がよく似合う格好をしていて、ほんとうにかっこよかったんです。「本物だ!実物だ!」という突き上げるような感動は、他のどの芸能人を見ても感じることのないものでした。
初めての観覧は2010年11月19日、今井美樹がテレフォンゲストの回。オープニングが終わって「いいとも!」とみんなで拳を上げ、CMに入るとタモさんがこう叫びます。「朝ごはん食べてきたかー!」客「イエーイ!」タモリ「愛し合ってるかーい!」客「イエーイ!」その応酬を何度か繰り返したあと、タモリ「朝エッチしてきたかー!」数人の客「イエーイ!」タモさんを中心にレギュラー陣がイエーイと叫んだ前の客のところに集まり、「そりゃおめでとう」と声を合わせます。その流れるような団体芸に、わたしは軽く頭を殴られたような衝撃を受けました。テレビに映らないこんなやり取りが毎日行われていたなんて!
そしてテレフォンショッキングのセットが登場し、定位置についたタモさんは客に向かって静かにこう言うのです。
「せっかくいらしたんだから、すべてを見ていってください」
このときに感じた気持ちを、わたしはいまだに言葉にする術を知りません。タモさんのすべてがこのひとことに詰まっているような、しんしんと胸に深く刺さるこの言葉。4年経った今でも、この言葉を口にしたときのタモさんの声のトーンや表情まで、はっきりと鮮明に覚えています。でもこの言葉のあと、タモさんは「私は地毛です」と神妙な顔つきで言って、思わず客が拍手をすると「地毛に拍手っておかしいでしょ」と笑いました。そこも含めてすべてってことか! さすがアイコンとしてのタモリのお役目もきっちり果たすタモさん。ほんとうにかっこいい。
とても不思議な気分でした。テレビの前で見ていたとおりのことが、実際に目の前でおこなわれている。CM中やセット転換など、裏側をおまけ的に見られるプラスアルファはあれど、全体的な印象としてはまったく変わらないのです。客席の歓声もざわめきも、テレビで見ているときには耳障りに感じることはあれど、100人のうちのひとりになってしまえば、ほとんど気になりませんでした。それどころか、自分が大衆になっているという、よくわからない感動がありました。たくさんの有名人がひしめき合い、素人と丁々発止を繰り広げ、日々違うゲストを迎えて、一筋縄ではいかない放送のはずなのに、なんの淀みもなくスムーズに進行し、ちょっとした影すら見せず、こうやって毎日作られているんだ。それってほんとうにすごいことだと思ったのです。
きっとこれでハガキが殺到するだろうけど、ダメもとでもう一度ぐらい応募してみようかな。生でタモさんを見られる貴重な機会がなくなってしまうんだもの。
でも、タモさんがいいともから解放されるということは、タモさんの趣味に沿った番組が誕生するかもしれないということです。ブラタモリがまたレギュラー放送になるかもしれないのです。「音楽は世界だ」みたいな番組が復活するかもしれないのです!!
そして、ぜひプライベートを充実させて、旅行に行ってほしいです。船にも乗ってほしいです。タモさんはいろんな土地に詳しいのに、ほとんどが路線図上だけの知識という事実がいつも切なくてしょうがありませんでした。これからは自分の足でゆっくりブラタモリして、見聞をもっと広めてほしいのです。
そしていいともが終わるということは、今までのいいともを振り返る特別番組や、特別構成が増えるということです! さんまとの立ちトークコーナーが復活するかもしれません! 終了を控えてなお輝きを放つ笑っていいとも! 我々タモリストにとって舌なめずりの日々が始まります。
いいともは終わるけれど、森田一義アワーはまだまだ終わらないんだぜ。

追記:いいとも終了の裏側が爆笑問題カーボーイで明かされたそうです。
http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-2783.html
全部、タモさんがひとりで決めたことなんですな。引き際を自分で決めるなんてめちゃくちゃかっこいい。「スタッフ、出演者、みんなタモリさんが好きですよ」という太田さんの言葉にうっかり涙ちょろり、ますますタモリスト度が加速していくよ。

帰ってきた博士と助手

部屋の人口は増えましたが、あいかわらず「通称:博士と助手」、いわゆる食いまくり合宿(日帰りだけど)は行われています。むしろ食べる人数が増えたので助かるぐらいの勢いです。ホームベーカリーという文明の利器を手に入れたから選択肢がさらに増えたんだぜ!!
ベーカリーとは名ばかりで、うどんでもパスタでもピザでももちでも生チョコでもジャムでも作れちゃう万能っぷり。すごい。そこまでできなくてもいいのに……!と機械に対して畏れを抱きつつ、せっかくできるんだからひとりじゃやらなさそうなやつを!というわけで、パスタとピザに決定しました。実はこのラインナップ、博士と助手の記念すべき第1回目に博士が挑戦してくだすった品なのです。今みたいにベーカリーなんぞないから、すべて狭い1kのわたしんちで手作業!発酵はベランダで!それでもできたんです。懐かしいなあ。
そして博士と助手に欠かせないのがケーキ作り。今回はオットの人のリクエストもあってベイクドチーズケーキに決定!博士渾身のデコレーションは見られないけど、きっとビザとパスタづくりで手一杯になっちゃうからこのくらいほっとけるケーキがちょうどいい!なんか失敗が少なそうだし!(年を取って守りに入りました
というわけで、とりあえず時間のかかるチーズケーキから仕込みまして、その間にベーカリーちゃんを働かせ、博士とけむたんはちゃっちゃとソースを作り始めます。レシピとかなんも見ないで!すごい!シェフか!
ベーカリーちゃんがピーピー言うのでフタを開けましたら、当たり前だけどちゃんと生地ができているのであらためて感動。もっちもちすべっすべしてて触り心地がいいのでペタペタさわってしまいます。できたての生地は布巾をかけて少し休ませるんだって。かわいい!おやすみなさい!!
休憩時間が終わったピザ生地を綿棒で伸ばして、博士特製のトマトソースを塗って1枚目のピザ、マルゲリータの完成だよ!

う・ま・そ・う……!!
というかほんとにウマウマウーでした。ちょっとパンピザっぽくて、そのへんが「さすがキミ、ベーカリー出身だね☆」という感じがして愛らしいです。ちょっとどうかってぐらいおいしい!チーズもとろ〜り!4人で2切れずつのボリュームが瞬時になくなったよ!
ピザはおいしいんですけども、うちには立派な石窯などございませんので1枚食べたらまた1枚を最初から作らねばなんない!生地はいっぺんに2枚分できるからいいんだけど、マルゲリータでお腹満たしてからまた綿棒で伸ばして、今度は魚介のピザ!シーフードだからトマトかオイル系のアンチョビソースとかかなーと思ってたら、なんと博士がベシャメルソースみたいなのを作りおった!!

初めて食べる味なんだけどまたしてもウマウマウー!!!なんだこれ!オリープも入ってる!しかもピザチーズを1袋全部使ったからチーズが贅沢にとろけているよ!!博士またこれ作ってくだせえ…!!
そして最近料理づいているオットの人が「じゃあ肉でなんか作るべ」と、スペアリブとじゃがいもをローズマリーで蒸し焼きにした、なんか豪快な料理を作りました。

またもやボリュームがすごい。
塩コショウのみの味付けなんだけど、お肉のエキスが染みててうんまい。でも本人はちょっと出来に不満らしく反省していたので、後悔ばかりで反省のないわたしとは大違い!見込みがあるぞよ!
で、この時点で口には出さないけれどみんなかなりの満腹感を感じていました。なぜわたしたちはこうも作りすぎてしまうのか。人がひとり増えたので、ピザ2枚とパスタだけでは足りないのではないか、小麦粉だけでおかずがないのは寂しいのではないか、冷蔵庫ではチーズケーキが冷えているというのに、わたしたちはいつもご飯が足りないのではないかという強迫観念にとらわれてしまうのです。なぜだ!なぜなんだ!!そんなわたしたちの貪欲精神によって労働を強いられたベーカリーちゃんがパスタ用の生地を作ってくれちゃったから、我々は前進しなければならないのです。「おなかいっぱい」それは我らの活動において禁句!なぜだかわからんが禁句なのだ!!狂ってる!!
狂ってることは自分たちがいちばんよくわかっています。生まれも育ちも国籍も日本であるイタリア人のけむたんの指導のもと、パスタ生地を細長く伸ばし、親指でクルッと貝みたいな形にする、なんかおしゃれなパスタを作っていきます。この作業がびっくりするぐらい果てしなくて、わたしたちは次第に無口になっていきます。「おっだんだんうまくなってきた」「コツつかんできたんじゃない?」「いいね!耳たぶみたいな形!」などと、どんどん増えていく耳たぶの山から目をそらしながら、手だけを動かしていきます。「これを食べるのか……」そのひとことを口にした瞬間に、この世界はあっという間に砂と帰すのです。
できあがった耳たぶの群れは、どう見ても大量でした。これを茹でたらまた増える。そんなことはみんな知っています。だから写真を撮ることすら忘れ、早急に茹でて作っておいたソースを和えるのです。おお!美味しそう!

うちにあるいちばん大きな器に収容いたしました。なんでこんなに増えたのかはよくわかりません。
確かに味はおいしいけど、歯ごたえもっちりで小麦粉感がすごい!すでにいっぱいのお腹がすぐに限界を迎えてしまうよ!!おいしいんだけど!おいしいんだけど!きみとはもっと空腹のときに出会いたかった……!!
おそろしいことに、この話はこれで終わりではありません。
冷蔵庫に控える乳脂肪分の塊を、覚えていらっしゃるでしょうか。そう、ベイクドチーズケーキです。この期に及んでものすごく腹持ちのいいケーキです!じゃーん!!!

おそらくビジュアル的には史上最高の出来です。うまそう!!いつもみたいに食べてみたら意外とおいしいっていうやつじゃない!!見た目からして美味しそう!!

食べてみたらやっぱり美味しかったです。それなりに砂糖を入れたのに甘さ控えめな出来になっていたのがおそろしいですけど、でもこれだけの満腹状態でもパクパク食べられたというあっさり具合。チーズケーキをあっさりと評してしまうあたり何かがもう麻痺しています。
これ、土台をリッツとかビスケットとかではなくて、小麦胚芽入りのクラッカーにしたんです。それがちょっとしたカロリーオフ感にもつながってるのかもしれんね!ほんのちょびっとだけどな!!
小麦粉、小麦粉、肉、イモ、小麦粉、チーズを摂取した1日でした。例年にない野菜不足っぷり!!いいんです。たまにだから。わりと「たま」が多いことについては触れてはいけません。美味しいものを美味しく食べられるのは幸せだからいいんです!自分を正当化しなきゃこんな企画やってられないYO☆ 次回はリッツパーティーとかいう狂気のアイディアが出ましたけど、果たしてどうなることやら。待て次号!!

はてなつめっこだし×2

涼しいけど涼しくない。まだ夏は終わってなんかいない。9月?残暑でしょ?それすなわちまだ夏ってことでしょ?朝晩涼しいよねーってこっからまた暑さ盛り返してくるんだから!え?冷えるからカーディガン持ってけって?うん、一応持ってくけど、持ってくだけだからね!!
というわけで気づいたら季節が変わりそうな空の色になっていました。変わりそうになってるなーって思ってるだけで、まだ秋空とは思っていません!うろこ雲見るけど!(往生際わる子ちゃん
ここんとこひさびさにBOU-SATSUの毎日で、まあすなわち忙しい自慢なんですけど、つめっこをアップできないままもう次のデザインに突入しています。なので今回はまとめて載っけるぜ。
まずは夏真っ盛りネイルから。


なんかいる!
上の緑色のやつは白菜ではありません!!ちょっとそう見えるけど!!かき氷だよ!ファンシーな感じの!!メロンとブルーハワイだよ!!
ついにかき氷をキャラクター化してつめっこに宿してしまうほどに愛がほとばしってしまったのでした。結局、この夏思ったほどかき氷食べられなかった悔しさも込められています。
そして突如として訪れたクリアネイルブーム。ちょっと前までだったら塗らないなんてもったいない!と貧乏根性丸出しにしていたところですが、夏は原色だけじゃなく、透明感でも表現できるということにようやく気づきました。遅い。
なにこれー!かわいいー!とわりと評判のデザインでしたが、これけっこう飽きるのが早くてこんなはずじゃなかった感が早々に立ち込めていたのでした。やっぱり色がついてないとわたしは満足できないのだろうか。因果だ。
そして8月も終わってしまうよね……と一抹の寂しさを覚えながら次のデザインにチェンジ。


宇宙だよ!!
わたし実はほんとうに宇宙デザインが大好きで前もやったことあるんだけど、1年中これでもいいってぐらいなんです。ちっとも飽きない。この絶妙な色合い、ほんとネイリストさんって天才なんじゃないかと思う。実はフットネイルもチェンジして、足の親指も宇宙にしてもらいました。
とか言ってますけど。
実はあまちゃんネイルにしようと思ってたんです。放送もそろそろ終わっちゃうし、オタクのわたしとしてはあまちゃんゆかりのデザインをつめっこに散らしてひとり祭りを開催しようと思ってたんです。でも色的にバラバラでデザインの構想もうまくいかず、ネイリストさんにちょっと相談しようと思って、「今日はイメージとかあるんですか?」と問われた際に恥ずかしながらも「あまちゃんって朝の連ドラあるじゃないですか」って言ったところ、
「あ、ごめんなさい、私よく知らなくて」
彼女は「あまちゃん」というドラマのタイトルも知らないようでした。見てはいなくても存在ぐらいは知ってるはずだ、当然通じるものだとてっきり思い込んでいたわたしは、ほっぺたをひっぱたかれたような気持ちになりました。ああ、そうか、こんなに社会現象になっていても、知らない人は知らないんだなあって。
言いようのないむなしさを覚えて、わたしはデザインを変えることにしました。もう、有り物のサンプルの中から選ぼう。説明するのとかめんどくさいや、ああ、ちょうど宇宙ネイルやりたかったし、色変えるだけでデザインも全部同じにしよう。
まあ結果オーライなんですけど、ちょっと心が折れちゃったなあというお話。でも彼女はちっとも悪くありません。家にテレビがない、もしくはほとんど見なくて、ネットもほとんどしなかったらあまちゃんというドラマが流行っていることを知らなくても当然なんです。実際そういう人もたくさんいると思います。でもわたしは、わたしを取り巻く世界がすべてだと思い込んでいた。その他の世界を想像することができなかった。思い上がっていたんです。
届けたいものがあっても、届く/届かない以前に、届けようがないっていう場合もあるんだなって。
……たかがつめっこの話がなんだか壮大なテーマになっちゃったYO!また悪いクセが出ちゃったんだぜ☆

まんたのイエーイ!

オードリーのまんざいたのしい2013@紀伊國屋ホール
オードリーが4年ぶりに単独をやるという。しかもタイトルが「まんざいたのしい」。これはもう、せっかく手に入れたオットの人を質に入れモニョモニョ(断言できない)行かなければいけない。ずっとずっと、夢にまで見ていたオードリーの単独をこの目に焼き付けなければ、かつてどん底の時期を彼らに救われたわたしのけじめがつけられないのではないかと、アタマのおかしな仰々しい覚悟を持ってわたしは紀伊國屋ホールに向かった。
公演は、とてもシンプルなものだった。漫才と幕間の映像、たったそれだけ。どのコンビでもやるような、いや、今となっては漫才コンビも単独となるとコントに挑戦したりするから、あくまでもタイトルに忠実な、彼らの主戦場で真正面から漫才を見せていく内容でした。ふたりが上下から出てくるだけで胸がはずむあの感じ、あれを違う漫才が始まるたびに飽きもせず味わって、わたしはカラダがふわふわと浮いているような気分でした。サンパチを挟んでふたりが立っているだけで泣けてくるこの気持ち、こんなの他のどのコンビを見ても感じたことはありません。少し前かがみにしゃべる若林、どっしりと鳩胸で構える春日、たまにうまいこと言う春日に不意打ちされてのけぞりながら笑う若林、噛んだことを指摘されて汗を拭きながら苦笑する春日、悪ふざけしはじめるふたり、お約束の「おまえそれ本気で言ってんのかという伝統芸、もうすべてが様式美と化していて、すごく気持ちの悪いことを言ってるのは重々承知の上で、結局最後に残るのは幸福感にほかならないのです。
春日に言ってほしい言葉をたくさん織り込むことでおなじみの若林のネタも、ステージの上でほんとうに楽しそうに伸びやかに漫才をしているふたりをみていると、めちゃくちゃ微笑ましい気分になって、これまでちょくちょく感じていたひねくれた気持ちがちっとも顔を出さないことに気づきました。春日のセリフはほぼ台本通りのはずなのに、春日自身から出ている言葉のように思えてしまったからです。
……ああ、言葉がうまく出てこないな。オードリーを語るとき、わたしはいつもこのもわっとした思考の雲を言葉にする方法がわからず、途方に暮れてしまいます。気持ちがいつも先走って、言葉が追いつかないのです。
ただ、あのときに似ている、と思いました。昔、バンプオブチキンロックインジャパンフェスのグラスステージ(いちばん大きなステージ)に初めて立ったときです。藤くんは麦わら帽子をかぶってステージにふらりと現れました。バンドはまだ今ほどカリスマ的ではなくて、でも天体観測で一気に火がついたあとだったので、ステージ前をたくさんのお客さんが埋め尽くしていました。
今よりもまだつたない演奏が始まって、青い空をバックにひたむきに音を鳴らす4人の姿を視界に収めたとき、突然こみ上げる気持ちがありました。なんというかけがえのなさを抱えたバンドなんだろうと。俺、こんな最強のやつらと昔からの幼なじみなんだぜ、全部わかりあえてるんだぜ。お互いがお互いを最強と認め合っているがゆえの、そして揺るがぬ絆と誇りゆえの自信が演奏にみなぎっていて、わたしは気がついたら涙ぐんでいたのです。
そのときと、おんなじ気持ちなんだ!!!(長い
ずっとなんで単独やらしてくんないんだと呪詛を吐き続けていましたが、4年という時を経た今こそ心に沁みる単独になったんじゃないかと、結果オーライなんじゃないかと満足しています。ふたりともすごく手応えを感じていたみたいだし、仕事のペースも落ち着きつつあるので、バナナマンみたいに恒例化してくれることを祈ります。毎回「まんざいたのしい」ってタイトルでいいよ!!
あと、幕間の映像も若林のパジェロと春日が戦うというキチガイじみた企画で最高でした。アタマがおかしいと思われるかもしれませんが、わたしはちゃんわかパジェロの大ファンであるため、こんな大画面でパジェロが!見れるなんて!と駆けださんばかりに狂喜しておりました。平静を保つのがしんどかったYO……。パジェロ(しかもちゃんわか運転)と戦って勝てると思っていた春日ってやっぱりすごい。トムとジェリーみたいでめちゃくちゃ面白かったです。
公演を終えて、エンディングでやたらボケまくる若林と律儀につっこむ春日。漫才ではずっとつっこみだから、ボケるのが楽しくてしょうがないらしいです。若林「たりないふたり、芸人交換日記、今回の単独を青春三部作って呼んでるの」春日「だっせえ」この「だっせえ」の言い方、ほんとうによかったな。笑いながら吐き捨てるところに幼なじみ感がにじみ出ていて心が踊りました。自分は客、客、出演だからなんかキリが悪い、どうせなら今回も客がよかったと言う春日に、「じゃあ来年俺一人芝居するわ。真っ白に塗って山海塾みたいに」と変な踊りをしてみせるご機嫌な若林。「昨日肩が痛くて整体行ったら、緊張でめちゃくちゃ凝ってますよって言われて。密着のカメラ入ってるから、袖とかで『俺、全然緊張してないよ』って言ってたのに!」ラジオばりに若林の饒舌が止まらなくて、もうわたしは目を細めるばかり。しあわせ粒子が充満して、ホール全体がピンク色になりそうだよ!
でもでも、マイナスポイントがひとつだけ。紀伊國屋ホールって全体の傾斜が緩やかだから、後列になればなるほど客が前のめりになりがちなんです。わたしの前の子がちょうど前のめらーだったから、わたしも必要以上に背筋を伸ばさなきゃいけなくて大変でした。ナマのオードリー!っていう浮足立ちも加わってか、他にも何人か前のめらーを発見したので、次回から違う会場でやってください。同じ紀伊國屋でもサザンシアターのほうが観やすいはず!
それ以外は気を散らすこともなく、それまでだるくて仕方なかったカラダもすっかりほぐれて、整体を受けたあとのようにほかほか気分で帰途についたのでした。混じりっけなしに楽しかった!って言えるこの感じ、ほんとうに清々しくてうれしいよ。まんざいたのしい!

Oyome Initiation

お盆が終わりましたね。
お盆休みのある会社に勤めたことがなく、田舎のないわたしの辞書にお盆という文字は生まれつき存在しないのですが、15日にオットの人の実家に親戚が集まるというので、そのために休みを取りました。
全部で11人来るというので、お義母さんの負担を減らすためにわたしもおかずを持って行くことに。11人!そんなの萩尾望都の漫画でしか聞いたことない!11人いる?いない?いるらしい!大変だー!
持って行きますよーとは行ったものの、まずうちにはそんな大きなタッパーがない。そして何を作るか……。ローストビーフはオットの人が作るというのでお任せして、でもひとつじゃ足りねえべ、なにか肉を!もっと肉を!というシュプレヒコールにお応えして、前作ってみておいしかった豚バラブロックのおいしいやつを作ろうと決めました。そしてデザート……うーんうーん、おいら博士にまかせっきりで自分でデザート作ったことあんまりないんだYO!夏だからさっぱりめで簡単なやつ、ゼリーとかムースとか、でも小分けの器は難しいから大きなボールで作れるやつ……あった!杏仁豆腐!!でも大きなガラスのボール持ってなああああい!!!
おかず作っていきますよという話をしたのが13日夜、ということは14日の夜に道具を買うしかないわけですよ。でもわたしはその夜、マームとジプシーのcocoonというお芝居を観に行くことになっていました。劇評でもいい評価を受けていて、観に行った人がもれなく衝撃を受けたと話していた舞台。沖縄戦ひめゆり学徒隊をモデルにしたお話で、あまりの凄惨さに客席からすすり泣きがやまないという噂を聞いて、ビビリなわたしは正直、二の足を踏んでしまいました。目を背けてはいけないテーマであるのは確かだし、目撃しておきたいという気持ちは強いのだけど、でも、今夜以外道具を買いに行ける日がない。チケットは当日引き換えにしてあるから、キャンセルの連絡を入れれば当日券を求めに並んでる人がひとり多く入れるじゃないか。わたしみたいに揺らいでいる人より、確固たる意志を持って公演に臨む人の役に立てれば……要するに、わたしは自分がチキンであることを正当化しようとしていたわけですが、でもやっぱり道具がなければ大皿料理は作れないわけで、いちいちぐるぐると考えてしまうめんどくさいぴよまるこはこのような葛藤を経て、池袋とはまったく逆の有楽町方面に赴いたのでありました。
大きなジップロックコンテナと大きなガラスのボールとプリンカップ4つを買って、ついでにプランタンでセール品をちょいと物色して、ご飯食べようと地下に降りたら四代目徳次郎が27日まで期間限定出店してるっていうから食べちゃうよね!!当然!!
美味しかったです。カレー食べちゃったあとだったから500円のミニサイズで我慢。でもちょうどいいボリューム!

ボケてますけどジンジャー&レモンですよ。さっぱりしてほんとうに美味しかった!
食材の買い出しは15日当日の午前中に行きました。いい肉買ったらもろもろ合計で1万円以上になったよ!軽くよろめいたよ!帰ってとりあえず杏仁豆腐に着手!果たして10人分のゼラチンは4時間で固まるのか……!!5,6人分のレシピで約3時間冷やして完成って書いてあるんだから、単純計算で6時間かかるのは当たり前のことなんだけど、わたしはそこをあえて4時間ぐらいで行けるだろうと漫然と確信していました。祈りにも似た、なんの根拠もない確信です。
しかし、結果から言ってしまえば、答えは否でございました。5時に実家に到着しなければならなかったのだけど、4時の時点で少しボールを揺らすと真ん中あたりがふよんふよんと動いているのがわかりました。ゆるい!!ゼラチンの気合いが足りない!
どうしよう、やっぱり昨日の夜から作るべきだったのだとオットの人に泣きついたら「しょうがないじゃん!サーティーワンでも買っていくか!」と明るく言われたので「うんにゃ!とりあえず持って行く!」と意地を張り、ふよんふよんと動く杏仁豆腐を保冷剤で包んで運び、実家の冷凍庫に入れてもらいました。「ゼラチン 固まらない 冷凍庫」で検索したところ、冷凍庫に入れてもゼラチンは凍らないというのを読んだので、夕飯中に固まってくれることを祈りながら投入!!固まれえええい!!
主食は肉を二種類。現時点でオットの人が唯一できる料理、それがローストビーフを焼くこと。タレはわたしが作るんですけども。肉塊にフライパンで焼き色をつけて予熱で1時間放置するだけという、簡単なわりには手が込んでるふうに見えるので、結構重宝してるレシピなんです。
Cpicon フライパン1つde簡単ローストビーフ
あと、豚バラブロックのおいしいやつ。こんなに大量に肉を焼いたことない。ちょっと肉が固くなっちゃったけど、みんながおいしいおいしい言ってくれたので安心しました。これほんとにおいしいの!!簡単だけど!下にほうれん草のソテーをひきましたよ。

Cpicon 厚切り豚バラの照り焼き
そんで問題の杏仁豆腐ですけど、冷凍庫で3時間ぐらい冷やした結果、無事固まりました!!やった!!写真撮り忘れたけどレシピはこれです!
Cpicon ♪簡単♪キウイとなめらか杏仁豆腐
キウイと杏仁豆腐ってほんとうに合うんだYO!キウイだけ別に持って行って食べる直前に6歳の姪が好き勝手に並べたので、こんなにきれいな出来上がりではないけどな……。しかも自分で取り分けたいらしく、オタマでぐちゃぐちゃっとすくうのでおばちゃんヒヤヒヤしたよ……あんまり乱暴に扱わないで!まだ結構ゆるいんだから!むりやり復活させた巨神兵みたいなんだから!気分はまるでクロトワだわよ!
味もそれなりに好評で、どれもおいしいおいしいと食べてもらえたので胸をなでおろしました。あんなに大量に作っていったのに一瞬でなくなったお……。お世辞の言えない6歳だけが「肉固かってん」(関西人)と率直な意見を述べていらっしゃいましたので、真摯に受け止め今後の参考にさせていただきたいと思います。
ぴよまる家は親戚も少なく、本当に少人数で老人ばかりが肩寄せ合って暮らしているもので、突然大人数(わたしが免疫のない子どもを2人含む)に放り込まれ、気を張っていたらものすごく疲れてしまいました。運動なんかしていないのに、ずっとキッチンに立っていたせいか翌日下半身が謎の筋肉痛に……!全身気怠くて会社に来るのがしんどくてたまりませんでした。これもきっと一人前のヨメになるための通過儀礼のひとつなんですね。もろもろあって独身時代より遊びに費やすお金や時間が激減しましたが、こういう親戚づきあいもヨメ経験値を上げるためのイベントと思えば、そんなに自由を失った感がしないのも事実です。去年まではまったくこういう世界と無縁のところにいたので、なんだかとても不思議な感じ。今回張り切りすぎて「お料理得意なんですね」と言われてしまったので、ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃNAAAAAI!!とわたしの中のマーチンが歌っていたのですが、次からもいろいろ頼まれてしまうこと必至な気がして震えています。だいじょうぶ、クックパッドという味方がいつでもわたしを助けてくれる!いろいろ挑戦してはいるけど、いまだにレシピなしで作れる料理がひとつもありません!
そいでもって、昨日はうちの両親と叔母が家に呼んだもんで、またもやローストビーフ祭りと相成りました。そしてなぜかオットの人が俄然やる気を出しまして、料理本を買ってきてガスパチョそうめんなるものを作成!!

すごい。表面張力を起こすガスパチョをわたしは初めて見ました。
今まで料理なんかからっきしだったオットの人が、急にやる気を出してくれてわたくし涙ちょろりです。そう、料理は実験に似ているということがわかれば、男の人だってモチベーションが上がるはずなんです。
そしていただきもののホームベーカリーで初めてフランスパンを焼いたのだけど、これが想像以上にフランスパンで震えました。外はパリパリ中はふっくらもっちもち!う・ま・い!!機械すごい!21世紀ありがとう!

というわけで、お盆らしいお盆が終了いたしました。いっぱいご飯作っていっぱい洗い物したのでしばらく旅に出たいです!!(逃亡

はてなつめっこだし

もう8月ってどういうことなんだろう。
ここんとこ立て続けに職場の人が辞めていきました。半年で契約終了が2人、心のバランスを崩して会社に来なくなった人が2人。今まで「ヒマすぎて気が狂う……!!」とシャウトしていたのが嘘のように、ギリギリ自転車操業の毎日を送っています。
基本的に社員の人から言われた仕事を特に頭を使うことなく手を動かしてこなす仕事なので、正直達成感的なものは皆無です。単純作業はきらいじゃないけど、さすがに頭を使った仕事がたまにはしたいなあって思います。でも水は限りなく低いところに流れていくので、きっともう頭の使い方なんて忘れてるような気がします。人生はないものねだりの繰り返しなんだなあってもう何遍も思い知ったはずなのに、人は忘却の生き物でもあるから因果なものですよ。
というわけでつめっこです。まずは結論から見ていただきましょう。


まさかのピングドラムネイル。今さら感がすごいです。
いや、ちがうんですよ。夏らしいネイルにしたいなと思っていろんなネイルサイトを渡り歩いていて、はっ!ペンギンネイルかわゆす!ペンギン……ペンギン……ピンドラ!!!
めちゃくちゃ安易すぎるこの発想を、今では少しだけ反省しています。ピンドラのペンギンにしてしまったらあまりにもキャラクター感が強すぎて、いわゆるデザインとしてのペンギンには見えないのです。わたしは全然そんなことに気づきもしませんでした。
でもいいんだ。かわいいから。初見のキャラクターを戸惑うことなくすぐ再現してしまうネイリストさんの技術に、またしても脱帽です。
それよりもクリアな感じの青とピンクがかわいすぎて、わたしは自分のつめを見るたびに感動しています。普通のカラーとクリアを混ぜると、どんな色でもこんなに透明感が出せることをわたしは知りませんでした。青とピンクの交差点は紫になるんだYO!おしゃれだYO!
はーんかわいい。なので次回もこのテイストで違う色に挑戦したいと思います。これこそ夏の間にこそ楽しめる色!安っぽいビニールバッグみたいな質感がたまらんち会長!写真が暗くてあんまりわからないかもしれないけど、青とピンクの1色フレンチにはホロがかけてあるんです。カラーの上に置いてるのに埋め込んでるみたいにキラキラ光るところがまた、なんだか儚くて美しいのですよ……。昔、プールの授業で投げ込まれた輪っかを潜って取ってくる、みたいなことやりませんでしたか? 潜る前に地上から覗きこむと、太陽の光を吸い込んだ水の底に沈む輪っかがゆらゆらと頼りなく見えて、ちょっと怖いような、早く潜りたいような、どっちつかずの気持ちになったりして。つめの先を見るたびにちょっとしたノスタルジーにおそわれたりして、なんちゃって文学少女を気取ってみたりしてますよ!!お手軽!!

カンシャからのザンゲ

バタバタしています。
特に大きく生活が変わったわけではないですが、オットの人の親戚が多いので、挨拶に行ったりご両親を新居に招待したりと、親戚が極端に少なく内向的なわたしにはなかなかの試練が続いています。しかもみんな楽しそうにお酒を飲むもんだから、下戸のわたしはうらやましくてしょうがない。おとうさんに「うちのおかあさんも最初は弱かったんだから、飲んでれば飲めるようになるよ」と言われ、「お酒の味そのものが好きじゃないんですよう」と涙目で答えてしまいました。大人げない。だってわたしだけ麦茶なんだもの。みんないい気分なのにわたしだけシラフ。まあずっとそんな人生でしたけど、ちょっと切なかったというお話です。
でも、みなさんとても優しくて楽しい人ばかりなので、カクシツとかそういうものとは無縁の毎日です。ほんとうによかった。オットの人もよく立ち働いてくれて助かっています。そういうところはうちのおとうちゃんのようで、少し目を細めてしまいます。
まだ式が未定なので、どういうふうに友達や知り合いにお知らせしていいのかわからなくて、こことついったーと放置しまくりのフェイスブックだけでひっそりとお知らせしたところ、予想を上回る多くのみなさまからお祝いコメントをいただき、わたくし涙ちょろりしてしまいました。あの憧れのツイートをしてみたいという幼稚な気持ちで「入籍なう」とぶっきらぼうにつぶやいただけなのに、返事しきれないほどたくさんのコメントを、ここではたくさんの★やマカロンをいただいて、おおげさだけど、生きててよかったなあとしみじみしてしまったのです。
と同時に、我が身を振り返るのです。わたしが絶望の底に落ちていたときに、友人にお祝いごとが連続したことがありました。正直、そのさまをわたしは直視できませんでした。おめでとうと打つ指が震えて、それから距離を置いてしまったことも。やっと地上に出ることができた今振り返ると、ほんとうに懺悔の気持ちにさいなまれるけれど、でもわたしはあの時そうすることでしか自分の身を守ることができなかったのも事実です。もう今では取り返しがつかないけれど、ほんとうに申し訳なかったと思っています。遅いかもしれないけど、あの頃言いそびれてしまった彼女たちに、大声でおめでとうと言いたいです。
暗く長いトンネルをやっと出たと思ったのだけど、今でもときどき些細なことでものすごくイライラして、そんな自分を許せなくて暗い気持ちになって、どうしたらわからないほど落ち込んでしまうことがまだあるのです。こないだまた穴を掘って叫ぶ的な文章をバーッと書いてアップしようと思ったんだけど、人が減ったため仕事が忙しくなってヒマがなくなり、何日か過ごしているうちにそんな気持ちも霧散してどうでもよくなったので、またお目汚しすることもなく結果オーライで落ち着きました。よかった。人は忘却する生き物でほんとうによかった。
根が深いなあと思います。でも、それでいいんだと思います。良かれ悪しかれ、境遇が変わるたびに違う種類の悩みがつきまとうものなんです、きっと。仕事が多けりゃ愚痴こぼし、仕事が少なけりゃ嘆くのです。人はそういう生き物なんです。図らずも自己啓発本みたいなことを書いてしまってすごい気持ち悪いんですけど、そういうもんなんです!自分に言い聞かせたら思いのほかすっきりしました。猛暑にもかかわらず食欲が落ちないのはDNAにそう刻まれているからです!そういうもんなんです!だったらしょうがない!食べるぞー!!!