建前:博士と助手

一部のコアなファンに人気の博士と助手シリーズ、実は5月にも行われていたのだけど、下書き保存したまままだアップしてなかったのだ!まあそれはおいおい公開することとして、今回も下のつめっこだしエントリと同じようなアイタタタな内容なので、受け付けない人はバックボタン連打したほうがいいよ!要するに大鳥居のW林さんお誕生会を開いたっつう話です。本人不在誕生会ばかりしているぴよまるこ、あと半年でさんじゅうよんさいになります。
いつもは深夜にケーキを作り始めるおかしなふたりなんですけど、今回はリミットがある!20日のうちに、日付が変わらないうちに誕生日を祝わなければ!というわけで午前中に博士を呼び出し(たわりには11時に起床)、スーパーに買い出しに行ってまずは腹ごしらえ。「はかせー、おなかへったー!」というだだっ子のようなわたしの声に見事応えてくれた成果がこちらです。

生ハムとキャベツとカボチャを塩胡椒とかガーリックパウダーとかで味付けしたパスタ!!(説明が雑
すんごいうましでした。おいらただパスタゆでただけでなんもやってない……。
さていよいよケーキに取りかかるよ!ベースとなるデザインは決めていたので、それを博士に伝えてディディールを整えてもらって、デザイン画まで描いてもらうという念の入れよう。前日にアラザンだのチョコペンだのをしこたま買い込んでおいたので、準備はばっちりなんだぜ!まずスポンジケーキを作成、薄力粉にココアパウダーを混ぜて茶色い生地を作ります。型にはめてふっくらと焼き上げ、冷ましている間にご飯を炊いて夜ご飯を作るよ!!
ちょっと話長くなりますけど、先々週のオールナイトニッポンでのこと。若林、これ買ったんですって。表紙の福田の笑顔がステキすぎて。

チュートリアル福田充徳の家呑みレシピ

チュートリアル福田充徳の家呑みレシピ

そんで、オフの日に思い立って料理をしようというわけです。料理なんてほとんどしたことがない男なのに、この中からチョイスしたのがカボチャのメンチカツと豚のショウガ焼き。そんで材料を買いに行くところから延々、その顛末を話すわけですよ。春日に「この番組3時までなんだよ」って尺を気にされながらも、パジャマにクロックスつっかけてスーパーに行く→インド人に「あなたいいキャスターになりますよ」って声かけられて握手する→レジ袋買わなきゃいけないシステムを知らなくて、仕方ないからロール状になってるちっちゃいビニール袋に買ったものを小分けに詰めて持って帰る→KARAのミスターを鼻歌で歌いながら料理開始→ヒップダンスに夢中になって料理が進まない(若林「しかも生ケツ出して踊ってるんですけどね」春日「なにやってるんですか若林さん」)ってこの時点で1回CM挟むわけですよ。そんでカボチャをレンジでチンしてフォークでつぶして冷蔵庫で冷やしてる間にさあショウガ焼きって思ったら、ショウガ買うの忘れてたんですよ→ショウガだけ買ったら「こいつショウガ焼き作るんだぜ」って思われるのが癪だからレジのそばにあったフックも一緒に買った(春日「なんで使い回しのきく牛乳とか買わないでフックとか買うのよ」)→料理再開、でも揚げ物なんてしたことないから170℃のはかり方がわからない、うちにあるのは体温計だけだよ、なんなんすか福田さーん!(春日「なんなんすか若林さん」)→おかんに電話「小麦粉を油に落として底につかないうちに上がってきたら170℃」→油をフライパンに入れてみたら2センチくらいしかなかった→またこれだけのためにスーパー行くのいやだ→鍋を傾けて水かさを稼ぐも、コンロの真ん中の安全装置からはずれちゃうから火が消えちゃう→しょうがないから裏返して半分ずつ揚げる→ショウガ焼きもできあがってひとりで食べ始める→ちょううまい!!!!特にコロッケのソースが神のうまさ→油の捨て方がわかんないからまた電話したら牛乳パックに入れて捨てるんだって→牛乳買いにスーパー行きましたよ、チャンチャン
30分近くかけて熱弁を振るった若林に対し、春日はついぞ「今度作ってよ」「食べてみたいですな」なんてことはひとっことも言いませんでした。なにこれ。結局春日が言ったのは「結構楽しく過ごしてるんじゃない」というとどめの一言!あまりのドエスっぷりに開いた口がふさがりませんでした。普通料理したことない男が揚げ物なんてやらないぜ?でもやったことがないからこそめんどくささがわかんなかったのかな……うん……きみの誕生日に作るメニューがたった今決定したよ……というわけで、アズスーンナズ福田のレシピ本を買い、同じ献立を作ることに相成りました。
このふたつの料理、ページの表裏にあるんですよ。微笑ましい気分になりながら、わたしだってひとり暮らしの家で揚げ物なんてしないから、コロッケを自分で作るなんて初めてのこと。まずカボチャをフォークでつぶすあたりからこれ相当めんどくさいっすよ。しかも真ん中にとろけるチーズいれて、小麦粉と卵とパン粉まぶして、さらに油で揚げるわけでしょ!この人、これをひとりで作ったんだ……って、作りながら若干ひいてしまう博士と助手。あっそうだミスターかけなきゃ!ってようつべ立ち上げてララララララーって聞こえてきた瞬間、ヒザをつきそうになりました。なんか、胸が痛いよ……!!
めげずにショウガ焼きも作成し(こっちはちょう簡単)、こないだの料理合宿で余った生春巻きの皮があるので、生ハムとベビーリーフとモッツァレラチーズを巻いて生春巻きも用意。じゃーん!若林の食卓を再現したよ!!

すごく誕生日会みたいになりました。テーブルの向こう側っでようつべの画面が立ち上がってるのがなんか臨場感を演出してるよね……。

特にこのカボチャのメンチカツがうまいのなんのって!めんどくさいけど手間暇かける価値は大アリクイ!!若林絶賛のソースはマヨネーズとケチャップと粒マスタードを混ぜたものなんだけど、粒マスタードをケチったためマヨ&ケチャップのみで。これだけでもおいしかったけど、マスタード入れると風味が変わってさらにおいしくなるかもね。
お腹がすいていたのもあって、博士とふたりでわしわしとむさぼり食ってしまいました。ひととおり満腹になって「これを若林がひとりでねえ…」とたそがれ終わってから、今日のメインイベントに突入!早くケーキを作らないと!
今回はチョコレートケーキにしたいのです。なので生クリーム2パックに板チョコ4枚を湯煎で溶かして投入。若干うげーってなりつつも、氷水に浸して撹拌開始!うなれ!俺のハンドミキサー!!……ってあれ?なんかクリームが分離してきたぞ……?
またやっちまいました。たぶん冷やし方が足りなかったせい。なめらかな表面はどこへ、ガナッシュクリームのようにイガイガな感じになってしまいました。うわーん!でもやり直すにはもったいなさすぎる!とりあえずこれで作る><
いつでも発展途上、作るたびに学習していく博士と助手。チョコペンのあっため方もだんだんわかってきました。紙で型をとってその隙間にパウダーシュガーをふるっていく技術なども繰り出し、ついに完成です!!

わかりますか。これ、アメフトのボールなんです。ちゃんと画像検索で調べました。実物はラグビーボールよりちょっととんがってるんですね。縫い目を粉糖で再現し、ピンクと銀のアラザンで縁取りました。全体にまぶしてあるのはクラッシュアーモンドをローストしたものです。ガナッシュっぽくなってしまったチョコクリームですが、逆にボールのざらざら感を演出するというケガの功名現象が!ミラクル!

おめでとう正恭……

ちょっとボケてるけど断面はこんな感じ。なかにマシュマロが入っておりやす。ほんとはピンクのマシュマロがよかったんだけど、スーパーとコンビニ3軒ハシゴしてもどこにもなかった>< 作ってるときは甘い香りに翻弄されて控えめな分量しかマシュマロ入れなかったら明らかにもの足りない!もっとがっつり入れればよかった!でもこれがまた、うまいのなんのって!印象は海外のスーパーとかコストコで売ってそうなホールケーキっぽい感じなんだけど、重量感ありそうな見た目とは裏腹に、甘さもほどよくてどんどん食べられちゃう!特にナッツの風味がおいしさを引き立てています。大鳥居さんの大好物「ナッツ!!」が名脇役っぷりを発揮ですよ!!
ちなみに何の因果か、ケーキ乗せてる皿にはでかでかと「福」という文字が書かれています。わたしは心の底から32さいのあなたの幸せを祈るよ!春日のドエス&スルー攻撃にもめげず、どんどん恥ずかしいことを繰り出していってください。期待しています。
きもちわるさもここまでいけば清々しいような気がしています。共犯になってくれる博士いつもありがとう!本人不在の誕生会ってotkならではの謎な自己満足の仕方ですけど、別に誰にも迷惑かけてないし、普通にうまいもの作っておいしく食べられるからいいよね!うん!いい!「本人のいる誕生会を一刻も早く……」ってマインドBのうっせえ声が聞こえてくるけど気にしないもーーーん!!