かき氷、時々、火事未遂

2/17(日)
新しいかき氷が出ていると聞いて、今日も今日とて会社終わりにもちの花。顔なじみの店ができたという喜びがかき氷ジャンキーに拍車をかけている。

トマト風味のローストビーフ入りラーメン。イタリアンみたいにトマトの主張が強くなくて、それでもトマト風味のおかげであっさりつるつる美味しく食べられてしまった。ローストビーフの食感もうれしい。

早春よもぎきな粉ホイップのせかき氷。お店の人に正式名称を教えてもらいました。きな粉入りのホイップが氷で冷やされて湯葉のような食感になっているのがめちゃくちゃ新しい!よもぎの風味が結構強くて一足早く春を満喫!反対側はみぞれがかかっててさっぱり。よもぎさっぱりホイップでクリーミー!これぞ三位一体!!
満腹で帰宅、泣くなはらちゃんの録画を観て泣きました。主題歌のリリックもとってもよい歌。「今 君は何をしてんのかな 忙しくしているかな/拙い言葉に色が付き始めてた」長瀬とはらちゃんが同化している!すばらしい!
長瀬のドラマはどれも味わい深い。テレビ業界の人でもないのになんだか嫉妬してしまう。うぬぼれ刑事のDVDがいまさら欲しい症候群。

2/19(火)
夕飯の支度で鍋でもしようかねえと火をつけたらなんだか焦げくさい。近くに置いた菜箸のせい?と思いきやそんなこともなく、ふと下を見たら魚焼きグリルの中が燃えている!
説明しよう!
ぴよまる家では魚焼きグリルを使用しない*1ので、魚焼きグリルの中に説明書を入れている。本来は魚焼きグリルのスイッチにロックがかかっているはずなのだが、なんかのはずみでロックが解除され、いつの間にかボタンが押されてしまったようだ。しかし動転したぴよまるはそのことに気づいていないので、魚焼きグリルを開けて火のついた説明書を床に落として消火を試みる。しかし結構燃え上がっていたのでそう簡単には消えない!ビニール袋に穴が開く!そしてうちに消火器はない!何を思ったのか中身入りの買い物袋を火の上にぶちまける!消えるわけがない!買ってきた金柑が床にいくつもごろごろ転がる。これではいかんと説明書を拾い上げシンクに落とし水をかける。やっと火は消えたがまだ魚焼きグリルの中が燃えている。洗い桶に水を溜めてぶちまける。消えた!でもまだ火が……あっ魚焼きグリルのスイッチが入ってる!(やっとここで気づく
床は説明書の燃えカスだらけ、キッチンマットは水だらけススだらけ、茫然自失のぴよまるはカラダの震えをいまさら感じるのでありました。人ってどうしていいかわからないとき、ほんとうに震えるんだ。まだ火がついてる段階でわたしはどうしたらいいかわからず、とりあえずスマホを手にして119を押すか否か迷い、でもこんぐらいで呼んではいけないと思い、まず火には水だ、水を汲めるものがどれか迷い、やっとのことで洗い桶を手にするという体たらくでありました。そんなわたしが燃え上がる炎を見た瞬間思ったことは、設楽さんちみたいになっちゃう!ということでした。以前バナナマン設楽さんちがタバコの不始末で火事になったとき、焼け跡写真をライブ物販のTシャツの柄にしたことがあったんですが、そのTシャツが頭のなかにズバンとあらわれたのです。わたしにはきっとTシャツの柄にして笑い飛ばすだけの度量はない、だからここでなんとしても火を消し止めなければならない!!そのTシャツの残像を消すために、わたしは一生懸命炎と格闘したのでした。
火が消えてもカラダの震えは止まりませんでした。ぶるぶる震えていてもどうしようもないので、放置されすっかり水分を失っている野菜たちをなんとかせねばなりません。スーパーでもつが安くなっていたので、震えながらももつ鍋を作って食べました。さすが食いしんぼう。火を使うの怖かったけど、生きていくためには使わねばならないのです。人間は火を使える唯一の生き物なのだから!
それでもずっと焦げくさい匂いは消えませんでした。寒いけどずっと窓ガラスを開けて、忌まわしい記憶を消そうとしました。なかなか消えてくれませんでした。しばらく経ってからテレビのニュースでやぶそばが燃えているのを観て、ああ、危うくああなるところだった、やぶそばみたいにならなくてよかった、隣の部屋に迷惑かけなくてよかった、両親に泣かれなくてよかった、どれも自分以外のことを心配していることに気づいてちょっとおかしくなりました。
もう、魚焼きグリルに燃えるものを入れるのをやめよう。人はこうやって賢くなっていくんだね。

*1:洗うのがめんどくさいから