労働×握手=HAPPY

労働讃歌

労働讃歌

働くと 働くと 君に会う時うれしいし
働くと 働くと 君の笑顔が見れるし
ただじっと手を見ていたんじゃ
一握の砂もこぼれる

ジャンルを超えて全otkの心に響くフレーズだと、わたしは思う。
「君」は誰でもいい。二次元でも、三次元でもいい。ニートで立派なotkをやっている人もいるし、わたしもそういう時期があったから威張れることではないけれど、やっぱり労働した成果で得た「君」の喜びはひとしおだ。ここで作詞のオーケンが言っている「君」はそういう意味じゃないかもしれない、でもオーケンならきっとそういう意味も込めていてくれていると信じて、わたしはこんな戯言をつぶやいている。
ホーンセクションの入ったソウルとかファンクが大好きなので、労働讃歌を初めて聴いたとき、わたしは一瞬でぶちあがった。アイドル曲で金管が入るのはあまりないので、イントロ聴いただけで総鳥肌状態に。ライブで初めて聴いたのは女祭りの時だったけれど、ももかの体調が気になってまったく曲に集中できなかったので、まともに体感したのは12/3のZeppが最初。イントロがかかってももクロちゃんたちがBEAMS製の労働ジャケットを羽織ったのを見た瞬間、頭の中にある小さなモーターがきゅうううんと音を立てて回り始めたのがわかった。ラップ前のサビぐらいから音がぐわんぐわん反響して、踊りながらわたしはトランス状態に突入しそうになる。まだ年端も行かない少女たちがこんなに全力でパフォーマンスしている、そんな彼女たちの「労働」を、わたしたちの「労働」が支えている。省エネスーツ衣装を見たときに「ももクロちゃんに労働の歌ってどういうことだよ怒髪天目指してんのかゴルァ!」ってちょっとキレ気味だったんだけど、大人の事情に振り回されつつ全開の笑顔で最高の「労働」を見せてくれる彼女たちに歌われると、不思議なくらい元気がみなぎってくるのだ。怒髪のリーマン哀歌とはまた違う、思いも寄らないカタルシスが込められていて、わたしはますますももクロという底なし沼にハマっていくのであった。
そんな名曲「労働讃歌」の発売記念握手会のお話をこれからしますよ。書きたいことが多すぎてまとまらないピヨ丸のあわてぶりを刮目せよ…!
優しいお友達が握手券を確保しておいてくれたのだけど、実は当日でも余裕で買えたという有様。だからループし放題ではあったけれど、わたしは1回に思いを込めようと思っていました。今簡単に会えないアイドルになってしまったももクロちゃんの握手会はわたしにとっては3月以来で、妙に緊張しながら向かった先で見たものは、言葉を交わすひまなどない、0.5秒ずつぐらいの逢瀬というちょう高速握手会の光景でした。
全員としゃべる時間なんてありません。短い言葉をひとことかけて、返事が返ってくるか来ないかぐらいの短時間。早速自分との作戦会議開始です。
声をかけたいメンバーを絞って話すしかない。わたしは佐々木プロにどうしても伝えたいことがあったんだけど、でもこんな短時間じゃ早口言葉になっちゃう!でもあーりん最後だからなんとか後ろ髪引かれつつ声かけられるかも!
お友達とじっと握手会の光景を観ていたんですが、何を思ったかわたし、「あ、限定版A買ってなかったからここで買っちゃおうかな」と発言していました。素直にループしたいと言えばいいのに。これで1回目で言い残したことを2回目に懸けることができます。
高城、玉井、有安、百田、佐々木の並び順。みんな寒空の下、パーカーとミニスカート(生足)でほんとうにかわいそう。ももかは体調が回復していないらしく、顔が真っ白です。
あっという間に回ってくる順番。わーれにちゃーん……!握手するのが精一杯。玉井さん!玉井さんかわいい玉井さん!!「しおりんかわいくて食べちゃいたい」と気持ちの悪いことを口走ったら「アハ☆」と笑ってくれましたかわゆい!!あーりんへの心の準備でももかとかなこには何も言えずじまいで、目の前に佐々木さん。「ありがとうございます」の声を遮るように「キミノアトのときのあーりん大好きです!」と早口で言ったら、ひっぺがされるわたしを見送りながら無言で胸に手を当て、うれしい……!みたいな表情をしてくれました。泣きそうだったわたし。やっと言えた、やっと言えたよ。「キミノアト」のときのあーりんの表情がとても15歳とは思えないほど切なさに満ちていて、わたしはいつも彼女から目を離せずにその場に立ち尽くしてしまう。わたしの半分以下しかまだ生きていないあーりんに感心させられることばかりで、その思いをなんとかして彼女に直接伝えられないかとずっと機会をうかがっていたからほんとうれしかった。うれしかったんだよ。
よおし2回目!まだももかに伝えたいことがある!!
と思って並び直したら、BGMでかかってる「サンタさん」の「れにちゃんのーちょっといいこと見てみたい!」になると握手会を中断してれにちゃんがなんかやるというコーナーが始まり、わたしの目の前でそのショータイムが始まった!手を伸ばせば届く距離にももクロちゃんが!ふにゃふにゃのひもを息吹きかけて直立させるれにちゃんを頬杖ついて眺めるももか、しおりん、ちょう笑顔で見てるかなこ、あわててマイクを取りに走って実況を始めるさすがのあーりん、大喝采を受けて照れるれにちゃん、ここは桃源郷やー!!そして何事もなかったかのように再開する握手会……。残り人数が少なくなっても速度はさっきと変わらないよ!
れにちゃんのふにゃっとした笑顔がほんとうに好きで、「れにちゃん大好き」しか言えないでいたらあっという間に玉井さんで、もう食べちゃいたい以外の言葉が思いつかなかったからとりあえず言葉を飲み込んで、儚げな表情のももかに「あったかくしてね!」と言ったら、こくりと黙ってうなずいてわたしの顔を見送ってくれました。こんな風が吹いたら消えてしまいそうなももか見たの初めて!なんというサナトリウム!なんという深窓の令嬢!ちょっと眉根を寄せてわたしの目を見つめ返してくれたあのももかの表情をわたしは今もはっきりと覚えているよ。ああもう!なんでみんなそんなにがんばるんだ!なんでそんなにかわいいんだ!!そしていつも谷間で何も言えずスルーしてしまうかなこ……。言いたいこといろいろあるのに!ちくしょう!
欲深いわたしは佐々木プロの投げチュウをもらいたいととっさに思いつき、「あーりんチュ☆」と醜い投げチュウをしてみせたら、すかさず「チュ☆」とアイドルキッスを投げてくれました。なんというアイドルの鑑……!ありがとう!だいすきだ尊敬してます佐々木先輩!!
ちなみにあーりんに怒ってもらいたい人続出で何度も佐々木と言われ、そのたびに「佐々木って言うなー!」とプンプンしてみせるあーりん……お疲れさまだよ……!
キチ買い(とんでもない枚数買うこと。今考えた)した大人が最後に残り、ももクロちゃんが握手して回るという逆握手大会がスタート。その後子どもとの交流会が始まり、なぜかあーりんが鬼でだるまさんがころんだをやる展開に。わたしみたいに前に出られない消極的な子どもが心配……!と思ってたらももかがちゃんとついてあげてて、なんだかほろりときてしまいました。子どもたちは背の高いあーりんの肩にタッチできないので、おしりにさわったらOKという謎のルールに変更。大きなお友達が声もなくざわめいたのをわたしははっきりと感じ取りました。楽しそうにゲームに興じるももクロちゃんと児童によるあーりんへの公開痴漢を声を潜めて見守る大人たち……HEN-TAIすぎて息が詰まりそうだよ!「あーりんのおしりさわった人ー!」元気よく「はいはいはい!」と手を挙げる百田玉井コンビ。その頭パーな元気がたいへんまぶしいです!ゲーム終了後、「おしりさわるのは今日だけだよ。明日から幼稚園でさわったりしちゃダメだからね」と教育的指導をする佐々木プロ……!その傍らで暖を取るためかれにちゃんに抱きつくしおりん!自由すぎる!
わたしがいかに彼女たちから目を離せないかおわかりいただけたかと思います。3月からハマっていたのに全然ブログに書けなかったのは、いったん書き始めるとこのように大変なことになってしまうからでした。働けど働けど我が暮らしなんとやら、さらに加速するばかりの啄木イズム……!

てんやわんやですよ BSCL-35025

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