夢の跡
ずっと会いたくて、でもなかなか会いに行けなかったあいつに、やっと会いに行けました。
会いたかった!会いたかった!会いたかった!イエス!
きみに〜
以下、太陽の塔の写真集となっております。ちょっと偏執的です。
駅を降りたら近づいてくるあいつ。もう、わくわくが止まらない。駆け出したい気持ちをぐっと抑えて早足で歩くよ。
入場ゲートを通ったら目の前にどかーん!もっと出し惜しみされるのかと思ったらいきなり出現!うろたえる。何時間でも眺めていられるから、手前の芝生に寝転んでずーっといようと思ってたのに、立入禁止になってるのな!塔が見える場所にちょうどいいベンチもなくて、立ち尽くすしかできない。
しょうがないから近づくよ。
木立の間から塔。でかい。でかいものが大好きなわたしはぶるぶると震えはじめる。
結構鼻が高いんだね!うらやましい!(当方鼻ペチャ
鼻にカラスが止まってるんだけどあんまりよく見えないね。いいなあ、鳥。わたしももっと近づきたい。
何枚撮ったって飽きないんだもの。いよいよ背後に回るよ!
この頼もしく広い背中!抱きつきたいのに近づけない!!
こっちの鼻は低いけど気品があるよね。
わきの下。デリケートな部分。継ぎ目があるなんて知らなかった!あとでくっつけたのかな。
男の後ろ姿ってなんてこんなにかっこいいんだろ(無機物です
飽きもせずまた前に回るよ。座ってゆっくり見られないもんだから塔のまわりを何周も回る始末。
すごく…春日です…*1
後ろ髪を引かれつつ、広大な公園なので他の場所も観に行く。
EXPO'70パビリオンで大阪万博に思いを馳せるけど、あの夢のような光景、SFみたいな未来を体験できなかったことがくやしくて仕方ない。わたしなんてまだ陰も形もない頃だし、行った両親はあまりの混雑で全然パビリオン観られなかったって言ってたけど、でもあの空気を肌で感じたかった。二百何十人いっぺんに乗ってステージごと上昇するエレベーターとかなにその未来!万博からもう40年以上経ってるのに、そんなわくわくにあふれる未来なんてどこにも来てない。ああ、中に入れなくてもいいから、せめてあのアバンギャルドな建物たちを一目見たかったなあ。写真だけじゃ全然追体験できないよ。
だからこそ、唯一残った太陽の塔だけがわたしに熱を持たせてくれる。
パビリオンを後にして、またわたしは太陽の塔のまわりを何周も回った。でも、すべてが緑と化してしまったこの公園に、何千万という人々の熱狂を、みんなの待ち望む未来の姿を、想像することなんてちっともできないのだった。
「ドイツ館」「アメリカ館」という石碑だけが残る遊歩道を通って、コスモスの丘に出た。
風が静かにコスモスを揺らしていく。子どものはしゃぐ声が聞こえる。なんて美しく、平和な光景だろう。でも、胸に押し寄せる切なさが消えない。
1キロ歩いて、また太陽の塔のところに帰ってきた。ほんとうに広い公園なのだ。来たときはまだ高いところにあったお日様が、もうかなり傾いている。気づいたら、わたしはこの公園にたったひとりで3時間弱もいたのだった。
西日に照らされる太陽の塔。また来るからね。
ダイダラボッチ風太陽さん。ああ、後ろ髪ぎゅんぎゅんに引かれる。でももう行かなくちゃ。今度は愛しのおっさんたちに会いに行くの。好きなもので1日が埋まってゆくこのうれしさよ!*2
これ欲しいな〜
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