誰かにケツを叩かれたい

生き急ぎっぷりがハンパねえです。
何かを観に行くという予定が10本を下る月がここ半年以上ひと月もない。毎日のようにスケジュールを入れ、ときにはダブル、トリプルブッキングまで引き起こして「ヘイマスター!コピーロボットプリーズ!」と叫ぶこともある。おまけに1日に3本ハシゴすることが可能だって余計なことをよしもとが教えてくれたもんだから、大車輪に歯止めがかかるわけがない。なんだよ昼11時開演のライブって。22時開演のライブってなんだよ!意味わかんねえよ!(チケットをポチりながら
これでもセーブしてるっていうから恐ろし子ちゃんですよね。最近お芝居めっきり行かなくなっちゃったし。お笑い観に行くようになってから安いのを何本も取るようになってしまいました。8000円以上の芝居とかもう厳選しないとやっていけん……。
だから、切実な悩みとして旅行に行けない。3日以上連続した「何もない日」というのがほぼないからだ。あっても2日。1泊かー、温泉ぐらいが関の山だな。いやだ!そんな生活!(自分が蒔いた種です
加えて、仕事に対するモチベーションが史上最低ラインを記録している。各々決められた仕事があるわけではなく、「今日やること」を全員で分担していて(手が空いた人から次のものに取り掛かる方式)それもすぐに終わってしまい、午後はほぼすることがないという有様。ただいるだけでお金がもらえるからそれはそれで楽だし割のいい話っちゃ話なんだけど、「自分が休んでも人手が足りてる」「自分じゃなきゃできない仕事がない」という事態に初めて直面したもんで会社に行くモチベーションがひとつもあがらず、今日はダメだ、病気じゃないけど休むべ……とのろのろ起き上がり「体調がすぐれないため本日はお休みさせていただきます」とメールを1本打ってまた寝転がるというダメ人間の典型になり下がってしまうのである!おそろしい!この「メール1本で休める」というシステムもダメ化に拍車をかけるよね……。とりあえず自分の中でルールを作っていて月に2日までは休んでいいことにしてるんだけど、先に入った同僚たちもやはり同様のようで、ほとんど毎日必ず誰か休んでいる。体調不良で休んだはずの同僚の髪の色がその翌日変わっていたりする。でも責められないし、わたしも同じ気持ちだし、いくら忙しくても「必要とされてる仕事がある」というのは大事なことなんだなあと強く実感いたしました。
人は誰かに必要とされてなきゃ生きていけんのですよ。
たった今、こばしりを教えた同僚から「王蟲ライスの写真すごい怖かった」とメールが届きました。ほら、みんなヒマをもてあましている。
とか書いていたら、社員さんが来て「なんか変だよ」とわたしが更新した記事について注意された。ああ、まちがいちゃった。ぼーっと仕事してたらまちがいちゃった。前に上がってた記事上書きして消しちゃった。いつもちゃんと気をつけてるのにな。うう……いやな汗かいた……。
この「とにかく仕事がヒマ」という現実はわたしにかなりのショックを与えたようで、入社したばかりの月はずる休みこそなかったものの、以前も見舞われたことのある「体調は悪くないのに目を覚ました瞬間に今日は会社に行けないと気づく」という現象が起きてやむを得ず休んでしまったのですが、これをけむたんに話したところ「それビョーキだよ!!」とすごい勢いで笑い飛ばされて、とても気持ちが良かったことを覚えています。「だいじょうぶ?」とか「疲れてるんじゃない?」じゃなくて「おまえそれ病んでるよ!」って言われるこの爽快感。わたし変態ですか?「そうだよね!ビョーキだよね!」と返事しながら「病んでるのバレちゃった!てへぺろ☆」という間違った方向のポジティブさを手に入れることができたのです。別に何ひとつ問題は解決されていないけれど、そうやって自分を笑い飛ばせる強さを身に付けたような気がしてちょっとうれしくなってしまった。自分が病気なのを認めて何がうれしいのか、冷静に考えたらちっともわかんないんですけどね。
契約期間の3年間、おそらくこの生活が毎日続くと思われます。3年後、別の会社に就職できる気がまったくしません。こんなゆるさを経験してしまったらたぶん戻れない。18時になったら潮が引くようにさーっと全員いなくなるこの会社から社会の荒波にこぎ出すことなんてもうできないよ!駅から徒歩1分の家に住んだらもう徒歩10分の家に住めなくなるのと一緒だよ!うわーん!前門の虎後門の狼!(意味が違う