つれづれぐさ

なんだか中二病のようなポエムになってしまいました。
4月に入ってからまだ一度も日記を書いていなかったことをこのページを開いて初めて気付きました。
まばゆい光が世界を満たし、分厚いコートはいらなくなって、すべてが新しく動き始め、それでもいまだに小刻みに震える毎日。
わたしは新しい職場で新しい言葉を古びた脳みそで一生懸命覚えては吐き出していく、そんな日々を繰り返しています。みんな優しくて前職と比べれば仕事なんてはるかにゆるいのだけれど、知らないうちに肩ががちがちに凝り固まっていて、この短期間でもう風邪を3度もひいてしまいました。
鼻が詰まっていると耳もよく聞こえないし、世界と自分の間に1枚膜ができたみたいでとてももどかしい。食べるのも話すのもめんどうになって、ただただ口で呼吸を繰り返してのどをからからに渇かすのです。水揚げされた魚のように、バカみたいに口をしじゅう開けっ放しで。
どこかに行きたいよ、どこかに。何かになりたい時期はもう、残念ながら追い越してしまった。見過ごしてしまった。自分の気持ちに応えられない自分のふがいなさをのろいながら、わたしはまたずるい大人になってしまったから。だからせめてどこかに。

生まれた時から歩けるのは
この道だけだったのか
だけど
空に届きそうで
また手を伸ばして やめて
明日もう一度 いつかはきっと
あの向こうへと
精一杯息をして
いつの間にか
ぼくらには見えやしない

きのうのバインのライブがとてもよかったのでバインを聴いているんだけど、刺さる歌ばかりだというのを忘れていた。だめだアナザーワールドなんか聴いちゃ。ああ、ほんとうにいいライブだった。いい表情だった。いろんなことあるけど、あったけど、思い出が多すぎて遠ざけた時期もあったけど、やっぱりずっと好きでいてよかった。
こうして久しぶりに言葉を書いてみて、まだわたしのリハビリは終わってないんだなあと実感する。もうずいぶん経った。ずいぶん経ったよ。でも何かをみると何かを思い出してしまう、上書きできる記憶がないから。思いを偽って表面的に明るいテンションでイエーイなんつって馬鹿みたいなことばっかり書くなんてできないし、自分じゃもうだいぶまっすぐ歩いてるつもりなんだけど、たぶん見る人が見れば「千鳥足だいじょうぶ?」って声かけるんだろう。
泣こうと思えば毎日泣ける。逆に、毎日泣かないようにがんばっている。今のわたしは早泣きのプロだ。芦田mana様にだって勝てる自信ある。
がんばろう日本。もう、言い聞かせてるようにしか聞こえないんだ。わたしが必死に言い聞かせていた「がんばろうピヨ丸」となんらニュアンスは変わらない。わかってる、そう言うしかないってこと。そしていまだ不安と悲しみの底にいる人たちにこの言葉は矢にもなりうることだってわかってる。がんばれるかもしれないって思いかけても毎日ぐらぐらと人の気持ちを嘲笑うように地面が揺れる。なんの罰だろう。神様、神様、そう唱えてもなんの意味もないことだけがわかってしまった。
後ろ向きな言葉しかタイプできない自分を再確認するためだけの更新。なんの生産性もないし、ヤマもオチもイミもない。ホモを扱わなくたって801を書けることを証明してしまったよ。
鼻詰まってると頭の中の弁まで詰まってるようでよくないね!とりあえず風邪を治したい。話はそれからだ!