眠すぎてやりきれない

吐き出しChai Maxx第2弾。でも最後にぴよまるこ再就職のお知らせがあります。
あの日からなぜかずーっと眠くて、寝ても寝ても眠気がとれなくて、もちろん夢見もよくなくて、いつも泥の中から這い出るように気合いを入れて起きていた。日常が少しずつ身の回りに戻ってくるにつれ、わたしも楽しいことを見つけて笑ったりしゃべったり美味しいもの食べたり、それなりにいつもの調子を取り戻してきたように思えた。
でも今朝目覚めたらもうその時点で眠気がものすごくて、倦怠感に押しつぶされそうになりながら何度も頭を枕に埋めた。二度寝が気持ちいいとかそういうレベルじゃない。起きあがりたくても起きあがれない、底無し沼に沈んでいくような体の重さに絶望しながら、今日やるはずだったすべての予定をキャンセルした。
先週、もうテレビが見たくなくなってつけてたラジオにサカナクションが出ていて、ちょうど気持ちが落ちこんでいるときに震災が起こって、ほんとうにつらくなったと沈痛な声で一郎が語っていた。
ああ、わたしもそうだよ。かなしみの倍率どーん。さらに平衡感覚が狂って、どっちに走ってったらいいかわかんなくなっちゃった。
いろんなことを考える。先々のことも、楽しみにしていたあれやこれやのことも、以前から悩まされていたこれからの人生についてのことも。わたしのまわりには妊婦さんがたくさんいて、この時期に子を産んで育ててなんてほんとうに大変だと思うけれど、守るべき命ができたら生きることに必死になれるな、うらやましいなと思ってしまう。つらいときにそのつらさを分かち合える、癒しあえる存在がある人をとてもうらやんでしまう。せっかく時間をかけてできたかさぶたを一気にはがされたように、わたしの心はまたやわらかくなってしまった。
それに加えて、いろんな人のいろんな想いが乗っかってくる。今日Mステでジュゴンの見える丘を歌い終えたあっちゃんが号泣している姿を見た。あなたが歌うことで救われる人がたくさんいるのに、彼女は抱え込んでしまう人だから、また自分を無力だと思いこんで責めているのかもしれないと思った。
思いやりを忘れない人間でいたい。だけど、強すぎる感受性がわたしの首をしめていく。身動きがとれなくなった脳がフリーズしたせいで今日こんなにも猛烈な眠気とだるさに襲われたのかもしれないな。今日はなんにも見ないでとにかく寝なよっていうカラダの警告だったのかも。
でもたったひとつ不幸中の幸いというか、こんな時期に仕事が決まったので来週からわたしは社会人として世間に顔向けできる生活をやっとのことで再開する。フリーダムあふれるプー生活に終止符を打つことがとても名残惜しいのだけど、わたしを立て直すにはちょうどいいのかもしれないな。とにかく何にも考えないで新しい環境に飛び込んで、仕事に早く慣れるように一生懸命になって、規則正しい生活を送って、うん、たぶんそれがいい。今のタイミングで仕事が決まってほんとによかった。
自分がちゃんと自分の足で立ててないと、がんばろう日本なんて言えないよね。てめえの世話もできないやつが人に優しさなんてわけてあげらんない。
がんばろうピヨ丸。