ナルコレプシー
今日は起きた瞬間から眠かった。というか、眠りを無理矢理断ち切って起きた。それでも眠気は1ミリたりとも減らなくて、半分眠りながらトーストを食べた。食べ終わって、眠った。ちっとも起きていられなかったから。しばらく寝て、ランチに出かけた。食べている間も眠かった。ブッフェだったから、元を取ろうと眠気を必死に追いやって食べた。食べまくった。帰ってきて、すぐ眠った。何か別のことをしようと思っても、たとえば仕事や本を読もうと思っても、1分もしたらすぐにまぶたが落ちてしまう。だからあきらめて眠った。昼たくさん食べたからお腹も減らず、夕飯も食べずに眠った。20時に起きてテレビを見た。見ている間も眠かった。今、やっと見るべき番組が終わった。まだ眠気は続いている。わたしは病気なんじゃないだろうか。いろんなことが頭の中で踊っている。考えなきゃ、仕事しなきゃ、こんなことしてちゃいけないのに、そう思うとアタマがぼーっとして、気が付くと眠っている。わたしはどうなってしまうのだろう。
わけあってこれを読んでいる。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/09/30
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (330件) を見る
昨日五反田団を観に行って、自分の話をされているような錯覚を覚えた。物語は解決を見ないまま終幕に向かう。わたしは宙ぶらりんになる。突然第2部から読んだねじまき鳥は(昔ハードカバーで買って途中まで読んだが、どこまで読んだか、どんな話だったのか覚えていない)わたしにさらに夢のような感覚を増幅させる。
ああ、でも何かを思おうとすると意識が白濁する。わかりやすいものを見て笑うくらいしか、今わたしにちゃんとできることがない。眠い。おやすみなさい。明日はちゃんと起きていられますように。