BECK
わたしはたけるんがずっと苦手でした。だってこわい。目がこわい。これに似てるから。
- 作者: ねこぢる
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: 単行本
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あと水嶋ヒロさんは惜しいと思った。普通に俳優でやってけばいいのになー。原作を1ページたりとも読んだことがないので、主人公が帰国子女であることも知りませんでした。これって帰国子女前提でキャスティングしたよな絶対!ヒロヒロと忽那汐里ちゃんの英語兄妹喧嘩が見られるのはベックだけ!これ結構引きになると思うんだけどなあ?
というわけで原作をまったく存じ上げないわたくしには、あんまり期待しなかったぶんとても満足度が高い映画でした。以下、たいしたことじゃないけどネタバレになるので隠します。
監督が堤幸彦であることを忘れていたのでした。
コユキの歌声でみんながゴートゥーヘブンしちゃうとこの風景のフラッシュバックとかが、後から思い返してすごく堤テイストだなあと思ったり。他はあんまり癖があるような感じしなかったなあ。ただあれだよ、コユキの歌声が最後までミュートになって聞こえないっつうのは、まあわかるけどちょう舌打ちポイントだよね!最後ぐらいは聴かせてくれんのかと思ったのになあ!リリィシュシュんときみたいに、たとえ吹き替えでもいいから聴かせてほしかった。あんなイメージ映像でお茶濁されちゃさあ!!
桐谷がよかったんです桐谷が。わたし桐谷がすきなもんで、たいへん満足いたしました。あのエピソードの多さといい、裏主人公は千葉だよなあ。主役を食ってる感じがとっても気持ちいい。
蒼くんってかわいいね……!(以上
むかいりは金髪のおかげなのかなんなのか、あんまりボルテージが上がらなかったんだけど、千葉がいじめっこをボコってるときに遠巻きに見ていたむかいりが、うんうん頷きながら両手のひらをくっつけたままパチパチと拍手しているシーンに!ぐわあああああと!わきあがった!!!
むかいり好きの人はこのワンシーンのためにも見るべきです。
まあストーリーはあれ原作どおり?なの?なんかそんなことあるわけねえべやって思うシーンたくさんあったけど、漫画が原作の、まったくのフィクションと思えばなかなか楽しめたよ!
ただひとつ受け入れられなかったのは、ベックファンの女の子のしゃべり方がものすごくぶりっこっつうかねちっこいっつうか、なんでそんな演技指導受けてるの?っていうくらいいらっとする感じだったこと……。あの子が出てくるたびに本気でげんなりした。演出の意図がわからないよ!
ああそうそう、有吉と竹山にびっくりしました。竹山もきっとギター練習したんだろうなあ。芸人さんは何やらせてもうまくこなしますね!さすがだなあ。