ビリーバー

ビリーバー@世田谷パブリックシアター
作:リー・カルチェイム/演出・上演台本:鈴木勝秀
出演:勝村政信 風間俊介 草刈民代 川平慈英

勝村&風間共演とかなんというピヨ得!!!というわけで行ってきました三軒茶屋。地味めな印象のせいか空席多くて残念だったよ。隣のブロックにものすごく高橋カッツミーぽい人が座ってて、案外小柄なんだなーなんてちろちろ見てたんだけど、終演後席を立って正面向いたらまったくの別人だった!ちょっとうきうきした自分がバカみたい><
風間さんてば勝村&草刈夫妻の息子役で、9歳なんです、ええ。そして彼はちょう9歳でした。賢い9歳。いろんな意味ですごいよ!今年27なのに!!パーカー×スタジャン×コンバースという三種の神器に身を包んだ彼はわたしの心をぎゅいんぎゅいんわしづかみ!!風間さんめんこいなあ……ほわあああんって酔いしれてごめんなさい。ちゃんとストーリーも追ってたよ!(当然です
季節はずれのクリスマス付近のお話。天文学者のパパは大人になった今でもサンタクロースの存在を信じて疑わない、科学者とは思えないピュアなハートを持った人。息子はもうサンタの存在を信じてなくて、正面からサンタの存在を声高に主張するパパが恥ずかしくてしょうがない。サンタを信じるのと、神を信じるのとどう違うんだ?サンタに懸ける情熱は妻をも遠ざけ、パパはひとり、深く思い悩む……信じることとはなんだろう?かいつまんで説明するとこんな内容なんだけど、四角いブロックを組み合わせた舞台美術がとってもよかった。スズカツさんの演出はいつも静謐でステキだなあ。
まあ風間さんについてはほんとうにジャニ界いちの演技派!他のトンチキJ舞台を見るにつけ、風間さんてばある意味勝ち組!って思ってんですけど、だからこそもっとえぐい役やってほしいなあと思ってしまう。やっぱりそこはJの限界があるのかな……。来年、新感線のタイソンさん主宰の舞台であっくんとアクション芝居やるみたいなんでちょう楽しみです!!ほんとは新感線本体に出てほしいんだけどねー。カーテンコールで「ありがとうございました」って言いながら手を合わせる風間さんにきゅんきゅんしまくりです。ブイロク坂本と出た「アリバイのない天使」とか、グローブ座の芝居ではダブルピースの風間さんという数少ない愛$的アクションを見られて目がハートになるんだけど、外部舞台ってのもあってさすがにそれは見れんかった。ってわたしは何の話をしてるんでしょうか。「あなたほんとに目の細い人好きね」と母親に言われたぴよまるこです、こんばんは。
勝村勝村勝村!(愛のあふれっぷりを表現)特に言うことはありません。安定しすぎてるので。でも今まで全然感じたことのなかった、第三舞台のときの勝村を思い出す瞬間が何度かありました。台詞回しがデジャブだったんかな。そこにぐっときた。あと、ジェイカビラとふざけすぎです!!!ジェイカビラはひとりで何役もやってて、ほんとにもう芸達者すぎて開いた口がふさがらないんですけども、勝村vs川平で本気で叩いたりふざけ合ったりしてて、ゲラゲラ笑いながらも「おいそれちょっとやりすぎなんじゃないかい?」って思う瞬間もしばしば。勝村本気で「痛い…!」って崩れ落ちてたよ。小競り合うところでヒートアップしすぎて、そのとばっちりを受けて思いっきり殴られる風間さん……それでも「パパやめてよ!」って9歳を貫き通していた風間さんエライ(笑)。いやーしかしジェイカビラはすごい。何度も見てるけどそのたびにすごいと思う。でも器用すぎて逆に損してるような気も……。いつも飛び道具みたいなキャラクターになっていて、うまいのにその奇抜さばかりに目を奪われて、最終的にはそんなに心に残らないというか……。もったいないと思います!!
民代さんのプロポーションがものすごい!!ひとりで姿勢の良さが飛び抜けていて、背中に定規入ってんのかと思うくらいだった。逆にそのよすぎる姿勢がちょっと浮いてる感じ。勝村にも「プロポーション維持してんねー」って言われてたよ!きれいな人でした。ちょっと素っ頓狂なキャラにも挑戦してて、うまいんだけどやっぱり美しさのほうに目を引かれちゃうなあー。息子は父親似なんだね^^
ハートウォーミングっていうにはラストの悲劇が少しスパイシーすぎるんだけど、ていうかお父さんを亡き人にしてしまうのはどうなんかなーと思うんだけど、素直におもしろかったと言えるお芝居でした。客席、関係者らしき人ばっかりでもったいないよー。あと、子どもが2時間ほぼずっと咳してました。病気なんじゃないのか。母ちゃんこんなとこ連れてきて菌まき散らさせないで病院連れてけよ!ってすごく思った。静かなシーンでずっと咳されてるのって、不可抗力とはいえど演者も気持ちいいもんじゃないからなー。
あー風間さんかわいかった!!(結局それ