写真がシールになるやつ

プリクラを撮るのにはまっている。
ぴよまるこの流行はいつも周回遅れで、それこそプリント倶楽部創世記の16分割のものがはやったのだって、1年ぐらい遅れてからだった。今回はもっとひどいな。でも対象のハードルが上がっちゃったんだからしょうがない。自分で字とか絵とか入れられるんだって!全身撮れるんだって!すごくきれいに、別人みたいに写るんだって!……へえ、そうなんだ。なんか、難しそう。全身写るんならポーズもとらないといけないんでしょう。撮られること、自分を演出することに極端に慣れていなかったわたしには、そんなものちっとも魅力に感じられなかった。しかも自分でデザインするなんてめっそうもない、そんなのしなくったって可愛いフレームで撮れるっていうのが魅力だろう。そんなわけだから、とにかくアピールがヘタで受動的なわたしの中でのプリクラは、久しく16分割の時代で止まっていた。
それが、急にブームがやってきた。きっかけはわからない。ただ、友達とノリでプリクラ撮ってみようよーってなって、「なにこれ全然わかんない!!#」って大騒ぎしながらやってみたら、とにかく面白かったのだ。あと、すげえ目がでかくなる。確かに別人みたいな写りになる。
だから、「えープリクラー?」って拒否りそうな友達といるとき以外は、なにかっつうと記念プリ(ギャル的な表現)を撮ることにしたのだ。こないだは言語遊戯王というイベントで初めて若林を目の当たりにした記念に、ものすごいテンションでプリクラを撮った。いろいろこじらせている残念な女子なので、「祝・初若林」「わかばやしLOVE」「若林おめでとー」(そのイベントで優勝したから)「バヤシちゃん」(ノブコブ吉村が若林につけたあだ名)などとアレなフレーズをプリクラに向かない若干達筆な字で書き殴り、大鳥居ポーズなどをふたりでやらかしてみたりしてたいへんな騒ぎになった。おともだちがトゥースをやってわたしが若林のポーズをやったんだけど、おともだち(っていうか春日)のほうに「ドS」、わたし(っていうか若林)のほうに「ドM」ってスタンプを押してしまって後から「あっ逆だった!」って思ったんだけど、よくよく考えてみればこっちが真実なので結局正解だったなと納得してみたり、うん、なんか思いっきり話が脱線したねごめん……。まあとにかくアタマおかしいことを存分にして楽しかったわけです。
そんでもって今日は829で焼肉の日っつうことで、門前仲町に至高の焼肉を食べにいったんですけど、案の定わたしとおともだちの強引な提案で善良な市民を巻き込みつつ肉プリを撮りに行くことに。おともだちはゲーセンの場所までちゃんとリサーチしていたよ!用意周到すぎる!!そんで再びカオスなプリクラタイムが始まったんですけど、とにかく全部に「にく」「NIKUすーき(はあと)」「にく・今を100%生きてゆく!!」「にくずき・トキメキ下さい。」とかってうるさいほどの肉アピールがされていて、なんだかもう1周してこれがオトナの遊び!!とかいうワケわからない感動に打ち震える始末。とにかく定型文が秀逸すぎるので、積極的にこれらを使いこなしていきたいと思うとともに、とりあえずギャル文字が書けるようになりたいです。以前違う友だちと撮ったときに、その子がものすごい達筆で「いいメンズいるかなー?」ってデカデカと書き殴っていて、その異様なまでの迫力に圧倒されたのでそれはそれで面白かったんだけど、やっぱりああいう字って文化に即してるんだなあと変なとこで感心したりして。当面の目標は若林が仲間と撮ったときに使った「絆わ永遠」ってスタンプを押したプリクラを撮ることです。プリクラってたーのすぅいー!!(なにかを履き違えています)(知っています)