新木場18時

今さらながらサカナクション@COASTの話。

わたしのサカナに対する思いはなんか特別で、他のどのバンドとも似ていない。キューンという電子音を聴いたときのボルテージの高まり、レーザー光線の海に恍惚とする感じ、気がついたら1曲の間ずっと跳ねていて、わたしは文字通り大海に放たれたサカナのように音の海で感情を爆発させながら泳ぎ回る。アルクアラウンドのイントロ歌終わりでもう1回イントロが来るところ(伝わりづらい)のカタルシスったらほんとハンパなくて、わたしはアタマん中が1回真っ白になる。見えちゃいけない光が見えちゃうような感じになる。
近頃のわたしは、とにかく音に酔って酔って酔いつぶれて、千鳥足になってもいいから踊り狂いたかった。だからずっとこの日を心待ちにしていた。バインとかピロウズも好きだけど、音で呼び覚まされる記憶や感情がある音楽からは、今ちょっと距離を置きたかった。何も導かない、ただ単に音の粒にのみ感情を喚起される音楽を浴びたかった。でも、「アンダー」からの数曲は赤と青の液体がねばっこく混ざり合うような映像がわたしの傷のじゅくじゅくした部分を刺激して、汗も冷えて、自虐行為のように思い出したくもないことをあえて次々と思い出した。つらかったけど、その後の光が余計まぶしかった。汗だくになって跳ねながら、わたしが帰っていく場所はやっぱり音楽なんだと実感した。だいすきだと声の限りに叫べる音楽と出会えた幸せを噛みしめて、遠く離れてしまったあの人も音楽をきらいになってないといいなと思ったら、少しだけ心がちくりとなった。
あーもっともっとサカナがみたいよう!ぴよまるこの「表参道26時」の好きっぷりったらちょっと異常なくらいだよ!ジャパンフェス、今年からはもう行けないと思ってたら仲間が見つかって土日行けることになったんだけど、なぜにサカナは金曜なんでしょう……。せつなす><

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