橋広公

気分を変えようとデスクトップをチェンジしたら、思いがけずド迫力になってしまった。

突然会いに行きたくなる。炎天下の上野動物園で、微動だにせず佇むハシビロコウ。灼熱のシャボテン公園で、えさをくれる飼育員に深々とお辞儀をするハシビロコウ。わたしの中でハシビロコウの「コウ」は、謙信公とかの「公」と同じ意味を持つ。ハシビロコウを飼育する日本の動物園で、千葉市動物公園だけ行ったことがない。レッサーパンダの風太がいる動物園じゃないか。あんなにもてはやされたのが嘘のように、風太は今でもひっそりと両足で大地を踏みしめているのだろうか。
涼しくなったら動物園に行きたい。冬の曇天の下、哲学的に佇むハシビロコウと魂の会話をしたい。
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