老い<愛?

つらい。
つらいよ、ジュリー。
……いや、SONGSでジュリーが「勝手にしやがれ」歌ってんですけどね。絶世のかっこよさを誇っていた頃を知ってるから、やっぱ今のジュリー見ちゃうとつらいよ。シャツをインするとくびれの見つからないウエストばかりに目がいってしまうよ。歌声はそんなに変わってないと思うんだけど、画面に映る現実が痛いよジュリー。このつらさはただ単に「今のジュリーがキツい」ってことだけじゃなく、もういろんなことを考えてしまうつらさだ。しかしジュリーも還暦、歳月は人を待たず。仕方のないことだよ。でも昔みたいにデコラティブな衣装を着ちゃうとなんというか切なさがつのるんだよ。スカートとかはくのはどうなんだろう。どうなんだろうっていうか、普通にシックな服装でもじゅうぶんロックンロールできるじゃないかと思ってしまう。
わたしがここまで身につまされているのは、5日後に49になるボーカリストを愛しているからです。がんばれ。がんばれてっぺいちゃん!!うちの母親はてっぺいちゃんを見るたび「よかったねえハゲなくて」って言う。うるさいよ!わたしが年を取るということは、好きな人も年を取っていくということだ。当たり前だけど、そういうことだ。SFの世界にならない限り。わたしら凡人はどんな年の取り方しても誰にも迷惑かけないけど*1、夢を売ってれば売ってた人ほどそれは大変なことだろうと思う。いい年の取り方って、ほんとうに難しいことだ。わたしなんかほんと凡人だけど、自分で自分に失望しない程度に老いていきたいと思うよ。自分が見放したら、誰も気にかけてくれる人なんかいなくなっちゃうからさ。やあ、ジュリーはいろんな示唆を与えてくれるよ。SONGS観てよかった。

*1:最低限のマナーとかそういうことは別にして