I am your singer

わたくし、サザンのライブ特番観てダーダー泣いていました。涙雨でしたね。みんなのうたで恒例の放水やっても、あんまり意味がなかったという。でも、くわっちょ、雨が降っててよかったね。最後、絶対泣いてたよ。でも雨だか涙だかわかんないもんね。スタンド席のお客さんがメンバーには内緒で作った「We are SAS family」の文字、圧巻でしたね。あんなことやられたら泣くに決まってるよね。
毛ガニさんは、腰の病気でここ数年ライヴを休んでいるんですって。知らなかった。今日もまたろうさんが叩いてたけど、I AM YOUR SINGERで出てきて、一緒に踊っていたよ。いい年した大人が5人、縦に並んでエグザイルやってたよ。そんなことやられたら、涙が出てしまうよ。解散するわけじゃないのにさ。
こないだのJAPANで読んだんですけど。

「原坊が悪いんですよ。たぶんサザンって。あれがどうしてもねえ、まあ良心みたいなとこあるでしょ?原坊を崩しちゃいけないっていうのあるんですよね。原坊が幸せな顔して、世間に恥ずかしくないように近所づきあいできたり、楽しくピアノが弾けたり、エステ行けたりとか。(中略)なんとなく、やらしてやりたいじゃないけど。やっぱり、原坊がいるってことは大きかったです」

涙が出るよねえ。泣いてばっかりでバカみたいですけど。愛情の深さが、もう。
巨大なモンスターみたいになってしまったサザンという存在を、30年間ここまで引っ張ってきたくわっちょはすごいと思います。わたし、幸いなことにジャパンフェスでサザンを1回、ソロを1回、エイピイでソロを1回、くわっちょのステージを合計3回観てるんですけど、どれも求められている曲を正面からきっちりやり、間違いなく盛り上げるその手腕に心の底から感動したのでした。エイピイでソロなのにいとしのエリー真夏の果実波乗りジョニー希望の轍をやってくれるなんて、もうカラダが震えてとまんないわけですよ!*1簡単なことのようでいて、とても難しいことだと思うんです。大物になればなるほど、なおさらのこと。だからわたしは、30周年記念シングルのタイトルが「I AM YOUR SINGER」って聞いたときに、心がぶるぶる震えたんです。みんなが聞きたいのに、なかなか言えない言葉。でも桑田さんは、サザンは、それを体現して30年間やってきた。すべてがこのタイトルに集約されている気がするんです。
すばらしい音楽の魔法をありがとう。戻ってくるその日まで、置き土産をじっくり楽しみたいと思うよ。魔法のストックは30年分、いくらでもあるからね!

*1:2006年7月17日付けのこばしりより