Rのつくロボットが好き

横文字に弱いわたしが、R2D2C3POの名前を忘れることがなく、どっちがどっちか完全に理解している。これは奇跡に近い。スターウォーズをろくに見たことがないのに、C3とR2の漫才が好きすぎる。特にR2が好きすぎる。出来る子だからだ。
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醤油さしは以前ペンギン型のを買ったら醤油モレモレで痛い目にあったのでキャラクターものに手を出したくないのだが、ペッパーミルならいいかもしれん。買おうか。
ほんとうは1万なんぼするR2ゴミ箱がほしいんだけど、でかいし高いので無理だ。無理だが、昔、わたしはR2のおもちゃを持っていた記憶がある。家族の誰に聞いても「そんなものしらん」と言うんだけど、3歳だか4歳だかのころ、自分と同じくらいの背丈のR2と確かにわたしは遊んでいた。あの曲線のフォルムに抱きついたり、ひとりで話しかけたりしていた。R2はたまに「ピ、ポ」と言った。どこか押すと、そんな音がするのだった。わたしはそれが相づちのように聞こえてうれしくなり、ますますR2とのふたり遊びに没頭していった。
小学校に上がる年に家族で引越をし、以降、記憶からR2の姿は消える。
あんなでかいものが家にあったなら、家族が覚えていないはずはない。だけどそんな事実はないという。なんだったんだ。わたしの記憶が勝手に捏造されたというのか。なぜだ。捏造してしまうほど熱狂的なファンでもないのに。
わたしの記憶の中のR2は、とってもやさしかった。友達みたいだった。R2にはキャスターみたいなのがついていて、わたしは狭い部屋の中をR2を連れて歩いた。たのしかった。振り返ると表情のない顔でR2がこちらを見上げる、その瞬間がしあわせだった。
わたしはどうしてしまったのだろうか。