ブームならず

先日、同僚が「諏訪湖のおみやげ☆」と微笑みながら栗らくがんをくれました。らくがん、それはおみやげでしか食べられないもの。わたしにはそういう認識です。配り終わってもまだ余っていたらしく、それがタイムカードのところに袋ごとおいてあって、ご自由にお食べください状態になっていたのだけど、わたしはそのパッケージをチラ見して……二度見してしまいました。
ご覧ください。

躍動的に自己主張する「栗らくがん」の横に、サブタイトルがついています。

静かなるブームの波紋を拡げる!!

……どんな意図があってこんな文句が。栗らくがんという存在に、「ブーム」も「波紋」も、ましてや「広げる」じゃなくて「拡げる」も、「!!」も、すべてが似つかわしくない。確かにらくがんに栗味というのはそんなにあるものではないけれど、でも「へえー、らくがんにもついに栗味が登場か!」なんてリアクションとるほどのものでもない。もう、全然意味がわからない。
しかも残念なことに、ご自由にお食べくださいコーナーの中でいちばん最後まで売れ残っていたのがこの栗らくがんでした。なんというか、一抹の虚しさだけが残るエントリとなってしまいました。