デリケートに好きしたい

なぜわたしはこんなにも気が多いのか。
たまにかなしくなります。どうしてこんなに好きなものが多く、そしてわたしはそのどれもを我慢できないんだろう。いや、厳密に言うと我慢してるんですよ?新しいお洋服をずいぶんと買わなくなりました。CDもめっきり買う枚数が減りました。芝居もぎりぎりのところまで本数を絞っているつもりです。しかし、それらをあきらめて手に入れるべきもの、その負担があきらめたものよりも大きすぎるのです。単価が高く、物理的に量が多く、そして大変。なぜわたしは大変でめんどくさいものばかり好きになってしまうのでしょう。ていうか、このマニア気質が治ればいいと思うわけです。全部好きでいいじゃない、でも全部中途半端。中途半端で我慢できちゃう。観られるときにテレビを観て、何かリリースがあれば買って、コンサートは1回行ければ御の字。それでいいじゃない。
そんな人になりたかった。
好きなものが多い自分は好きなんです。そこで別に「この節操なし!」と自分を叱咤することもなければ、「好き」という言葉の意味に思いを馳せたりすることもない。ただ、たいへん。さんじゅうねん付き合ってきてもう慣れてるはずなのに、追っかけるのに大変な相手をわざわざ好きになるこたねえだろうとわたしの中のマインドB(声:まつもと先生)が呆れて首をすくめます。なんでしょうねえ…。血、ですかねえ。
よくできてると思います。米米が解散撤廃という名の冬眠状態に入ってからわたしはアイドルさんたちに本気でのめりこみ、夏コンで狂い、ほとぼりが冷めたころに米米のツアーが始まります。ありがとうございます。本当にありがとうございます…(いろんな意味で涙が止まりません