芸の肥やし
昨日は日がな1日、14年間溜めに溜めまくったチケットの半券をノートにひたすら貼っておりました。親に「そんなゴミみたいなもの大事にとっといて」と呆れられましたが、わたしの立派な財産なのでぞんざいにはできません。その割にはいろんなところにしまっていたので全部回収できてないのが悔やまれますが、わたしの軌跡を追うには十分の量であります。つくづく自分大好きっこ。出来たファイルを満足げに眺め回し、思い出や所感を空いたスペースに書き込みます。楽しい。「うひゃ」ってなった半券をいくつかご紹介しましょう。
1993.12.27(月)
ホンジャマカLIVE 93-94 JAPAN TOUR
スペース107 出演:ホンジャマカ/ジュンカッツ
ピヨ丸16歳。岸谷五朗の東京レディオクラブで週1出演していた恵に惚れ、チケットの取り方もろくにわからないまま右往左往して初めて手に入れたお笑いのチケットであります。今は亡きチケぴの店名が悲しい…。確かわたしはこの日、風邪で熱を出しながらも「恵に会いに行くんだ…!」と純情丸出し、這うようにして年末の新宿に向かった記憶があります。ジュンカッツ。いたね。出てたんだね。すっかり忘却の彼方だ。
ミュージカルは親に連れられてそれまでも何回か観たことはあったんだけど、純粋な演劇はこれが初めてであっけなく虜になった。サークルの先輩に誘われて行ったんだけど、この1枚のチケットがわたしの人生を狂わせるとは思ってもみなかったよ!この年からいきなり半券の枚数が増えます。単純。
阿佐スパの前身ですよ。友達の友達が出演していたので観に行ってたんだけど、内容はなんだかわけわからなかったなあ。カーズの看板だった福田くん、何してるんだろう。上手かったのに。ちなみにこの頃から長塚の評判は高くて、いつも劇場は満員でした。
初新感線。その年の8月、野田地図の「キル」で古田にあっけなく惚れてその2ヶ月後の劇団公演をゲット、こういうことにかけては昔からフットワークのいいわたくし。やー、ホントにこのときの捨之介はかっこよかった!ギリギリセーフで間に合ってよかったよ。そして生の迫力に圧倒されてあっけなく新感線の虜に。それにしても5000円というチケットの値段に驚きを隠せません。安かったんだなあ昔は…。ここから絶え間なくわたしは古田を追っかけ続けるのですが、半券が彼の多忙振りを表しています。だって8月「キル」→10月「髑髏城の七人」→12月「愛の乞食」…すげえな。愛の乞食は流山児★事務所だったんだけど、さすがに演劇初心者にこれは難解だった……。
きりがないのでこの辺でやめときます。あと2002年のお笑いライブの半券がエラいことになってて笑った。