討ち入り

髪の毛のうねりがますます大変なことになっています。これはもう、ひとつのムーブメントだ。はなまるカフェで足ツボに悶える藤原くんにモザイクをかけたくなった水曜の朝、おはようございます。返す返すもあの画はヤバかった。あれはまちがいなく「官能」だ。
さて、本日はどうでしょう祭りの先行チケ発日です。実はおとといからドキドキの足音が聞こえていて、昨日の夜相方氏に最後の決断をあおいだ時点でそれは最高潮に達しておりました。電話したらほろ酔い気分で北海道での戦利品を並べ立てていたので、「この電話の意味、わかってるね?」と問いかけたところ、「ん?ぼかぁね、さっきからひしひしと感じているよ」とニセ大泉が答えました。その後もニセ大泉は立て板に水のごとくまくしたて、「それはあれかい?西武ドームとか東京ドームじゃダメなのかい?それだったら3日でも4日でも僕は行こうじゃないか」と理不尽なことを言ったと思えば「先週行って来たばっかりだっていうのに、また10月に札幌くんだりまで行ってられるかってことを言ってるわけじゃないんだよ」と回りくどく弁明、一向に結論が出ないトークショーに業を煮やし、わたしは思わず絞り出すような声で「頼むよ…」と言ってしまいました。「ん?今何か聞こえたけれども、もしかして『頼むよ』って言わなかったかい?」泣きそうな気分でげらげら笑い転げるわたしを後目に彼はふたたび滔々としゃべり出し、いつの間にかニセ大泉とうまいこと言えない藤村という出来そこないの構図が出来上がっておりました。こうしていてもラチが明かないので「わかった、シンプルにいこう。行くのか、行かないのか!」と決断を迫ったところ、「行きたい」と素朴な回答。「行きたい」て……「それは行くと解釈してよろしいな!」と語気荒く問いかけると「それって何時からやるの?」と基本的な質問を。彼はサイトも見ておらずちっとも詳細を知らないのでありました。「見れ!今すぐ見れ!」と彼にサイトを開かせプレゼンを始める勢いで熱い思いをぶつけ続けていたら突然「行こう!」という鶴の一声が。わたしの目には画面いっぱいに筆文字で書かれた「行こう」という文字が見えました。「何を言ってるんだ、僕が行かないわけないじゃないか。札幌で集団行動のところを『申し訳ないが僕は行きたいところがある。時計台にはみんなで行ってくればいいじゃないか』と断って無理無理抜けだし、帰ってきてどこへ行ってきたか言ってもまったくノーリアクションで悲しい思いをした僕がだ、札幌だろうとどこだろうと行くに決まってるじゃあないか」と手のひら返しアタックでわたしの横隔膜を直撃。この人、こんなひとだったかしら。
その後も彼は上機嫌のままitunes1/6の夢旅人を鳴らし、調子っぱずれに歌い出しては「どうでしょうグッズを目の前に広げながら1/6の夢旅人を聴いてどうでしょうの話をしてるっていうこの状態は一体何なんだ」とふと我に返ったので、「バカだってことですよ」とありのままを伝えておきました。あーよかった。断られたら途方に暮れるところだったよ……

って安心してる場合じゃない!勝負はこれからだ!うわあ緊張してきた…!