飽きもせず


…きたないなあ。

どうしてこんなにもきたならしい絵になってしまうんだろうか。
こないだ日曜の話。また作ったった。だって北の大地から10食分のレトルトが届いたから!しかもそれぞれ別のおともだちから何箱かいただいて、食料棚が夢のような光景になったから!

今回は揚げナス入りシーフードフォースープカレーを作ってみたよ。名前が長いよ。

母親は天ぷらが食べたいと言い、父親はわが家の天ぷら師匠であるから、腕を振るってつぎつぎと天ぷらを揚げていた。増え続ける天ぷら。しかし娘は「スープカレーが食べたいの。今度はシーフードにするの」と言い張る。だから天ぷら用に買ってきたエビとイカとホタテを分けてもらって、
しかも父親がナスを揚げるところだったから「そのナスをいくつか素揚げしてくれたまえ」とすかさず注文、揚げナスをゲットする。あと、以前買っておいたインスタントのフォーが食料棚の中に。これをぶち込もうではないか。

食卓を見たら、すでにたくさんの天ぷらたちが。

これだけで十分じゃないかという気持ちがよぎったが、初志貫徹、やってやるんだおみまいしてやるんだとばかりに調理(炒めるだけ)を開始。今回はすべてに十分に火を通し、熱いうちに熱いカレーを注ぐんだ。前回の教訓を生かすんだ。それが人間なんだ。進化する生き物なんだ。

フォーをゆでるのとレトルトを温めるのと、2回お湯を沸騰させるのは面倒なので、ゆで終わったお湯を利用してレトルトを温めることにした。(基本的にレンジで温めたくないわたくし)ゆで加減にナーバスになりながらもフォーを無事どんぶりに移し、レトルトを温め始める。じゃあできるまで具だけ分けておこうかね。シーフードはこんな感じで二等分だろうか。では、フォーを。


……
固まってる。

フォーは米粉でできています。お米は冷えると固まります。それすなわち、ほぐれないということです。

ほぐれろー。ほぐれろー。おりゃー。箸でぶんぶんやりながら、ほぐすというよりむしろちぎる感じで無理矢理二等分に。うえーん。フォーがぼろぼろになっていくよう。きっとスープ的なものをかければまたほぐれるさ。きっとそうさ。泣いてなんかない。

そうこうしてる間にレトルトが温まり、具の上にドボドボと注いでゆきます。しかしこれ、一人前の分量が結構多いので、割と小さめにカットしたシーフードがあっけなくスープの底に…おおい、生きてるかーい。

見た目は非常にアレな感じでございますが、今回は具もスープも申し分のない温かさで大成功!やっぱりシーフードはカレーに合うなあ。あと残念な状態になってしまったフォーですが、見た目さえ気にしなければ非常においしい仕上がりになっておりました。うまい。普通にうまい。そして父親はあいかわらず「スープがうまい!」と大絶賛。だからそれはわたしじゃなくて北のシェフに言ってくださいってば。んもう。確かにうまいけども!

急かされるようにスープをすすり具を喰らい、ご飯をかっこんだために(しかも天ぷらもつまんでいる)あっというまに腹ふくるるわざに。苦しいよう。
でもうまかったからよしとする。次は何の具にしようかなー。うきうき。

そういや今日、サンサンサンデー聴けるか試してみるんだった!と思い出すも時すでに遅し。義経もとうに終わり、シルクロードラクダがぱかぱか歩いておりました。あーあ。久しぶりに在宅サンデーだったのになー。アホなわたくし。