茶の湯でしんみり

野球延長のおかげで肝心の最後を見られなかったタイガー&ドラゴン茶の湯」の回。やさしいきゅ姉さんが録画を貸してくださったおかげで心おきなく鑑賞。途中まで見たやつだけど、腰を落ち着けて最初からもう1度。1度見たものを2度見する行為をいやがるママンも楽しそうに横でずっと見てた。

みんなが絶賛していた意味が、最後まで来てようやくわかった。
泣いた(全米が)

いつも照れとギャグというオブラートに包まれていた宮藤ちゃんの本音が容赦なくビシビシと突き刺さってきて、気がついたら映画みたいに涙がつつーっとひとすじ流れてきやがんの!長瀬のぶっきらぼうなセリフ回しには愛が溢れていて「バカな子ほどかわいい!」と明後日の方向にシャウトする始末。

肩をガッとつかまれて「がんばれよ!」ってガックンガックンされんのは苦手だ。デフォルメした世界を見せられてバカだなあってガハガハ笑ってるうちに、心のどっかがじーんとしびれてくる、そういう魔法を宮藤ちゃんは使う。今回こそDVDは買わないぞ!って固めてた決意が簡単に揺らぐ。

ものをつくるひとだからこそ身に沁みる想い。
言ってほしかったことを虎児が言ってくれた。
ああ、わたし、ずっとそんな気持ちだったような気がする。

おこがましいけど。

それにしても南朋さんはあまりにも宮崎吐夢に似てやしないか。初めて見たときあまりの吐夢キャラに、南朋さんに似てるけどさすがにこれは吐夢さんだろう→でもこんなたくさん映る役(バカっぽい言い方)に吐夢さんてことはないだろう(ひどい)→エンドロールに大森南朋→やっぱり!すげえ!新境地開拓!宮藤ちゃんあいしてる!

これが俗に言う「宮藤ちゃんあいしてるキャスティング」です。