VIVAまっさん

「自分の心に釣り糸を垂れるような作業です、曲作りというのは」

佐野元春のソングライターズという番組で、ゲストのさだまさしが学生との質疑応答で次々と芸術的な回答を繰り出していく。台本なんてもちろんないのに、質問に答えているだけなのに、どうしてこんなに自然と涙が出てきちゃうような言葉を瞬時に操れるのだろう。普段の話し言葉が、もうすでに歌のようなのだ。そう思うと佐野さんだってそう、第1回ゲストの小田和正だってそうだ。人柄が歌にあらわれるのだからそうなってしかるべきなんだけれど、そこまでの域に達しているミュージシャンの言葉をこうやってあらためて聞くと感極まってしまう。ああ、NHKっていい番組つくるよなあ。最近ほんとうに教育テレビがおもしろいです。ラテ欄で「ハモリ倶楽部」って番組名見たとき思わず茶を噴きました。合唱の番組らしいけど、タイトルにとどまらず司会がゴリでゲストがクールポコっていろんな意味でどうかしてる!!学ぶ冒険とかキャッチコピーついてるけど、制作側の冒険度がものすごくて目が離せません。