下荒井兄弟の情熱大陸

O泉さんの実家が初めて電波に乗ったYOOOOO!!(もう電波に乗っていたらすいません)(急に自信なくした)(少なくとも全国ネット初だと思う)
先週下荒井兄弟を観に行ったときに、友達が教えてくれたんだ。「次の情熱大陸大泉さんだってよ!」「うっそだー」「ほんとだって!」「ヒゲのディレクターが作ったドッキリ番組なんじゃないの」違った。おにぎりスタッフが作ってたらしいけど、全然ドッキリじゃなかった。名義はナックス名義での放送だったけど、内容はやっぱり大泉さん密着だった。相変わらず遅筆の大泉さん。書けない大泉さん。顔キタナイよ…。相変わらず私服が変な大泉さん。まさかの正子と恒彦の登場。育て方間違っちゃったってお母ちゃんいつも言ってるよね。ナックスメンバーに「ここまでできてないと思わなかった」と言われる大泉さん。モリにダメ出しする大泉さんに「きみ自分のことを棚に上げとるね…」と笑ってしまうわたしたち。最後のセリフまで流しちゃって、これだいぶ舞台のネタバレだよね…ってすでに観ちゃったから余裕のぴよまるこ。やっぱり大泉さんに書かせたのは事務所の指示だったんだね。うん、そうだと思ってたけど。そうかあ、情熱大陸に大泉さんか。へえ。すごいなあ。なんかニタニタ半笑いしながら観ちゃった。変な言い方だけど、なんか感想が持てなかった。へえーって思ってるうちに終わっちゃったというか。
思えば遠くにきたもんだ。
以下、「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム」@サンシャイン劇場の感想を隠します。しばらく行かないうちに劇場改装されてきれいになってた。おでれえた。
前から2列目でした。なのにサンシャインの異常な遠さをわたしはなめていて、急いで急いで駆け込んで、席に着いたの3分前くらいだったから全然気持ちの準備ができてなくて。その日は氷雨が降る冷たい夜だったのに、汗だくで荷物まとめてたらすぐに客電が落ちた。
大泉さんは、愛されて育ってきたんだなあ。
山田家のときも思ったけど、やっぱり今回もそんな印象だった。どうしても家庭を描きたいんだなあ。幕開いてすぐ安田さん全裸だし、モリと音尾くんの薄毛ネタも音尾くんの魚類ネタもシゲのガンダムネタも全部入ってて、大泉さんは求められているものをきっちり入れ込んでくるなあと感心した。あんなにギリギリまでホンが上がらなかったとは思えないほどの掛け合いの妙と5人の吸引力で、ああこの人たちいろんなものを東京の仕事で吸収してきたんだなあって思った。音尾くんなんてお嬢様とヤクザの2役ってどんだけの振り幅だよ!うっかりシゲの女役にきゅんと来て、しっかりしろ!あの人は戸次さんだぞ!って思い直した。笑えて、泣けて(わたしは泣かなかったけど)(というか大泉さんのホンで泣くもんかという変な負けず嫌いの気持ちがあるんだなあ)(モリのならダーダー泣く)オチの持ってき方はちょっと強引だったけど、5人のおいしいところをたくさん味わえた、いい舞台だったと思います。だけど、何かが足りない。そう思って終演後振り返ってたら、あれがないことに気づいた。
客電落ちていつも言うじゃない、「チームナックス全国公演!」ってやつ。あれがなかった。
もうRがつかなくなったからやめちゃったのかな。なんか、すごくさみしかった。そしてわたし、もちろん大泉さんの作風も好きだけど、やっぱり本公演はモリで観たかったな。不器用だけどものすごい熱さを感じる、時に暑苦しいくらいの舞台を感じたかった。事務所は大泉さんにやらせたかったんだろう、もうRシリーズはマンネリだと感じたのかもしれない。でも今回は大泉でっていう事務所の判断を聞いたとき、モリはどんな気持ちだったかな。それを思うとすごく胸がぎゅーっとなる。番組でもやってたけど、演出の仕方がわからなくてどうしたらいいかなって戸惑う大泉さんに、「それはおまえがやらないと」って言ったモリを見てすごく切なくなったんだ。もちろん大泉さんも「いや、森崎くんが」って思っただろう。ああ、どっちもつらいよね。でもシゲの個人プロジェクトみたいに、ナックス番外編みたいな扱いでもよかったんじゃないか。大人の事情ってほんとうにつらい。そしてやっぱり見終わったあとに、楽しかったけど特に残るものがなかったのが少しさみしかったんだ。「COMPOSER」のときのあのイスから立てなくなるような衝撃、今でも覚えてる。サリエリ先生にバカみたいに泣いたあの夏。ナックスはどんどん変わり続けている、時にむりやり背中を押されて進み続けている。わかってるけどさ。
うだうだ書きましたけど、やっぱ間近で大泉さん見るとウヒャってなるよね。また手ばっかり見ちゃった。そしてやっぱり観劇マナーのなってない人が多いんだな…。芝居中に友達同士で感想言い合うとかって茶の間じゃないんだから。ほんとやめてほしいぜ。
そういえばシゲが勢い余ってドアはずしちゃうハプニングがありました。笑わずにアドリブで繋いだナックスさん大人。そしてエンディングの挨拶では大泉さんが、スプリングハズカムってタイトルにしたのに東京雪って!俺のせいみたいになってるの勘弁してくださいってボヤいてました。東京公演終わったらあったかくなりますよーって。音尾くん、安田さん、シゲはそれをあんまり笑わずにすまして聞いてるんだけど、モリだけがうれしそうに、たまに客席に目をやりながら微笑んで聞いてるんだよね。もうその笑顔がほんとにさー、モリー!!って感じでさー(伝わりにくい)
なんだかんだ好きなので、金曜日にもう1回観に行きます。ちょこちょこ台本手直ししてるっていうから、どんなふうに変わってるか楽しみだなあ。