テラへ

ツタヤが半額やってたのでこれ借りてきた。

ああ、また。またこういうエンディングなのか。温暖化うんぬんのメッセージを込めたいのはわかるけど、観終わった後につらくなるのはこりごりなんだ。もっと純粋に大自然って素晴らしい!と晴れやかな気持ちになりたいのだ。そしてそのあと、この地球を護るためにしなきゃいけないことがあるよなってしみじみと思いたい。粉々になった氷の海を泳ぐシロクマの姿を見せられて、このままいけば2030年にはシロクマは絶滅するなんてはっきりと言われたら、もう胸を痛めることしかできないじゃないか。つらい以外のなにものでもない。これはもっとそういうのを抜きに観られるって漠然と思ってたから借りてきたのに、前観たこれと一緒だった。
ホワイト・プラネット [DVD]

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これもラストシーンがあまりにもつらかった。もう、やめてくれと思った。現実から目を背けちゃいけないってわかってるさ。でもエンターテインメントとして楽しみたかった。そしてこういう映画は誰よりも京都議定書に知らん顔してるメリケンの政治家に観せやがれと思った。いくら個人ががんばったって国のトップが動かなきゃ意味がねえんだよ。
アフリカでライオンが人を襲うようになったらしい。テレビで「うちの息子がライオンに食われちまった」と泣いている村民の姿を見て、怖気がした。なんだそれ。もう手遅れなんじゃないか。なんかもうこんなふうになっちゃった地球に住んでんのがつらすぎて、一瞬目の前が真っ暗になった。動物はちっとも悪くなんかないのに。
つらいってことしか書いてませんけど、映像の迫力はものすごいです。一見以上の価値はあると思います。どうやって撮ってんだほんとに。鳥の求愛シーンがいちばん愉快に観られました。鳥はいいよなー、あんなにモテてさ!でも野生動物に生まれなくてほんとよかったと思った。おいらみたいな根性なしは生まれて3時間で食べられちゃうぜ。