失うものなど何もない

先日、初めて学年誌というものを買いました。
知ってますか。小学三年生とか、小学四年生とか、ターゲットを極端に絞った雑誌です。ハテ、わたしはその時代にこの雑誌を買ったことはあっただろうか。いや、ない。おそらくない。初めて手に取ったのが、31さいの3月です。子どもは、いません。
なんでこんな目に遭う羽目になったのかはまあ察していただくとして、地元の本屋に入ったとき、学年誌の置いてあるラックには正しい年頃の少女が母親と一緒に雑誌を選んでいました。ああ、正しい先客がいる。店内をしばらくぐるぐるして機会を伺うも、2人はその場から離れる気配がない。うう、これでは待ち合わせに遅れてしまう。彼女達がそこから背を向けた隙に、わたしは心の中で「小4のいとこに買ってあげるんだもん!おつかいだもん!」とシャウトしながら雑誌を手に取り、レジに向かおうとしましたが、狭い本屋なのになぜか店員が2人並んでレジをしているではないですか。しかも楽しそうに雑談を…!自意識過剰なわたしはこれでは絶好のカモになってしまうと危惧し、再び他に欲しい本がないか徘徊。しかーし、こういうときに限ってないんですな。もういいや、買おう…と思ってレジを見たら、髪の毛うしろでしばった体格のいいAKIBA系の男性が、ちゃおを買っているー!!!
さらに買いづらくなってしまいました。観念して買ったけどさ。世の中まちがってる。今だけは、世の中のせいにさせてください。
そういえば、小学四年生にあさりちゃんが載っててひどく感動したんだった。絵も話もわたしが幼き日に読んでたのと寸分変わらぬクオリティだったよ。コミックス85巻発売とか書いてたかなあ?すげえなあ!タタミは今回そんなにバイオレンスじゃなかったよ。そしてなんと付録がスティッチのポーチだよ。完成品だよ。全プレじゃないんだよ!今の子どもは甘やかされてるなあー。