夢の競演

a K2C ENTERTAINMENT DVD BOX 米盛III

a K2C ENTERTAINMENT DVD BOX 米盛III

ひさしぶりに米部を開催しました。数日前に到着済みでしたが忙しさにかまけて開封もしていなかったというわたくし、本日おコメダチの家でおいしい夕ご飯をごちそうになりながら鑑賞。コントが全カットされていることに憤りを隠せないのですが、いろいろよみがえってきて楽しい時間をすごしました。
とか冷静に書いてますけど、たたたた、大変です。大ニュースです。
わたくし、DVDにがっつり収録されてしまいました。
アトノマツリはツアー最終日の収録で、すなわち解散撤廃宣言が入っているわけですけども。てっぺいちゃんが「解散撤廃!」って言うちょっと直前に、米タオルで顔を押さえてるおなごの横顔アップが映るんですが、それがどう見てもわたしだ。
自分の顔というのはやはり瞬時に見分けられるようでして、その場ですぐに気づきましたが「ちょっと今のわたしじゃありませんこと!?」と言い出すのが恥ずかしくて、*1見終わってから「もしかしたらわたしかもしれないんですよね…」と伏し目がちに告げ、もう1回再生の運びとなりました。一時停止で確認しました。している指輪も髪型もまったくわたしのソレでございました。引きの画とかではなくほんとうにアップなので、コンマ2秒ぐらいではありますが、わたしのあまりにも申し訳ない横顔があなたの家のテレビ画面を独占してしまうのです。ほんとうにすいません!(土下座)でもほんとうに顔面だけなので、家族ぐらいわたしマニアじゃないとピヨ丸だってわからないと思うけど……。ていうか、撮られてたなんてビタ一文も気づかなかったよ!確かに席はデベソのほぼ横という神席でしたけど、通路側の席ではなかったのでまったくそんなの意識してなかった。そのときご一緒していたおコメダチと「もしかしたら映ってるかもしれないですねー」なんつって笑ってたら、こんな重要な場面でがっつり映り込んでいたなんて…。
まあでもタオルで顔の下半分が隠れてたので、被害はかなり最小に抑えられたと思います。状況を説明しますと、アンコールのMCでてっぺいちゃんが「こんなに集まってくれてありがとう。みんな米米が好きなんだよな?米米が見たかったんだよな?」ってあおるんです。そのくだりにもうわたくし涙が滝の白糸でございまして、鼻と口元をタオルで押さえながら祈るような眼差しで舞台上のてっぺいちゃんを見つめていたんです。そこから解散撤廃宣言が出て、(≧∇≦)てなってる顔がまんまと抜かれました。そのあとも引きで泣き崩れてる客のカットがかなり挿入されるんですけど、いちばん最初の大切な瞬間にわたしのひどい顔面がさらされてしまうなんて、これはある意味ソニーの英断と言えましょう。なんと勇気のある企業だ。
とても不思議な気分で「やだなーエヘヘ」なんて軽い気持ちでいたのですが、さっきお風呂に入りながらこのことをぐるぐると考えていたら、これってもしかしてものすごく大変なことなのかも、と思ったのです。こっから気持ち悪いオトメモード入りますよー、バックボタン連打準備!
まず、わたしの顔が画面を独占しているので、メンバーは確実にわたしの顔を見ることになる。解散撤廃の瞬間にわたしが感動のあまり泣き笑いで(≧∇≦)ってなってる姿を見て*2もしかしたらメンバーも感動してくれてるかもしれない。もちろん、てっぺいちゃんも。
15年以上心の中であたためていたラブレターが、届いたような気がしたんです。
……気持ち悪いこと言ってんのは自分でもわかってますよ。今思ったことを文字にしたら思いのほか衝撃的で、一瞬脳みそが揺れましたもん。実話ですよ。でも、こんなにうれしいことはないって思ってしまったんです。青春を捧げたバンドが奇跡の復活宣言をした瞬間、わたしがそこにいて、喜びを爆発させている。その一瞬が、永遠に残るものとしてパッケージされているなんて。
大げさなことを言えば、わたしが死んでもこれは残るでしょう。わたしが全力で米米を愛した証拠がずっと形として残るんです。メンバーに届くんです。他のシーンではダメだった、このシーンだから意味があるんです。
うん、もうすっきりしました。自慢でもなんでもないです。むしろ恥ずかしさでいっぱいだ。だけどうれしかった、そういう話です。2007年、最後のビッグサプライズがこれだなんて。なんだかんだ言って、米はわたしの特別なんです。

*1:わたしの目は節穴なため、もしかしたら自分の顔すら見誤っている可能性があるので

*2:もちろんわたしだけじゃないけど、わたしもその中に含まれているという意味で