全身全霊目指してくウェイ

今朝、突然思い立って出勤前に原宿に行ってきました。開店直後なら空いてるだろうとタカをくくっていたわたしの目に飛び込んできた列。いつものあの場所にあの列。ああ…と思いながらも最後尾につき、時計とにらめっこしながらチョイス&バイ。わたしの中に住む優柔不断子ちゃんの首を無理やり絞めたおかげで会社にも滑り込みセーフ!黄色い袋をバッグに潜ませたまま、何食わぬ顔して仕事中です。え?何の店?チョコレートの名店とかじゃねえの?(知らん顔
蛇の道に入る前からもつまさん*1の日記が大好きで大好きで。男前には容赦なくむしゃぶりつくその爆裂スタイルと、そんな自分を俯瞰する冷静なツッコミがめちゃくちゃおもしろくて、「やー、蛇にハマると大変やねえ」と他人事のようにゲラゲラ笑ってたっけ……(遠い目)。そんなもつまさんが本を出したらしい、買わなきゃ買わなきゃってずっと思ってたんだけどそのたんびに忘れていたのだった。しかしわたしがこんなんなっちゃったでしょう、「今読まずにいつ読むの!」と先日急に思い出して近所の本屋巡りをしたけど見当たらず、我慢ならずにアマジョンにお願いしちゃった。昨日届いた!半日で読んじゃった!ちょうちょう面白かった!

ジャニヲタ 女のケモノ道

ジャニヲタ 女のケモノ道

もうさ……わたし若葉マークのくせに身に覚えのあること、知ってることの多いこと……。爆笑しながらじっと手を見ちゃうこと十数回。

ジャニーズにハマったり別のタレントくんに降りたりしたその日から、暇を見つけちゃあついつい自分の知らない彼の歴史を振り返る旅に出ちゃうのであります。(中略)まるで何者かに追われるかのごとく、とにかく必死で「自分が知らない時間」を取り戻そうとするんですよね。(中略)過去映像を見ながらひとつひとつに地団駄ですわ。「くっそー、思い出してみたら、この時のMステスペシャルって家にいたしリアルタイムで見てたのにぃ〜!キ〜!」

うっ……(胸を押さえる)只今わたくし、その旅の途中でございます。地団駄の踏みすぎで床が抜けそうです。だれか匠を呼んで〜!

昔から教室で男子同士がアホなこと言いながらキャイキャイやってるのを横目で眺めてるのが大好きだった私。決してそこに加わりたいんじゃないの、見てるだけでエエの。(中略)あの輪がいいの。彼らだけが彼らだけで醸し出してる独特の空気がいいの。それが見たいの。それが幸せなの。

そういうことdeath!!!!!!
思えばラーメンさんもナックスさんもそうです。とにかくそうやってイチャイチャしてるのを見てるのが大好きなのです。撫で肩撫で肩言ってるけど、撫で肩だけじゃつまらんもの。5人の中の撫で肩が好きなんだもの。だから極度に仲の良いあらしたんに傾倒したのも不思議ではナス。だって今はシャクライですらたまに愛しい…*2
すでに入信(それこそ宗教みたいなもんだ)してる人が我が身を振り返って楽しむもよし、どこ吹く風の人が読んでも絶対この頭のおかしい世界に興味がわくこと間違いなし。特に「ジャニーズなんて」って思ってる人にこそ読んでもらいたいかも。ここまで頭おかしくなるなんてバカみたい、でもここまで頭おかしくなれる世界は、たぶんここにしかないと思うから。
この本を読んで、こないだ情熱大陸で撫で肩先生が言ってた「ジャニーズのくせにってバカにしてる人たちに支えられてる気がする」って言葉を不意に思い出した。わたしだって今じゃこんなに我を忘れてるけど、これまで「どうせジャニタレでしょ」って言葉を何度飲み込んだかわからない。でもあのキラキラの世界を観て、わたしは彼らのプロ根性に一瞬でノックアウトされたのだ。これまで米米でエンターテインメントのなんたるかを叩き込まれ、ああやって自分たちで創り上げる完璧なショーにこそその真髄はあるものだと思っていた。どうせジャニなんて若い男の子がカラオケ&口パクで歌うまねして、踊って、ちゃらちゃら手を振るだけでしょ。それだけでしょ。でも全然違った。それだけのことになんと胸躍ることか。それだけのことをするのに、どんだけ努力が必要なのか。四六時中誰かに見られているということが、どれほど大変なことか。
わたしが今高校生だったらきっとこの世界にはハマらない。世の中の酸いも甘いも多少噛み分けて、現実の厳しさを知った今だからこそハマったのだ。ピカピカの笑顔の裏にある悲喜こもごもを思い、わたしも頑張ろうって気になる。笑顔でいなきゃと思うのだ。