ゲキシネ2本

アカドクロとSHIROHを観たんでした。アカは超満員、前から3列目の席しか取れなくて巨顔に至近距離で対面することに。近すぎて正直キツいシーンもありましたが、やっぱり古田の捨之介はたまらんのう…と目を細めること数十回。もうこれでアカを5回以上観てるのにもかかわらず、無界の里で天魔王と蘭丸が狼藉の限りを尽くした後、兵庫が仲間の死を嘆くシーンでまた涙ぐんでしまった。いっつもそうだ。百発百中だ。殺陣とかも非常に臨場感のある、血湧き肉躍るカメラワークになってはいたんだけど、動体視力が追いつかなくてところどころぼーっとしてしまった。しかし突発的ににやにやしたり口の中で台詞をもごもごやったりと幸せなら態度でしめそうよ精神が爆発してしまい、自分の髑髏城好きを改めて思い知らされる形となりました。開映前と終映後の古田の読まされてる感いっぱいのアナウンスも微笑ましくてよろしうございました。

さてSHIROH。すっかり内容を忘れてたので新鮮な気持ちで鑑賞。やー、これホントによくできてるお芝居だと思います。すばらしい。映画だとあのド迫力の舞台美術が堪能しきれない難点があるけど、代わりに役者さんの表情がつぶさに見られて大満足。寿庵*1もリオ*2もお蜜*3も、あんな絶妙なタイミングで涙を流してたなんて全然知らなかった。震えた。すごすぎる。主役二人の圧倒的な存在感はもちろんのこと、じゅんさんとなるしーのからみは面白すぎて大爆笑だし、江守徹はさすがの貫禄だし、無理してでも観に行ってホントよかった。じゅんさんと上川の殺陣は鳥肌もんだったなあ。速いのなんのって!また新感線に出ればいいのにナー。ギャグもいける人なのに!と身悶えしましたとさ。ご一緒した初新感線の友達もいたく感動してくれて、自分のことのようにうれしかったなあ。編集されてちょっとかっこよさげになったカーテンコールの最後、アッキー*4の投げキッスを空中で捕まえて客席に投げるジェスチャーをした上川がちょうカワユスでした。万人にお勧めできるすばらしい作品なので、誰かDVD買ったらわたしに貸してください。副音声が聴きたいので。他力本願でおなじみ、あなたのピヨ丸でした。

*1:高橋由美子。お人形さんみたいなかわゆさと素晴らしい歌唱力。アイドルの時よりも全然魅力的!

*2:大塚ちひろ。聖なるかわゆさと透明度満点の歌唱力。すごい難しい役を見事に演じ切っておりました

*3:秋山菜津子。ちょうかっこいい!朧のツナに通じる裏切り→苦悩のキャラ設定は垂涎モノ。こういう役やらせたら右に出る者はいないと思う

*4:中川晃教。アナウンスで「あなたのアッキーでした」てゆってた。あらためて歌がうますぎ