TEXT初日、感想

書きます。ちょっとだけ。

  • 会場前の入場列、物販の列、なんだこれと思った。ナックスさんか(混乱
  • 花盛り。アップルからはりんごの差し入れを期待していたのに、真紅のバラ尽くしだった。りんごでRahmensって書くくらいの茶目っ気はみせてほしかった。
  • 3階、遠い。手すりが邪魔で舞台が見づらい。でも上からだとばっちり見えてしまう舞台上のバミリ。黒い舞台に白い点々。
  • 出てきた。ワーキャー拍手喝采すごいんだろうと覚悟していたんだけど、そうでもなくて安堵。わたしの周りに限ってかもしれないけど、特にアイタタな客はいなくてよかった。そういう意味では心静かに鑑賞。でも、遠い。顔、あんまり見えない。正面の顔が見たい。
  • テキスト。日本語。言葉遊び。ちょっと油断すると笑いどころを見失う。仕事帰りでぐったりしていたわたしの脳にはちと刺激が強すぎる。集中してないといけない。すごい台詞の量。小林、たびたびワヤになる。仁くんはなんか、余裕?演技の幅が確実に広がってる気がした。
  • 片桐「おまえバカだもんなー」小林「ははははは!」……これだ、と思う。(よろコンブ
  • ちょっとくどいところもある。3段オチでまとめられない、小林の業の深さを思う。
  • 「哲学か!」「ヘリクツが!」アタマお疲れ気味なのでなんども脳内でつっこみ。ぼーっとしながら笑いたかった、とも思う。でもテーマがテーマだけに許されぬであろうことはわかっていた。
  • ぼーっとしながら笑えるのもあった。一人称が「ジョッキー」、カワユスなあ。服もカワユスなあ!似合うスなあ!なぜ今父さんなのか。そしてこの馬にチケット代のほとんどが使われたに違いない。他のどこにお金がかかってるというのだ。これはますます進化、そして暴走していきそうダスね。
  • 「うやうや条例」と「ハリウッド条例」がすき。「ミュージカル条例」はちょっとくどい。
  • ラストのしんみりネタ。冒頭の「活版所で働いてる」というくだりでもしやと思った。そしたら、案の定。「星まつり」という単語に頭を抱えるわたくし。名前がトキワ(常盤=ジョウバン=ジョバンニ)とパネムラ(って聞こえたんだけど、まんまカムパネルラ)だなんてあまりにもそのまますぎる。大先生、ついにわたしの聖域である「銀河鉄道の夜」をモチーフにされました…!牛乳屋、列車、天の川、ほんとうはいない友達。いくら内容を笑いでコーティングしたってダメだよ。なんかくやしくて、やっぱりしんみりして、映画のジョバンニとカムパネルラの顔がちらついて、勝手に目を潤ませてしまった。なんだちくしょう。銀河劇場だから銀河鉄道の夜って安直すぎやしないか!*1*2
  • 並んで頭さげるふたり。すがすがしそうに、ちょっと照れたように。ああ、これが見たかったんだな。
  • しつこくカーテンコール。3度目、小林が馬かぶって登場。拍手がやんで、薄くかかるBGMの中、どっちも口火を切らないのでしばしの沈黙が流れる。アンケートお願いします的なことを短くしゃべって、「ありがとうございました」。顔を見合わせてぴょんぴょん飛びながら帰るふたり。実篤。*3今回は基本的にエンドトークしないのかもしれないね。ちぇ。
  • 来月、2回観てわたしのTEXTは終わる。どんなふうになってるかな。わたしがアンケートで鬼の首を取ったように指摘した部分は変わってるかな。楽しみだ。高いけど*4、チケット取れてよかったなあと心から思う。そしてそう思えたことが、なによりうれしい。

*1:しかしこれ、お友達のところで「銀河劇場だから」という記述を読んで気づいたのだった。あまりにも初期段階のショックが強すぎてまったく思い至らなかった

*2:あと、ラのふたりがジョバンニとカムパネルラを演じることで生じるフジョシ的な気持ちのワルイあれやこれやをいくらでも書けるけど、あえて書きません。オトナだから。

*3:仲良きことは美しき哉

*4:まだゆってる