バイトの品格

今、オフィスキューさんのHP見てのけぞりました。

[大泉洋]
週刊ザテレビジョン 2/7発売号
★表紙掲載

レーモーン!レーモーン!
スターさんしか載れない表紙にあのくるくるパーマがレモン持って載るとね…!(大爆笑
やあ、ついに試される大地のキラ星は本当のお星様になったんだね。ごらん、あれがモジャの星…
んで、ここからは昨日のハケンの話。
本編見ても、あのチッスは突然すぎてポカーンとした。しかもそれを孝太郎が見てるっちゅうね。バスが通り過ぎてガビーンというシチュエーションもベタで笑けたね。
それよりもなによりも、チッスに至るショージくんの勘違いっぷりったら!「オマエ、オレが好き。だから助けた」というカタコト論理があまりにも役者自身をほうふつとさせて大爆笑です。なにこれ、自叙伝?あとくるくるパーマをぐちゃぐちゃってやるところがものすごくデジャヴでのけぞりました。サイコロ投げた後とかによく見るやつ!!!
また安田さんが出てきてびっくりしてしまった。わたしよ、いい加減安田さんに慣れなさい。社食でショージくんと喋るシーンが笑えちゃって笑えちゃって。敬語で言葉を交わす二人に、「もっと喋れ喋れ!」とガキのようにはやしたててしまいました。
それにしてもショージくんの出番が多すぎる。昨日なんて画面に映ってる時間がどの役者より一番長かったんじゃなかろうか。内容そっちのけで「主役?ねえ主役?」って何度もテレビに問いかけてしまいました。なんか顔疲れてんなあ、よく台詞覚えたなあ、そんなことばっかり気になってまったく集中できません。なんだろう、この他人とは思えない感覚。わたしなんて北海道の人でもないのに!おそるべしローカルマジック。
大前さんは男前だね。大前さんのできないことなんてこの世の中にないんじゃなかろうか。とっくりすごい。シノハラさんて役作りのために太った?二重あごだったよね?
マンガチックな展開だけど、観てるうちに職に関する思い出がポロポロ出てくる。ぶっちゃけ自分語りなので畳みます。
結局正社員だった期間はたったの2年間でした。新卒からのたった2年間。「こんな単純作業やるために頑張ったわけじゃない、こんな仕事バイトにでもやらせればいいんだ。わたしにはそんなヒマはない」と癇癪起こして寿と偽ってまで強引に退職するまでの、たった2年間。だからボーナスが給料のンヶ月分てことも知らないし、昇給の喜びも知りません。それから1年以上無為な日々を過ごし、3ヶ月間のハケン生活を経て*1次に雇われた会社はアルバイト契約だった。実際毎日来る予定じゃなかったし、手伝い程度だったからわたしもちょっとした小遣い稼ぎだと捉えていて、仕事の内容も楽しかったしまったく問題はなかった。しかし正社員が辞めてわたしの仕事の負担が大きくなって、当然のように毎日会社でバリバリと働き、部の中でわたしが一番古株になってもアルバイトという待遇は変わらなかった。契約更改の時期に何度も社長に「そろそろ正社員に…」と持ちかけても、「いや、雑誌が続くかわからないからね」とやんわりと断られた。部は少人数で、薄給だった。一人暮らしだったらやっていけなかったと思う。会社の都合で理不尽な思いを何度もして、それでもわたしはその雑誌を愛していたし、何より自分が関わるものとして全力で作っていた。それなのに、突然廃刊を告げられた。「紙媒体をなくし、今後すべてウェブに移行します」と。淡々と告げられてわたしは「はぁ」としか言えず、今後も力になってくれないかと引き止める上司に「無理です」と言い放った。クビってこういうことなんだな、と乾いた気持ちで思うと同時に、悔しくて視界がぼやけた。プライドが音を立てて崩れていくのが手に取るようにわかった。それはもはや、バイトをクビになる感覚ではなかった。
仕事ってなんだろうと思う。正社員って、派遣って、アルバイトってなんだろうと思う。いろんな会社を渡り歩く度、わたしはどんどん混乱していく。そしてこの文章も、結局落としどころが見つからないまま終わるのだ。

*1:派遣ばっかりの部署だったので森ちゃんのような目に遭ったことはありませんでした