神様なんていない

明日があるさ明日がある 若い僕には夢がある
どうして悪いやつばかり長生きするのだろう。気丈に会見に臨む竹山のまるまった肩を見ながら、知らないうちにわたしはくちびるを噛んでいた。なんで。なんで。これからだというときに。なんて神様はひどいことをするんだろう。相方だけじゃなくて彼の活動の意味も何もかも、全部奪ってしまうなんて。
年の瀬になると、訃報が増えてくる気がする。
斬九郎、だいすきだったな。わたしにとってはムーミンよりも斬九郎と、そっとテロリスト*1の印象が強かった。勝手なイメージだけど、病気とか死とかと無縁の人だと思っていた。1年も闘病生活してたなんて。もういないなんて、信じられない。
植木さんはさみしくなるだろうな。天国で仲間と一緒にわいわいやりながら、スーダラ節を歌うんだろう。それもまた楽しそうだ。でも、残された者の痛みばかりが増えていく。
安らかに。