ふえる雑誌ちゃん

雑誌といえないくらい豪華な雑誌が多いですね。もう止めようと思いつつも抗えず、買ってしまうわけです。

早いねえ!もう2号目(表記としてはvol.1ですが)が出たってよ!職場の近くの本屋に行っても見つからず、あきらめて店員に訊こうとした瞬間新刊棚のすみに見つけました。これ文芸誌コーナーに置くよね?なんであんな場所にひっそりと置くのだー!もう売り切れてんのかと思ってヒヤっとしたわよ!ぷりぷり!(おかまちゃん これ、ホントむさぼるように読んでしまうの。特に誰がめちゃんこ好きやねんてわけじゃないんだけど、発想が斬新だよね。自分自身のことなんてネームバリューのある人しか書けないもん。こういうとこでもあすなろ根性が芽生えてしまうわけですよ。いつかこうゆうとこに書けるような人になりたいな。なれないけどな。んで、これとは対照的にあちこちのコーナーに置いてあってめちゃくちゃ目立ってたこの雑誌。と思ったらあまじょんにないよ!リンク先見て!
yom yom(新潮社)
ジャケ買いってこういうこというのよねえ(おかまちゃん でも目次見てやっぱ買わなきゃ!ってなって、サイトに「yom yomの表紙には、新潮文庫でおなじみのYonda?くんが毎号登場します。」って書いてあるの読んで、これ毎号集めて本棚に並べたい!ってなって、早くも創刊号でわたしの将来が約束されました。うれしいけど大変だ!
それからこれ。
ニッポンのマンガ (アエラムック―AERA COMIC)

ニッポンのマンガ (アエラムック―AERA COMIC)

手塚治虫文化賞大賞受賞作家による夢の競演!(あまじょん受け売り)読み応えたっぷりすぎて1100円が安く思えるよ。マンガ読みはぜひ読むべし!浦沢直樹*1高野文子(斬新!しかし彼女らしい)の読み切りもあってお得なだけでなく、長嶋有萩尾望都夏目房之介よしながふみの対談とかとにかく楽しい。いちばん笑ったのはしりあがりさんとサイバラの画力対決…本屋で見かけたら立ち読みでもいいので、サイバラの書いた手塚治虫ジャングル大帝レオを見てあげてください。何度見ても笑うから。97年から01年までの漫画界を振り返るよしながさんと夏目さんの対談で面白かったところがありまして、

よしなが 私は「スラムダンク」の8巻くらいの時の絵が好きなんだなー。ちょっと泥臭い時の絵が好きだったんです。木暮が一番可愛いのは8巻くらいの時(笑)
夏目 ああ、そうなんだ。そうか、キャラクター中心なんだ。
よしなが すみません、ちゃんとした見方じゃないものですから。

そっからちょっとしたやおい論に展開していくわけですが、このくだりを読んで「ああよしながさんはよしながさんのままだ!うれしい!」と思ったのでした。だって彼女は三井木暮(なぜか×を入れないわたくし)やってた人だもんねー。というかいまだに西洋骨董の同人*2とかやってるしね…自分の作品の同人を出すってどういう気分なんだろうって不思議に思うよ。

大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))

大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))

でもこれ読むと「やっぱすげえなあ!」ってなるわけ。同人で成功しても商業誌で失敗する人の方が多いもんなー。

*1:誰に訊いても20世紀少年が完結してるのか知らないので悶々としていたら、プロフィール欄の2006年のところに「20世紀少年一時終了、07年春より最終章再開予定」って書いてあって驚愕した

*2:いつも貸してくれるけむさんありがとう。今年も買いに行くのかい?