クイニーアマンる

お昼を買いに駅前のルパというかわいい名前のパン屋さんに行ったら、クイニーアマンが。この異国の菓子パンについてのひろこさん*1の記述を昨日読んだばかりである。ナイス巡り合い。
ちゃんと「甘塩からい」と説明が書いてあるじゃないか。わたしは塩飴が好きなくらい、あまじょっぱいものがだいすきだ。ひろこさんのアマン論を読んでいなければまず手に取ることもなかったこの珍妙なパンを、躊躇なくレジへ運ぶ。
食べる。
うまい。
しかし言うほどしょっぱくなかった。しかし見た目ほど甘くもなかった。ということは、相殺されて結局あまじょっぱいということなのだろうか。
クイニーアマン。何語だろう。調べろ、とマインドBが突っ込むが、調べないことから始まる世界だってあるだろう。
「クイニー」という言葉には「まいうー」的な響きがある。業界的な響きもある。要するに、「ニクい」ということではないか。
「アマン」は「ラマン」に似ている。ラマンは、愛人だ。ニクい愛人。ニクいけど憎みきれない愛人、手を切ろうにも踏み切れない、なぜなら彼女はちょうどいい塩梅だから。べたべたに甘えてくるときもあれば、わざとつんけんしてみせるときもある。そう、ツンデレというやつだ。
そうか。
クイニーアマンは、ツンデレという意味だったのだ。
ごちそうさまでした。