王子降臨

思えば、初恋の人の名も「斉藤」だった。
約20年の時*1を経て、新たな「斉藤」がぴよまる家にやってきた。そう、昨日鼻息荒く宣伝した「甲子園Heroes」のお話です。
人生是予想外、まさか高校野球のムックを買うことになろうとはお釈迦様でもわかるめえ。しかし インパクトばっちりのステキ斎藤君写真をはじめ、当たり前だがすべて静止画なのに物凄い臨場感が伝わってくるのだ。観てない試合がほとんどなのに、文と写真だけで胸にくる。もちろん記者の腕にも脱帽だが、何よりそれは球児たちの軌跡が鮮烈だからに違いない。10年前、いや15年前にこれを見ていたらわたしは間違いなくスポーツ記者を目指していただろう。そのくらいすばらしい。ああ、試合ももっとちゃんと観ておくんだった。静岡商の2年生エース・大野君の動く姿を観ておくんだった…!その笑顔、犯罪級。それから鹿児島工の「眉毛を剃ったら即退部」という掟に好感を持ちました。お父さんが闘病中の早実船橋君の趣味がドイツ語会話、将来の夢が国際弁護士というところにシビレました。この本、飽きない…!

*1:改めて文字にするとヘコむ…