「プライス・コレクション」見たい!

見たい!見たい見たい見たい!三の丸尚蔵館も通い詰めちょるわたしに今さら何を申すか!「行く/行かない」とかじゃなくて「何回行くべきか」で逡巡してるくらいだもの。てゆうかねえ、こんときほどはてなユーザーでよかったと思ったことはないですよ。見よ!このテンプレのハマリ具合!わたしが必死こいて画像レタッチとかしたそばからこれだ。本家降臨ですもの。これこそがらいよん!虎だけど。
というわけで三の丸尚蔵館*1、無職なのをいいことに通い詰めておるですよ。第一期、そりゃあもう心臓バクバクで館内に入ったさ。最初は違う人の絵を平静を装って観てるわけ。若冲どこだろなーと思って何気なく振り返ったら、
気圧されたね。
あまりの迫力に、わたしはホントに二、三歩後ずさってしまったくらい。

第一期 芍薬群蝶図 梅花群鶴図 老松鸚鵡図 群鶏図
第二期 雪中鴛鴦図 梅花皓月図 棕櫚雄鶏図 桃花小禽図 菊花流水図*2

画集をお持ちの方はおわかりかと思いますが、第一期、とにかくインパクトが尋常じゃないわけ。迫力が違う。わたしはその場から動けなくなって、息をすることすら忘れてしまいそうになった。今まで観てきた別の人の作品が全て色褪せて見えるくらいにそこだけ別世界で、気づいたら感動のあまり涙ぐんでいたよ。ここに住みたいと本気で思った。動植採絵の間・1泊20万とかでも全然構わん。ああ、ホントに宮内庁さまさまだ。日本にあってよかった。プライスさん持ってっちゃってなくてよかった。まさかこの目で拝める日がこようとは。目に焼き付けなきゃと思って粘りに粘り、1時間以上滞在してしまった。あんまり近づきすぎてガラスに鼻ゴツンすること数回……。帰りに図版とポストカードセットを買いました。
そういえば場所柄ガイジンさんが大挙してるんですが、群鶏図の前で唸っていたわたしの耳に「チキン」という単語が……わたしゃ頭から湯気が出るかと思いましたよ。死んでねえだろその鶏は!
とりあえず必見。そしてもう一度声を大にして言おう、「プライス・コレクション」見たい!

*1:http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-06.html 若冲の動植採絵30幅を5期に渡って全て展示という神のような所業が行われている

*2:「おしどり」と「しゅろ」を読めた自分に拍手を送りたい