本を読めこのやろう

昔は本の虫でした。小学生のとき、塾の行き帰りはバスの中でも電車の中でも必ず文庫本を開いている子どもでした。小5の算数の講師に「二宮金次郎」というあだ名をつけられた*1のも今となってはいい思い出です。同じクラスの男子に「ぴよまるったらさっき図書室で電話帳読んでたぜ」と揶揄されたのも今となってはいい思い出です。当時は本気でムカッ腹立ててたけど。ちなみにその彼は恵比寿でおしゃれな居酒屋を経営している立派な仕事人になっています。知らずに店入ったら普通にいてちょうびっくりした。ってそういう話をしたいわけじゃないの。

本を読まなあかんのですよ。通勤時間が極端に短いっていうのもあるんだけどそんなもののせいにはできなくて、ただ単にめんどうがゆえの活字離れがはなはだしい。わたしの場合、本を読まないと頭が腐るですよ。だからとりあえずこれを読んで、自分の指針を作ろうと思った。

文学賞メッタ斬り!

文学賞メッタ斬り!

…うん、極端なチョイスだとは思いますけど。でもあんな御大(テルちゃん)やこんな御大(淳ちゃん)の裏話、賞の傾向、黒歴史、そんなものがドドドと押し寄せてきて痛快でございました。しかしこんなに忌憚なく書いちゃって大丈夫なんかしらね(小心者)。こんな毒舌の人をして「賞に値する」と称される綿矢りさ、やはり読んでみないとならんのでしょうか。あれ?でも「蹴りたい背中」って読んだ気がする。そんで全然印象に残らんなあと思った気がする。違う人だったっけ?ごめーん、その程度だー!
でもこれ読んでも結局、いまいち読みたい本が見つからなかったのでした。ダメじゃーん。オチでーす!オチでーす!(古
ちなみにこの表紙、なんとなく見たことある絵だなあと思ったら天明屋尚だった!ちょっとヤンキーぽいけどちょっとすきなの。久尾の狐とかネオ動植彩絵シリーズとかステキですよ。結局若沖につながるものがすきなわたくし。そういえば河鍋暁斎っていう幕末の画家が最近気になります。蕨にある美術館、行ってみようかな。あれ?最後はカテゴリ違いになってるし。

*1:リュックしょって本読んでたから