おさめる

仕事納めって、大人ワードだね。
連れのそんな発言にさもありなんと頷き、わたしはこれまで何回の仕事納めを経験してきたんだろうと思った。「夏休み」「冬休み」という概念がいつの間にか風化し、1週間休めたら万々歳というこの現状。口ではもっと休ませろと言いながらも、実際終わりの見えない休暇に突入してしまうと不安でたまらなかった1年半の無職時代。金銭面より精神面が壊れかけて、平日に気ままを謳歌できる生活を楽しむ反面眠れば井戸に突き落とされるような夢ばかり見ていた。なんのひっかかりもなく「仕事納め」という言葉を正面切って言える今の自分、おめでとう。明日の仕事がひっきりなしに頭をちらついて、「マニキュア塗んなきゃ」「眉毛抜かなきゃ」なんつってもう今日は全然仕事になんねえ!って内心暴動寸前の自分も愛らしいと思えるじゃないか。失って初めて気づくなんて、そんなの今まで大切にしてなかった証拠だ。こっちは失う前から気づいてるっつーの!来年の年末も「今年の仕事納めはさ〜」なんて話をしてられる自分でいたいんだよ。ああ、この年始はちゃんと初詣に行こう。絵馬も書こう。いきなり信心深くなってきた。来年は厄年だったりすんのかな、天中殺だったりすんのかな。もしそうだったら全部そいつらのせいにできるから、今からちょっくら調べてこよう〜(さっそく志が低い)