ニルスダイエット第2回

やっと先に進んだよ!

ニルスのふしぎな旅第2話「小さくなったニルス」
妖精の魔法で小さくされてしまったニルスは、いじめていた動物たちにここぞとばかりに仕返しを受けます。「何とか言ってよキャロット」と言われ、「もうこのくらいでいいだろう」と動物たちをなだめにかかるキャロットですが、「家で飼われてるお前に何がわかる。俺たちは雨の日も台風の日も外で暮らしてんだ、こうなったらお前も一緒に懲らしめてやる」と理不尽なことを言われ、共に追われる身となってしまいました。
あわてて家の中へ逃げ帰ったふたりは飼い猫に妖精の居場所を聞き出そうとしますが、やっぱり「積年の恨み思い知れ!」とばかりに追いつめられ、這々の体で逃げ込んだ壁の穴はネズミの住処で「出てかねえと噛みつくぞ」と脅しをかけられる始末。前門の猫、後門のネズミ。そこでニルスが「もういじめないよ、反省してます」と平身低頭で許しを乞うと、猫は「あんたにはいじめられたけどあんたの母さんには世話になってるから」と道をあけてくれました。
逃げ出すニルス、牛に妖精の場所を聞こうとするとまたもや「お前がわしらにどんなひどいことをしたか忘れたのかモー」と無理矢理な語尾で頼みを断り、鼻息でニルスを吹き飛ばします。キャロットはいい迷惑、「ニルスの味方は誰もいないね」とシニカルに笑うのでした。

ここで教会からの帰路につくニルスの両親が登場。母親が「私たちがこの土地に来たばかりのころは牛1頭と鶏2羽しかいませんでしたね。でもコウノトリが来てから家畜は増え、いいことばかり起きました…」と意味ありげに過去を振り返ります。

話題の人、つか鳥、コウノトリのエメリックの前にあの妖精が現れ、「あんたがニルスに魔法をかけなすったね」と問いかけます。「あいつは本当になっとらん。あれでも足りないくらいだ。しかも姿を見られたせいでここから出ていかにゃならん」とたいそうご立腹の妖精。「あんたにも落ち度があるんじゃ」と思わずにはいられませんが、とにかく彼はまったく何の解決法も示さぬまま消えてしまいます。

鼻息で飛ばされたニルスは池にぽちゃり。そこにいたモルテンはびっくり仰天、「助けて〜、おぼれる〜」と騒ぐニルスをすくい上げ、手押し車のところへ連れて行き、「俺を乗せて引け」と復讐を実行します。そこにやってきた雁の群れが飛べないモルテンに向かって「一緒に鳥の国・ラップランドに行かないかい」「でも行けないよなあ飛べないんだもの」「飛べねえ鳥は鳥じゃねえ」だのとはやし立てます。プライドだけは人一倍強いモルテンは血管ぶち切れそうな勢いで「何をう!」と必死でばたつきますがやっぱり飛べず。ほったらかしにされたニルスはニルスで雄鶏たちに見つかってダッシュで逃亡。必死に飛ぼうとするモルテン。必死に逃げるニルスとキャロット。その両者が交差した瞬間、飛び立つモルテンの縄につかまったニルスとキャロットは天高く運び去られたのでした。「あれまあ」とばかりに後を追うエメリック。お目付役誕生の瞬間です。

両親が帰宅。動物が騒ぎ立てていることに不審がりながらも家のドアを開けると、そこはひっくり返った家具だけが残された無人の部屋。血相を変えてニルスを捜しますがどこにも見当たりません。しかも「コウノトリが…!」と無人の煙突を指さして叫ぶ母親。トゥービーコンティニュード。

次回、遂にまぬけギツネ・レックスが登場!レックスの声を富山敬さんが当ててたことにもびっくりだ!