暗黒舞踏

なんで朝っぱらからメンヘラっぽいこと書いてんの!と、急に恥ずかしくなったので隠します。
坂の途中で轢かれた鳩の死骸を見た。
鳥なのに、なぜ轢かれてしまったんだろう。ぼーっとしていたのだろうか。「あ」と思った瞬間に、車が突っ込んできたのだろうか。
きっとわたしみたいな鳩なんだろう。
危険を察知した瞬間には時すでに遅しで、いつの間にかケガしている自分に気付くのだ。
死骸は2日経って誰かが処分していた。血が赤黒くべったりと染みついたコンクリートだけが、生々しさを残している。
相変わらず悪夢ばかりを見て、昨日の夜はシリアルキラーとずっと一緒にいた。彼が殺人鬼であることを、その場にいる人の中でわたししか知らないという過酷な状況だった。なかなか目が覚めなくて、異常な心身の疲れにようやく起き上がり、でも起きていられなくて二度寝をした。
そこでも夢を見たけれど、もう覚えていない。
なにが自分の中の影になっているのかわからないから、悪夢を見ない方法もわからない。楽しかったー!ってライブから帰ってきた夜にすら、終始母親と口論して友達と絶交する夢を見ることもあるくらいだから。
幸せかと問われたら幸せだと答えるけれど、それがほんとうなのか自分でもわからない。だから、たぶん幸せだと思うと口を濁す。わたしは幸せだと思うけど、わたしという着ぐるみをかぶっているもうひとりの自分はそう思ってないかもしれない。たとえて言うならわたしはマサルさんに出てくるめそだ。めそほどかわいくはないけどっていうか足元にも及ばないぶさいくさだけど、ジッパー下ろしたら中には漆黒の闇が広がっている。ブラックホールだ。でも最近めっきり少食になってしまってあまりものが食べられない。大食いキャラだったのでアイデンティティの崩壊に直面して戸惑うばかりだ。来週はお肉のおいしいお店にちょっと豪勢なディナーに行くというのに!今からちょっと気が重いぜ……。ああ、また話の着地点を見失ってしまった。