年明けからこのかたずっと芳しくないおなかの調子が今日もイマイチで、ずっとぐるぐるいっていて、カラダが急にがーっと熱くなって、最近引き継いだばかりの仕事の覚えがわたくし本当に悪くてたぶん仕事相手を完璧に腹立たせていて、自分のダメさ加減を牛みたいに反芻していた矢先、その担当者の名前を間違えてメールを送ってしまった。
さんじゅうになってもこれか、と思ったら、わたしもう、さんじゅういちなんだった。
こないだ見た芝居で「この先ちっちゃい不幸が長い間続きますよ」というセリフがあって、それをちらりと思い出したんだけど、自分のダメさは不幸なんかじゃない。ただの、身から出たサビだ。
何年経っても同じことのくり返しだ。友達はスキルアップを目指して勉強したり、新しい技術を身につけようとしている。精一杯背伸びしても、わたしにはそんな風景見えないよ。
帰ってシチューをつくろう。売り切れてたにんじんの代わりに、かぼちゃを入れよう。あったかいもの食べよう。そして好きなひとを見て、ぐっすり眠って、気持ち入れ替えよう。
さんじゅういちになっても、いちいちそうやって自分に諭さないと前を向けないんです。誰かとおしゃべりするより、自分と会話するほうがいまだに楽なひとりっ子。へこむな、ピヨ丸。