暗い話

昨日沖縄から現実へ戻り、本日実家の引っ越しの手伝いのために会社を休んでいます。
25年住んだ愛着のある家がなくなるのはなんだかとてもわたしを情緒不安定にさせて、わたしのものばかり残る部屋の中で「モノ多すぎだよ!」と逆ギレしながらぼろぼろ泣いたりしていました。
子どものころ勢いで「シニタイ」と言ってしまって母親にこっぴどく叱られたことがありましたが、「死に体」ならいいだろうと、「死に鯛」ならいいだろうと、そんなバカなことをぐるぐる考えながら片付けも何もかもほっぽらかして突然床に転がったり膝を抱えたりと、とてもさんじゅうとは思えない幼稚な行動を繰り返していました。
「わたしの心の中にある闇は自分にしかのぞけないんだから自分でなんとかするしかない」というのがわたしのポリシー(長い)ではありますが、井戸をのぞいたときみたいにその闇があまりに深く暗く静かで足がすくみ、こんな井戸埋めちゃえと倉庫からスコップ持ってきて腐葉土を井戸に放りこみかけたことが何度もありますが、その度に煩悩がわたしを救ってくれました。ありがとう煩悩。ひゃくやっつ以上あってよかった。