マツムラ
何の脈絡もなく唐突で申し訳ないが、今急に思い出したので書く。
先週、親が不意にチャンネルを回したら（昭和的表現）どこぞで見たような顔が映っていた。しかしメガネをかけていなかったわたしにはそれが誰なのかわからない。暗い舞台でひとりスポットライトを浴び、延々とひとりしゃべりを続ける男。
松村だ。
声でわかった。バウバウやる松村だ*1。ものすごく痩せていて、人相が変わっていた。*2
しかもこれはなんだ。なぜ今頃松村が１本ネタをやっているのだ。最近あまりにもテレビを見ていないのでわたしが遅れているのかも知れないが、間違って冗談画報の再放送を観ているのかと思うくらいの不思議体験だった。ネタが終わって、照明がつく。あまりにもなじみ深い笑点のセットだった。松村が、笑点で大喜利の前座をやっていた。
途中から、しかもこれは誰なのかと探りつつの鑑賞だったので内容はさっぱり覚えてないのだが、とにかくめちゃくちゃ面白かった。この人の神髄を思い知らされた気がした。ものまねはもちろんのこと展開がとにかく秀逸で、ネタを観ながら興奮でドキドキするというのはあまりにもひさびさの体験だった。しかも松村でそんな感覚に陥るとは。衝撃だった。
今こそメディアは松村を見直すべきだと思う。CSでもいい、ものすごく深い時間に毎週10分とか、松村の話芸を堪能させてくれる番組ができないだろうか。
単独とか、やらないだろうか。
