愛される理由

piyomaruko2006-05-13

昨夜はcurioさん*1のプロフェッショナルな陣頭指揮により、sahyaさん*2のサプライズバースデイパーティを開催いたしました。見よ、普通のカフェの店先に飾られた場違いなほどゴージャスな花束を!通りすがりの人の熱い(不審な?)視線を浴びていて大変おもしろかったです。
会の模様はご本人が徹夜明けとは思えないほどスマートな文章でしたためてらっしゃるので、わたしからはちょっとした裏話をぽつぽつと。
本多劇場大人計画観劇後のsahyaさんをラチ隊(敢えてカタカナで表現)が静かにしかし迅速に襲撃、あれよあれよという間にタクシーに押し込んで「三茶までやっちゃってください」とスマートに指示、店先に乗り付けるという段取りでした。
ラチ隊であるわたし(撮影担当)とcurioさん、とみきちさん*3とで21時10分前に下北へ繰り出し、とりあえず腹ごしらえ。21時20分には劇が終わるというのにがっつりご飯を注文してしまい、後から合流した黒スーツのもっちくん*4に苦笑されます。ラチ=黒服という安易な連想のもと、カフェに集合した4人は葬式帰りみたいになっていてここでひと笑い起きます。場違いすぎる。
ご飯を食べながらはなさん*5たち仙台チームからの連絡を待ちながらそわそわと段取りを相談。太子堂商店街から曲がる角を見過ごさないようにしないとね、と念を押し合います。茶沢通りはすぐにタクシーが捕まらないから、ラチ隊のうちふたりが先にタクシーを捕まえて待機しておきましょう。そうしましょう。
とかなんとか言ってるうちにはなさんから「終わりました」メールが入り、いきなり慌て始める黒服4人。あたふたと代金を払い、本多前まで駆けつけると目の前を通り過ぎていくsahyaさんと仙台チームが……!
なぜか一歩後ずさってしまう女子3人を後目に黒一点もっちくんがさすがのお働き、sahyaさんに足早に近寄り捕獲成功。顔見れば一目瞭然なためsahyaさんに「あっ!あっ!」と笑われながらもとりあえず茶沢通りまでウォーキング。事前打ち合わせで「怒られたらどうしよう」「詰問されたらどうしよう」等々不安要素が浮上しておりましたがそんなこともまったくなく、一を見て十を知ったらしくまったくのノー抵抗。別に腕を掴んで連行することもなくみんなして肩を並べて無言で歩いていたのがちょうオモシロでした。ていうかタクシー捕まえてないじゃん!黒服ダメすぎ!
仙台チームとcurioさんを先にタクシーに乗せてから我々もタクシーに乗り込み、「三茶までお願いします」と言った途端、主賓は事の全容を理解されたようでした。しかもひとこともしゃべらない*6わたしたちに「何も話しちゃいけないってことになってるのね」とプレイの趣旨までもご理解いただき、案の定曲がり角を見過ごしたわたしたちに「差し出がましいようですがここの角じゃないでしょうか」と道まで指摘していただく始末……!
面目ない。
いちばん恐れていた徒歩で会場入り*7が現実のものとなってしまい、もう後手後手もいいとこだったんですが店先の花を見て大爆笑してくださったのでいいと思います。ダメさ加減がコントっぽくてよかったと思います!(自分に甘い)

sahyaさんはこの会の存在をうすうす感づいていらっしゃったようなのですが、ここまで大人の本気を見せたおバカな内容だとは想像もしてなかったようで(当たり前だ)「アタマおかしいよ!」と言いながらも大変喜んでくださいました。よかった。大根足を晒してダンスを踊ったかいもあったというもんです。

そう、メガネ男子による本気の弾き語りが2本続いた後、ひろこさん*8&みなこしさん*9とわたしによるチュークリームチュ*10の舞(「浪漫飛行」と「Shake Hip!」)をご披露したのでした。しかもドンキで買ったヒザ上15センチくらいの揃いのミニチャイナ服で…みなさまに大爆笑していただき大変気持ちよかったのですが、もうすぐ30にもなろうかっていうのにこんなグロテスクなものをお目にかけて申し訳ないという気持ちが30%くらいあります。少な!ムッツリ的な出たがりですみません。
浪漫飛行」はホントは米部主要メンバーであるヒロタシさん*11に歌っていただく予定だったのですがお仕事が押していて間に合わず、ピンチヒッターとして歌って踊れるメガネソムリエ金剛地風味*12に階段の上で横に揺れながら歌唱していただき、こちらも大変見モノでございました。しかし終電ギリギリの時間にヒロタシさんが滑り込みでご登場、もっかい浪漫飛行やるぜ!とリベンジ。新橋のリーマンカラオケ風情が大変楽しうございました。ていうかチャイナ服3人従えて熱唱って、なんだかキャバクラみたい…!(キャッキャ
というかこのシューク企画、本末転倒なことになってるのは重々承知の上です。米ファンでもなんでもないsahyaさんにこんなもの見せてどうしようっていうんだか…そう、これはお誕生日会の名を借りたかくし芸大会だったのです。アハハハハ。でもこの日のためにカラオケの部屋をオールで取ったりレンタルのダンススタジオを予約したりして部活やってたんですわたしたち。楽しかった。こんな機会を与えてくれてありがとうsahyaさん!(あさっての方向)
ちなみにチュークリームチュ、米メンバーに負けないようカラダを絞って続々とレパートリーを増やす予定です。各種パーティ、ご宴会等に出張いたしますのでご要望がございましたら何なりとお申し付け下さい。誠に恐縮ではございますが、曲目は米曲に限定させていただきます。
そうそう、会場にはメガネメイドもいたんですよ。大変可愛らしかった。メガネメイドがふたりでじゃれ合っているところをハンディカムで撮影してしまい、おばちゃんちょっと後ろめたい気分になってしまったよ。ホンモノの迫力ってすごい!若さってすごい!(泣いてなんかない
カフェの2階をちょっとした楽屋的な感じで使用していたのですが、メイド2人+チャイナ3人がそこに集うと一気に風俗店じみた空気がもわっと…そこに黒スーツメガネのキリリとしたcurioさんが書類を手に現れたので、「経営者の登場だ!」とひとしきり大爆笑。
夜も更け終電組が帰ってまったりとした空気が流れる中、どんな話の流れか歌って踊れるヤングメガネソムリエが化粧+メイドコスをさせられるという珍事が。想像以上に似合っていてすっごくおもしろかった!みんなものすごい勢いでフラッシュを炊いていたよ。やー、酒の力ってコワイですね。というか大勢の女子でひとりの男子を槍玉にあげるというこの光景を見ていて、「ああ、サークルみたいだ」と思ったのですよ。昔わたしのいたサークルでは新入生の男子に合宿コンパで女装を施すというイニシエーションがありまして、ひとりだけバカみたいに似合ってしまう広末そっくりの男子がいたんです。やあ、こういうノリがあんまり久々すぎてちょっとウキウキしてしまった。
サークルといえばこの会自体もなんとなくサークルっぽくて、そういう意味でも大変楽しかったです。アレならこの人、コレならこの人が得意なんじゃない?って役割を振っていく、そんでもってみんな大人だからお金かけて全力で遊ぶでしょ。楽しいわけ。
ただ、人を本気にさせるにはやっぱりその中心にいる人に魅力がないとできないことで。sahyaさんにもこの会のプロデューサーのcurioさんにも、確固たる愛される理由があるからこんなに盛り上がったんだと思います。おふたりに出会えてよかった。楽しい会をありがとう、お疲れさまでした!

*1:id:boxcurio

*2:id:oolochi

*3:id:leslie0915

*4:id:skyclaps

*5:id:joy_joy_joy

*6:何もしゃべれない状況がくすぐったくて仕方なかった

*7:曲がり角から店まではちょっと歩くのです

*8:id:hiloco

*9:id:minakoshi3754

*10:シュークのコピーダンスチーム

*11:id:hirotashi

*12:=もっちくん。髪型とメガネのせいで金剛地に似ていた