米との出会い

わたしのことを知る人に出会うたび「おめでとう」と言われます。そのたびにわたしははにかみながら「ありがとう」と答えます。結婚したわけでもアルマーニ!…ほら飛び出ちゃったしょーもないダジャレが。脳細胞が確実に破壊されている証拠です。幸せという名のウイルスにな!(にやにや
明日から1泊で伊東へ春先取り旅行に行くので早く寝ないといけないのですが、やはり「こめ」エントリを上げておかないと気が済まない。というわけで手短にわたしと米の出会いを語ろうと思います。やっぱりスタート地点から始めないといけないわけぇ。ものごとには順序ってものがあるわけぇ。こんなわたしでよかったら、「ご愁傷様」と呟きながら「続きを読む」をクリックしてください。クリックで救える命がある。

米に恋をした決定的瞬間を、わたしは今でもはっきりと覚えています。
おそらくあれは夕食時、食卓でテレビを見ながらご飯を食べていたわたし。番組がCMに切り替わり、画面には爽やかなBGMをバックに砂浜を行進する奇妙な団体の姿がありました。やがて真っ青な海の中からザバーッと出てくる金色の甲冑。これはいったい…とあっけにとられていたら、丸いサングラスをかけたいい男風なボーカルが画面に。
「かっこいい…」
わたしは確かにそう呟いていました。一目惚れです。小学校の頃から歌番組は見ていたし、その団体が米米CLUBであることももちろん知っていたはずなのに*1ここへ来て初めて彼らを認識&一目惚れし、そこから坂道を転がるようにしてあっという間に深みへドボン。
てっぺいちゃんのかっこよさもさることながら、CM自体の出来がとにかくすばらしかった。そのCMとは90年のJAL沖縄キャンペーン、曲はもちろん浪漫飛行。一点の曇りもない青い海と白い砂浜を往く彼らの姿は、まるで天国に向かう楽隊を描いた宗教画みたいに見えたのです。言い過ぎです。わかってます。でももともと一目惚れ体質でないわたしが唯一してしまった、おそらく最初で最後の一目惚れがこれだったというのもまた事実。思い入れが強すぎて日本語がまたまどろっこしくなっています。
当時13歳。古くからのファンからは「浪漫飛行以降のファン」と疎まれる対象になるわけですが、しょうがねえじゃん子どもだったんだから!*2このCMが後にRICISMというヒストリーDVDに収録されたとき、わたしは原点との再会を飛び上がって喜びました。大人になってすっかり沖縄大好き体質になったのも、もしかしたらきっかけはこのCMだったのかも。そう考えるとCMってバカにできないねえ。いやはやなんとも。

*1:だけど不思議と記憶に残っていないのだった…夜ヒットとかめちゃめちゃ奇抜なことやってたのにな…

*2:とはいえわたしも「君がいるだけで」以降のファンを敵対視していた…懺悔