金の玉が五個

Golden Balls Live@アートスフィア、行ってきました。ネタバレありなのであしからず。

なんだ、エレ片売ってねえのかよ!
せっかく人混みをかき分けたのに努力が水の泡、心の中でぶーたれながら物販ブースを離れるわたくし。それにしてもすごい盛況っぷりでしたね。メンコなんてチマったらしいもの作らないで、いっそのことパンフ売っちゃえばいいのに。そしたらさすがのわたしも買うに決まってるのに。
あれ?ニイルセン、画風が著しく仁くんに似てきたね。と思ったら、仁くんが舞台美術やってた。照明で色つけてるのがいいね。そしてこのくらいのでかさの方が彼のダイナミズムが伝わりやすいと思った。これからも舞台美術とかやればいい。
席は6列目、ど真ん中でした。やあ、近いね。ラーメンさん運はいつもかなりいい。そしてアートスフィアでおふたりさん、というとあまりいい思い出がないので微妙な気分になる。
そんなこんなで1時間40分。いろいろ思い出そうとするけど、よく思い出せません。もし終演後マイクを向けられてひとこと、と言われたら、「うーん、イマイチ!(笑顔)」とだけ言っておこう。
そうそう、オープニングの映像かっこよかったね!次々と出てくるクレジットに、心の中で「プロだもの!プロだもの!」といちいちリアクションを取るわたし。ついに音楽がファンタスティックプラスティックデブ*1だよ!やー、スタイリッシュ!

雑感。

  • 小林のヤマアラシカット、プルミエールで見たときよりもかっこよさが下がっていた。
  • 「愚問」、小林の質問だけ台本といつも違うらしく仁くんが「お前だけ違う」としきりに睨んでいた。もえ。
  • ヨガのやつは片桐教習所っぽい。「素顔のままで」はなんかうれしかった。
  • マタギの服装がすげえかっこよくて「プロの仕事はさすがだ」と思った
  • 久ヶ沢ハンターの名前「冴羽」にヒット
  • 「お母さんじゃねえよ」の小林&西田のシーン、暗い中で仁くんがトランプを手品師がよくやるきり方(シュバーってなるやつ)をやろうとしたらトランプがすごい勢いで飛び散り大爆笑。仁くん回収にあたふた。芝居をしてたふたりも苦笑、小林「いろいろ忘れちゃった」、その後も笑いの波がひかずどっちらけな感じで芝居続行。この日、わたしがいちばん笑った瞬間。
  • レストランコントはなんだか味わい深い。特に「シャアザクで使っちゃったから」の部分が。
  • 最後の仁くんお絵かき映像、ちらっと小林が映るとこがニクい。もえ。
  • カーテンコール、ふたりが並ぶとなんかすげえ安心する。
  • 小林「僕たちをスマップにあてはめてみたりしないでください」
  • 小林「あ、トランプ!」片桐「(顔を歪めながら)あーーーー」足元もおぼつかない感じで身をよじる仁くんに何のフォローもなく他4人が「ありがとうございました」をしようとした瞬間、小林が隣に立った仁くんの頭を押さえつけてお辞儀させた。
  • わたしのチケット代の8割は、この瞬間めでたく還元された。来てよかった。
  • カーテンコール、「勘弁してください」とか言いながらそれってそっちの匙加減じゃね?という話。最後ぐだぐだな感じで久ヶ沢さんがいじられて終了。

終演後レストランでMちゃんとご歓談。席に着くなり周囲を見渡してどこにラ帰りの人がいるか確認するわたしたち。他の芝居では絶対やらないのに、いつの間にかしみついてしまった習慣。「仁くんお腹出てたね…!」「ね、びっくりしちゃった。野間口さんが細いから余計ね」「あれを持って全国回るのかー」「わたしさ、ちっとも笑えなくて自分が古い人間になっちゃったのかと心配になったよ」「わたしも!」「感性が古くなっちゃったのかなー」「でもプロデュース公演よりましだったよね」「あはははは!そうね。だいぶね」「女装もべつに笑えなかったしね」「久しぶりじゃない?女装。genico以来?」「あーそうかも。genico見たかったなあ!あの人ってさ、老けたよね、顔が」「うん、老けたねー。まあでもみんな楽しそうだったからよかったね」「そうだねー。もうどういうことやってたかあんまり覚えてないやー」「わたしもー(料理に夢中)」(前:Mちゃん、後:わたし)

野間口さんが言ってた、ふたりが仲良くてうらやましい話。そういうのって集団の中だからこそより引き立つよね、とそんなことばっかり考えていた。三つ子の魂なんとやら、腐りかけの思想はもう一生ついて回るものだと思われます。まあ、いろいろ試行錯誤してみるのはいいんじゃないでしょうか。だって、プロの人集めてやりたいことが思う存分できる境遇にあるんだもの…!ちくしょう、うらやましいぜ。そんでもって「あんなこともやっちゃった!」「こんなこともやっちゃった!」と思わせてくれればいい。それがおもしろそうだったら見に行くし、そそられなかったら見に行かない。それだけのことだ。凱旋公演の頃にはずいぶん内容も変わってるだろうけど、苦手な池袋にわざわざ見に行こうとは思わない。それだけのことだよ。

最近やっとフラットな地平に立って、ストレスなくきゃつらの仕事についてコメントできるようになったよ。あー、すがすがしい。コンビ愛もいいけど、わたしはもっとおもしろいコントが見たいのー!(だだっこ)

*1:知り合いのエイベックスの人がこう呼んでた