バインにまつわるよしなしごと

カテゴリーが音楽でいいのかわからないけれど、ひさびさに穴掘って叫ぶ……というか、ぼそぼそ呟くような内容です。ライブレポですらありません。だらだら長くておまけにセンチメンタル過多だよ!気をつけて!
6月19日日曜日、Zeppダイバーシティ、GRAPEVNEツアー最終日。

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ねえみんなボードゲームやろうよう

突然ボードゲームにハマった。

ボードゲーム
ボードを使って行うゲームがメインではあるが、広義にはテーブルゲームとほぼ同義で、カードゲームなどを含めることもある。(ニコニコ大百科より)

ここを留守にしている間に猫を飼い、レジンを始め、特撮を観るようになったわたしに新しい趣味ができた。ヨガでも貯蓄でもフラワーアレンジメントでもない、カードゲームやボードゲームにだ! 来年よんじゅっさいを迎えるこの期に及んでだ!(よんじゅっさいにふさわしそうな趣味を羅列するのに10分ぐらいかかった)(体が拒否しているのか「むかえる」をなかなか打てず何度も「ミカエル」になった)
きっかけはタモさんだった。
タモリ倶楽部アナログゲームの特集をやっていて、酷似しているみかんの写真を見比べて神経衰弱をする「あるみ缶」や、ピクトを組み合わせてお題に沿った絵を作る「ピクテル」など独自の世界観が炸裂するカードゲームの世界に夫婦で虜になり、次の週末にはさっそくボードゲームの専門店に向かっていた。フットワークの軽さには自信があります現役おたくのぴよまるです!
すごろくやの店員さんはわたしたちのような右も左も分からないゲーム素人にも優しく声をかけてくれ、「と、とりあえず人を集められる自信がないんでふたりでも楽しいゲームを……」という切ない要望に快く応えてくれた。そこでやってみるわけにもいかないので店員さんのプレゼン能力が問われるのだけれど、とてもわかりやすく説明してくれて見事購買意欲を刺激され、うちにやってきたファーストゲームたちがこちら。

ドメモ (Domemo) ボードゲーム

ドメモ (Domemo) ボードゲーム

麻雀将棋好きの夫が「これ欲しい!」とシャウトした一品。場と他人の数字を見比べて自分の持ってる数字を推理するというゲームで、洞察力と推理力と記憶力に乏しいわたしには絶対無理だと思ったんだけど、これがやってみたらちょうたのしい! 自分の数字を当てられたときの爽快感がすごい! ふたりだと結構当たるんだけど、こないだ5人でやってみたらちょう難しくておもしろかった。
ペンギンパーティ (Pingu-Party) 日本語版 カードゲーム

ペンギンパーティ (Pingu-Party) 日本語版 カードゲーム

とにかく絵がかわいい。色を引き継いで手札をピラミッド形に積み上げていくカードゲームで、これも途中で妨害されて出せなくなったり、妨害したつもりが逆に自分の首を絞めることになったりと単純なようで奥が深い!
あとはタモリ倶楽部でも紹介されていたピクテル。3人からなんだけど無理やりふたりでやって、夫に「漫才」ってお題を出したときにさんぱちマイクを見事に表現されて意外な創造力に舌を巻いたりしました。
最初に買ったゲームが面白かったのでどんどん他のゲームが欲しくなり(トランプのようにひとつで何種類の遊び方があるわけじゃないので)、でもそれなりの値段するのでどういうゲームかわからず賭けで買うのも怖いな…と思っていたところ、いました。ボードゲームの師匠が。身近に。
図々しくも夫婦で遊びに行かせてもらい、初対面の夫の紹介もそこそこに用意してくれていたボードゲームの山を次々と遊ばせていただく……という、ある意味ストイックな会をもう3回ぐらい開催していただきました。あっという間に時間が経ってしまい、ひとつにつき1ゲームぐらいしかできないので、とりあえず遊んでみて楽しかったものをお借りし、それでも遊び足りないものに関しては購入するという寸法だよ! 師匠のおかげでボードゲームライフがますます充実し、そもそも身近に詳しい人がいなければ疎遠になっていたかもしれないので、お友達ご夫婦には頭が上がりません!! ランチまで用意していただき恐悦至極に存じます!!(この場を借りて土下座
この会でわたしが大好きになっちゃって、今でも中毒になってるゲームがこちら。
Amigo ニムト

Amigo ニムト

わたしはこのゲームを一生遊び続けると思う、そのくらいニムトがだいすきです。場に出された数より大きい数を出し合って、6枚目になったらその列を全部引き取らなければならず、最終的に手元に残った牛の数が一番少ない人が勝ちという、こんな拙い説明では面白さがちっとも伝わらずにくちびるを噛みしめるばかりのぴよまるです。ほんとに面白いんだって! こんなに愛してるのにわたしこのゲーム弱いんだよね……。でも負けると泣いちゃう系幼児だったわたしが何度負けても遊びたくなるという不思議な魅力をこの牛は持っているのだ!
カタン スタンダード版

カタン スタンダード版

わたしは知らなかったけどボードゲーム業界ではめちゃくちゃ有名な名作ゲーム。資材を集めて道や街を作り、開拓レベルを上げていくんだけど、これも説明だけ聞いてると面白さが伝わらない。実際ボドゲ会で遊ばせてもらって、一度遊んだだけではピンとこなかったんだけど帰りの車の中でじわじわとこみ上げるものがあり、ついこないだ買っちまいました。箱がでかいんだこれが……。そう! どんどんゲームが増えて収納場所に困るっていうのがボードゲームあるあるらしいよ! そんなの知らなくてよかった! 箱のでかさで買うの躊躇するもんな……。

猫も遊びたがる始末。
3人〜4人用なので今のところひとりで2人分プレイするというハイブリッドな遊び方をしているのだけど、それでも面白い。ちょっと時間がかかるのがネックだけど、早く4人で遊びたいです。
机にカードをじかに置いてると取りづらいので100均でフェルト買ってきたり、サイコロを複数振ると飛んでっちゃったりするのでダイストレイを買ったり、そうなるとカード立てもほしいよね、でもいいのがないから自作を……してくれ夫……ということでまたもや100均でカードスタンドを買ってきて、ネットの情報を参考に作ってもらいました。

半分に切って両面テープで貼って、マスキングテープで両面テープのあとを隠しました。かわいい! 早く使いたい!……って、ついには小道具にまで手を出す始末だよ!
ホビージャパン ディクシット 日本語版

ホビージャパン ディクシット 日本語版

これはわりと早めに買っていたんだけど、ふたりで1回遊んだっきりちゃんと遊べていません。やっぱり人数多いほうが楽しいし、夫はあんまりこういう感覚的なゲームが得意じゃないようです。わたしはめちゃくちゃやりたいんだけど、「だれかーだれかー」という声が虚空にこだまするばかり……。ちゃんと遊べてないからわたしもディクシットの醍醐味が説明できない。
2人用のゲームもあるけどやっぱり人数が多いほうが楽しいし、運の要素も強まるので、最近は夫の実家に持ってって義理の両親と義弟を巻き込んでゲームをしています。息子夫婦が突然ゲームやろうって言い出して最初は面食らったろうな……変な嫁ですいません……。
この場合、ゲームに慣れていない老夫婦が含まれるので感覚的に若向きのものや、ルールがわかりづらかったり判定が曖昧だったり大喜利的なもの、付属品が多すぎるゲームは除外するようにしています。ニムトはわかりやすいのでみんな楽しんでくれた!
ザ・ゲーム 完全日本語版

ザ・ゲーム 完全日本語版

全員で協力して数字の順番に札を出していく協力型ゲーム。最初は戸惑いもあったけどすぐに慣れてみんなでわいわい、「置く前に置くよーって言ってよお父さん!」などと子が親を叱責する場面もあり、たいへんに盛り上がりました。わたしはどちらかと言うと諍いを好まないので協力型ゲームはとっても好きなのだ!(ゲーム弱い人理論
正直者なわたしは嘘をつけず、相手の嘘も見破れないピュアな心の持ち主なので、人狼に代表されるような自分の正体を偽って騙し合う正体隠匿系のゲームがたいへんに苦手なんだけど、タイムボムはとっても楽しかった。でも相変わらずうまいやり方がわからずにすぐ正体を見破られてしまう……。実家でやったら老夫婦もよく騙し方がわからなかったようで、お義父さんが突然「全部サクセスだよー」「ボム2個持ってるよー」と狂人のふりをし始めたのでたいへん面白かったです。これはほんとによくできてるゲーム! そしてわたしは自分の純真な魂がにくい!!
年取ってくるとみんなで遊ぶってことがなくなるじゃないですか。前のエントリを見てもらうとわかるように、わたしは特に気心の知れない大人数に対する苦手意識が強かったんだけど、この世界を知ってから人が集まるとゲームしたくてたまらなくなります。そしてゲームって、あっという間に人と打ち解けられる。頭も使うし(ものによっては)子どもからお年寄りまで楽しめるから、世代を超えて楽しい時間を共有することができる。義理の両親なんかほんとに知らない世界だったと思うんだけど、「今度は昼間からやらないとダメねー」なんて言ってとても乗り気の様子なのです。友達の幼稚園児に教えてあげたときもお母さんが知らないような子どもの才能がうっかり開花してとても喜ばれたことがあったし、アナログゲームの可能性に打ち震えるばかりなのですよ。いやー、我ながらいい趣味を見つけたよ! 人間いくつになっても趣味って増えるんだなあってしみじみと思う。でもこれからどんだけゲームが増えるかって思うとそら恐ろしくなるね!
いい加減長すぎるのでそろそろ終わります。即売会大好き素人のわたしは年2回ビッグサイトで開催されるゲームマーケットというアナログゲームの即売会に行って同人ゲームまで買うようになってしまいました。こんなところまで三つ子の魂を発揮しなくてもいいのに……根っからおたく色に染め上げられている自分を再確認して絶望するのですが、要するに今のわたしは面白いボードゲームを探して暇さえあればワールドワイドウェッブを徘徊し、友達をつかまえては「ねえ、ゲームやらない?」と囁くゲームやろうやろうババアという妖怪に成り果ててしまったというお話でした。以後、お見知り置きくださいませ。

みたものきいたもの2015

放置されたまま朽ちていくかと思われていたこばしりが突然の復活! ブログの書き方ももう忘れ去りつつある今日このごろですが、突然時間が空いたので大晦日らしく今年の観に行ったものリストをメモしておきたいと思います。それよりも猫を飼ったとか挙式したとか突然レジン細工にはまったとかボード&カードゲームのとりこになったとか夫が消しゴムはんこに目覚めた(そしておそ松を彫ってくれた)などと言及すべきことはいくらでもあるんですけど、まあそれは気が向いたらおいおい……。気が向くかどうかは神のみぞ知る……神の味噌汁………ほらね! やっぱりもう勘が鈍ってんだよ! 頭なんかいっこも使わずにただのんべんだらりと140字を垂れ流す堕落した生活に慣れきってしまってんだよ! 最近はうまく言葉が見つからなくて140字ですらつぶやけずに終わることもザラにあるからな……こうやって人って退化していくんだな……。
気分が暗くなってしまいましたが本当に浮き沈みの激しい年末でした。おそ松に浮かれていたら年の瀬にショッキングすぎる事件が起きてしまってまだ文字にできないほどのつらさをひきずっているのが正直なところですが、わたし個人に関しては今年も健やかに、猫と夫と一緒に平和な年越しができそうな予感です。こないだの男子ごはんでやってた鳥ごまみぞれ鍋をこれから作るんだい。締めはほんとはそばがよかったんだけどないから稲庭うどんで年越しうどんにするんだい。紅白も、ひさびさに豪華なカウコンも楽しみだな。よろこびとかなしみが幾重にも折り重なって、切なさに胸がきゅっとなります。でも、今年も大きな病気もせず、家族が誰も欠けることなく平和に新年を迎えられることが何よりの幸せだと実感するようになりました。
2011年には年間200本もの何かを観に行っていたわたしですが、今年はなんと79本というありさまです。おととしの暮れには「84本! 少ない!」と嘆いていたのに、さらに減って80本を割ってしまいました。でもこれでいいんです。別に何かを振り切ろうとしているわけじゃないです。ほんとにこれでいいんだと思っています。好きを手放したわけじゃない、新たに何かを創作するよろこび、人と楽しむよろこびを手に入れたことで、今までわたしの世界になかった感覚が生まれました。毎年何が起きるかわからなくて楽しいです。
2016年は「取ったチケットを無駄にしない」「こばしりを3ヶ月に一度は更新する」を目標にして邁進する所存です! みなさまよいお年を。

1/8 PLAYZONE2015さよなら!〜青山劇場 PLAYZONE 30YEARS 1232公演@青山劇場
1/10 BABYMETAL LEGEND“2015”〜新春キツネ祭り〜@さいたまスーパーアリーナ
1/14 なにわ侍団五郎一座@日生劇場
1/17 マームとジプシー「カタチノチガウ」@原宿VACANT
1/22 JOHNNY'S WORLD@帝国劇場
1/30 なにわ侍団五郎一座@日生劇場
2/17 行列の先頭27in座高円寺3days〜1日目@座・高円寺
2/22 ブラッド・ブラザーズ@新橋演舞場
2/25 いやおうなしに@パルコ劇場
3/17 FKD48 9th LIVE-願望-@座・高円寺
3/19 京都発見!クラシック vol.1(タモリ山下洋輔)@京都コンサートホール
3/28 the pillows moondust tour@Zepp東京
4/5 行列の先頭28グランドカーニバルin東京グローブ座〜昼の部@東京グローブ座
4/7 ベターハーフ@本多劇場
4/9 マームとジプシー「ヒダリメノヒダ」@KAAT
4/14 滝沢歌舞伎新橋演舞場
4/16 ベターハーフ@本多劇場
4/19 GRAPEVINE@長野
4/21 広島に原爆を落とす日@サンシャイン劇場
4/25 滝沢歌舞伎新橋演舞場
5/2 ザ・ギース第9回単独ライブ「ロイヤルストレートフラッシュバック」@SPACE雑遊
5/4 ジャニーズWEST パリピポ@横浜アリーナ
5/6 ジャニーズWEST パリピポ@横浜アリーナ
5/11 ユニコーン奥田民生50祭「もみじまんごじゅう」ライブビューイング
5/16 岡村靖幸 This is my life@Zepp東京
5/21 ままごと「わが星」@星のホール
5/24 磁石×三四郎ツーマンライブ@新宿劇場バティオス
5/30 A.B.C.-Z Early Summer Concert@代々木第一体育館
5/31 A.B.C.-Z Early Summer Concert@代々木第一体育館
6/2 ジャニーズWEST パリピポ@福岡サンパレス
6/5 城山羊の会「仲直りするために果物を」@シアターイース
6/13 A.B.C.-Z Early Summer Concert@大阪城ホール
6/22 シティーボーイズ「燃えるゴミ」@東京グローブ座
6/24 不倫探偵〜最期の過ち〜@本多劇場
7/2 ジャージー・ボーイズ@シアターオーブ
7/3 マームとジプシー「cocoon」@シアターイース
7/5 尾関大喜利予備校@ネイキッドロフト
7/13 三井寿ゲーム@ロフトプラスワン
7/18 オジンオズボーン単独ライブ〜エゼンエゼベーン テンデケレエベ〜@新宿角座
7/21 阿弖流爲@新橋演舞場
7/23 ベッド&メイキングス「墓場、女子高生」@シアターイース
7/26 阿弖流爲@新橋演舞場
8/6 壊れた恋の羅針盤博品館劇場
8/7 中島健人ソロコンサート「Love Ken TV」@東京ドームシティホール
8/8 ROCK IN JAPAN FESTIVAL国営ひたち海浜公園
8/17 バ吾A&せきしろ2人会〜バ吾Aの飲!食!見!聞!2〜@ネイキッドロフト
8/23 滝沢歌舞伎 10th Anniversary シンガポール公演@マリーナベイサンズグランドシアター
8/24 滝沢歌舞伎 10th Anniversary シンガポール公演@マリーナベイサンズグランドシアター
8/25 A.B.C-Z Summer Paradise@東京ドームシティホール
8/26 A.B.C-Z Summer Paradise@東京ドームシティホール
8/28 青い種子は太陽の中にある@オーチャードホール
9/2 劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり「五右衛門vs轟天」@ACTシアター
9/4 ドリアン・グレイの肖像@新国立劇場
9/12 GRAPEVINE日比谷野外音楽堂
9/21 スーパーマリオ30周年記念ライブ@東京国際フォーラム
9/27 ダイナマイト関西ルミネtheよしもと
10/1 ヨーロッパ企画「遊星ブンボーグの接近」@本多劇場
10/2 ユニコーンEBI50祭「海老乃大漁祭」@パシフィコ横浜
10/3 ユニコーンEBI50祭「海老乃大漁祭」@パシフィコ横浜
10/6 木ノ下歌舞伎「心中天の網島」@アゴラ劇場
10/7 ABC座@日生劇場
10/8 ABC座@日生劇場
10/12 仮面ライダードライブファイナルステージライブビューイング
10/18 ABC座@日生劇場
10/20 No.9〜不滅の旋律〜@ACTシアター
10/20 ABC座@日生劇場
10/27 ABC座@日生劇場
10/30 新感線MMF豊洲PIT
10/31 V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE1995〜FOREVER-@代々木第一体育館
11/29 REBECCA Yesterday, Today, Maybe Tomorrow@さいたまスーパーアリーナ
12/4 MORSE@東京グローブ座
12/5 ブルーシート@豊島区旧第十中学校
12/10 ナイロン100℃「消失」@本多劇場
12/13 JOHNNY'S WORLD@帝国劇場
12/17 書を捨てよ町へ出よう@シアターイース
12/19 Theater ZOU-NO-HANA 2015@象の鼻テラス

はてなまとめてつめっこだし

おひさしブリーフ!!あまりにもこっちを放置しすぎてブログの書き方を忘れてしまったぴよまるです。いろいろあって明日から猫のいる生活が始まるので(しばらく猫関係しかアップしないか、また更新が滞る…)溜まりに溜まったあれからのつめっこを一挙大放出するよ!もはやこれは更新ではなくてただ画像貼るだけなんだけどね!
ぐりとぐら展に合わせてネイリストさんにムチャぶりしてみたら、



ものの見事に絵本の世界がつめに!宿った!これシールじゃないよ。手描きだよ!!中川せんせいにこの素晴らしさを届けたい…サイン会とかあったら見せられるのに!!泣けるほどの再現度にシャッポをいくら脱いでも足りません。
落とすときにこんなに胸が痛んだつめっこ他にないよ……。


キャラものが続いてたのできれいな色メインで、ということでステンドグラスみたいな透け感のあるネイル。涼しげ〜。でも前がぐりぐらだったせいかちょっと物足りなくてしょんぼりしたりして。
次はすごいの来ますよ。


ゲ・ル・ニ・カ!
すごいでしょこれ。ていうかなんでゲルニカを…?ってみんな思うと思うんですけど、ここのネイリストさんがピカソ好きで、いつかつめにピカソ描きたいんですよって言ってたので、じゃあおいらが実験台になろうじゃないの!お金を払って!と申し出たら、「ピカソの何にします?」「えっと……ゲルニカ?」ゲルニカしかぱっと思い浮かばなくてな……。あとからこれつめに宿らせるのどうなん?とか思ったりしましたが、言わなきゃわかんないので描いてもらいました。言っちゃったけど!こういうのを下書きとかもちろんせず、その場で画像見ながら配置とかぱっと考えてさくさく描いていくんすよ。神業。ネイリストさんも至極ご満悦でこの写真をサロンHPの目立つところに出してたりするので、アテクシのぶっとい指が全世界に発信されて恥ずかしいざんす……。


ヒグチユウコさんのカエルとキノコの絵を模写していだたきました。黒いのはおたまじゃくしですよ。相変わらず線が細い!なんと繊細なタッチ!みんなに「これシール?」って言われるもんね。「違うんです!描いてあるんです!」ってまるでわたしの手柄のように言ってるけど、こんなネイリストさんのいるサロンを発見した自分の嗅覚をほめてやりたいな!案の定人気すぎてなかなか予約とれないけど!!(泣

いいとものない世界


これほど「終」という文字が似合わない番組はありません。はるか遠い未来に来てしまったような錯覚に陥ります。
笑っていいとも!が終わる」という話は、いいともあるあるだと思っていました。わたしの中に住むRGは、この話が浮上するたびにいいともあるあるをウキウキWATCHINGに乗せて歌ってくれました。「♪いいともあるある早く言いたい 終了説すぐ出がち〜」現実にならないから笑える、それも含めて笑っていいとも!だと思っていたのです。
笑っていいとも!という番組を、毎回欠かさず観ていたという人に会ったことはありません。いいともマニア、タモリマニアという人は別にしても、いくらテレビっ子でもいいともをリアルタイムで毎日観ていた人なんかいないし、いたとしてもあんまり友達になりたくありません。
タモさんタモさんとか言っているわたしも、もちろん学校や会社がある日は観られるはずがないし、家にいたとしても正午にフジテレビをつけないこともしばしばでした。お昼を知らせる時報代わりにして、今日はちょっと静かに過ごしたいからとテレビを消すこともありました。
いいともが終わると聞いて、こんなに絶望するとは正直言って思わなかったのです。ひるがえって、真面目にいいともを観ていなかったくせに、こんなにも絶望する自分が恥ずかしくもなりました。でもそれはきっと、日常にいいともが根付いていたからに他なりません。わたしが学校や会社に行っている間も、海外旅行で日本を離れている間も、晴れの日も雨の日も風の日もタモリさんはアルタにいて、日本中にお昼をお知らせしている。観ていなくても、その事実に安心している自分がいたのです。
お昼の最終回で、タモリさんはひさびさにウキウキWATCHINGを歌いながら出てきました。「今日がダメでもいいトモロー きっと明日はいいトモロー」なんて素敵な歌詞なんだと、涙に溺れながらわたしは思いました。タモリさんの作詞ではないけれど、これこそがタモリイズム、ひいてはいいともイズムなのではないかと思ったのです。昔は毎回歌っていて聴いていたはずなのに、大人になってやっと沁みてくるこの歌のすばらしさ。それを味わえるのも長寿番組だからこそです。失う瞬間にその存在の大きさを思い知らされるとは、なんと残酷なことでしょう。
最終回を迎えるにあたり、わたしはてれびのスキマさんの書かれたタモリ学を読んでいました。タモリ考でもタモリ論でもなく、一切の私情を排して純然たる学問としてタモリという人物を深く知ることのできる本書は、近年乱発されているタモリ本の中でも突出したすばらしさで、グランドフィナーレを観ながら、ああ、読んでおいてよかったと何度も思ったのです。

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

タモリさんは、意味を嫌います。ニューミュージックや純文学は意味があふれすぎていて、暗くて重いから嫌い。ハナモゲラ語タモリさんの「意味から解放されたい」という意志から発生した言語でした。
それはいいともにも言えることで、観終わったあと、あんなにもあとに何も残らない番組は他に類を見ないような気がします。
しかしタモさんにそんな意志などなくても、いいともはたくさんの有名人を輩出し、ジャニーズがバラエティーに進出するきっかけを作り、特にSMAPの3人は、最後のスピーチで涙ながらにいいともへの、そしてタモリさんへの恩を語りました。特に感情をあらわにすることの少ない慎吾がこらえきれずに心情を吐露したスピーチは、なんともいえず胸が締めつけられました。頭をぐしゃぐしゃにして言葉に詰まらせる慎吾を見つめるタモリさんの表情は、まるで父のようでした。
あそこまで感動的な話はできないけれど、こうしてわたしたちもさんざん「わたしといいとも」を語りたがり、自分にとってのいいともの意味を示そうとするのです。そんな番組が他にあるでしょうか。
自由をこよなく愛し、興味は持てども何にも執着しないタモリさんが、32年間ほとんど休まずに成し遂げた笑っていいとも!という偉業。タモリさんはその最後のスピーチで淡々と語りました。

生意気なことでやっていたんですけども、その長い間に視聴者の皆さま方がいろんなシチュエーション、いろんな状況、いろんな思いで、ずっと見てきていただいたのが、こっちに伝わりまして、私も変わりまして。何となくタレントとして形をなしたということなんです。

このくだりに、わたしは涙が止まりませんでした。意味のない軽さを愛するタモリさんにもわたしたちそれぞれの思いが伝わったんだと思うと、もう心が震えて仕方がなかったのです。
タモリさんはお昼の通常放送最終回でも夜のグランドフィナーレでも、最後は「また明日も観てくれるかな?」「いいとも!」と番組を締めくくりました。いつもと同じ終わり方にほっとしたと同時に、決してその「明日」は来ないという現実を思い知らされて、さらに切なさが募りました。
一夜明けていいともがない世界に放り出され、わたしは心に空いた穴をどうやってふさげばいいのかわからず、ぼうぜんとしています。タモさん、明日わたしは何を観ればいいの? そこにいいともはいないのに。
しかし、いいともがない日常にすぐ慣れてしまうことも知っています。涙腺がおかしくなるほど泣いても、きっとすぐにけろっとした日常が戻ってくる。少しかなしいけれど、それでいいんだと思っています。ただ、いいともと同じ時代に生きられたことを、ただただ幸せに思うばかりです。
ちなみに3/31のお昼最終回、いいともCUPの最終戦として各曜日のリーダーが出てきて誰がいちばん早く空気入れて風船を割れるかというゲームで、割れたチームから感謝の言葉が垂れ下がって視聴者としては涙ちょろりだったんですけど、「どっちが速かった?」って勝負の行方ばっかり気にしてるタモさんが最後までタモさんらしくてほんとうに微笑ましかったのでした。照れ隠しなのかもしれないけどネ。

あの日のこと

あの日から、3年が経ちました。
もう3年。まだ3年。ふたつの気持ちが、交互に押し寄せてきます。
わたしはあの日、何をしていたのかな。ツイログという便利なツールで、あの日のわたしを振り返ってみました。

【いいとも】しんちゃらが論外出して運び出されてしもたよ「もうアルタにいないとかヤなの!!」
posted at 12:50:34

ああ、覚えてる。オードリーとオリラジがレギュラーの楽しい金曜日で、当時無職だったわたしは家でのんきにいいともを見ていたのだった。ほんとうにのんきだった、2時間前。

実家に帰っててよかった…うちの実家割れもんばっかだから焦ったよ…そしてまるで動じないうちの犬
posted at 15:01:37

まだただの大きな地震だと思ってた時間。母親が集めた食器であふれかえる家の、いったいどれを押さえればいいかわからずに戸惑っていた記憶があります。そしてあんなにガタガタ揺れてたのに2匹ともまったく顔も上げずに寝てた犬のびっくりエピソードを思い出します。

まだ揺れてるけど締切は締切…仕事しなくちゃ…
posted at 17:42:26

この時間はもちろん、あの惨状をわたしは目にしているはずです。しかし、何もつぶやけなかった。ただ目の前の仕事をこなすことで、なんとか平静を保とうとしていたような気がします。

あのトラックの荷台にいた人は助かったんだろうか。ヘッドライトつけて動こうとしてた車はどうなったんだろうか。胸が張り裂けそうになる…
posted at 23:47:12

繰り返される凄惨な光景に、わたしは言葉を選んで選んで選んで、この日はこれだけつぶやくのが精一杯でした。
そして翌日。

スーパーが軽くパニック。お惣菜はすっからかん、レジ待ちの列が果てしなく長い…
posted at 11:39:05

ジャニヲタどもよ、今こそあまたあるペンラをともして節電に協力しようではないか!これから家帰ってありったけのペンラ取ってくる!
posted at 14:05:42

家はわたしが節電を促したため薄暗く、テレビでは同じ光景が繰り返される中、なんとか前向きな気持ちになろうと絞り出したツイートでした。今思うと、少し痛々しい気がします。

わたしの元彼も東電職員だった。なんか泣けてくる。がんばれ。
posted at 17:27:59

11年付き合って2009年の暮れに別れ、それから1度も連絡を取っていない彼のことを、今でも折にふれて思い出します。彼は、エリート街道を約束された東電の社員でした。まさかこんなことが起こるとは、あの頃微塵も思っていなかった。とにかく真面目で優しくて、抱え込みがちだった彼は、あの日を境に心の病になってしまってはいないだろうか、今はどこでどんな毎日を送っているのだろうと、胸がひどくざわつくのです。
彼とは婚約をしていて、2010年の4月に挙式する予定でした。突然わたしがおかしくなり、一方的に別れを切り出して突き放してしまったのだけど、結婚していたらどうなっていただろうとたまに考えます。あれから東電職員であるというだけで社員とその家族が受けた世間の風当たりの強さを思うと、当事者の方にはとても申し訳ないことなのだけれど、心に鳥肌が立つ思いがするのです。
わたしにはそんな権利はないかもしれないけれど、ただただ、元気でいてほしいと願うばかりです。
そしてあの日から数日、どの避難所で何が必要なのかというまとめサイトとにらめっこしながら、母は二槽式洗濯機を、わたしはお茶のペットボトルをカートンで避難所に送りました。とにかくいてもたってもいられず、被災地のために少しでも自分が何かしたという実感を手に入れたかったのです。偽善的なエゴでも、やらないよりはましだと思ったのです。
それからしばらく経って、わたしの携帯に知らない番号から電話がかかってきました。見慣れない市外局番だったので首をひねっていたらうっかり出そびれてしまい、コールが鳴り止んだ頃、ふと心当たりを思い出し、あわててかけ直しました。
やはり、わたしがお茶を送った避難所からでした。
「このたびはお茶をお送りいただき、ありがとうございました」訛り混じりの、朴訥とした口調の男性でした。別に何箱も送ったわけじゃない、ほんの気持ちばかりの数だったのに、こんな大変なときにわざわざこうしてお礼の電話をかけているのかと思うと、涙がこみ上げてきて何を言えばいいのかわからなくなりました。「いえ、あの、」がんばってくださいと思わず続けようとして口ごもり、「少ないですが、みなさんで飲んでください」としか言うことができませんでした。
電話を切ったあと、何を思えばいいのかわからなくなり、しばらく呆然としていました。
3年経った今でも、痛みは少しも消えません。「この日」になってようやくその現実と向き合おうとする自分への嫌悪感と、彼の地と切り離された日常に住む罪悪感は、変わらずに心の底にずっと澱のように溜まっています。しかし当事者でないわたしは、せめてその澱を抱えることであの日を忘れずにいなければいけないのだと思うのです。
1年後よりも2年後よりも、3年という月日はなぜだか余計にずしりとのしかかってくる気がしませんか。不思議だな。